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2017-02-09 09:58:00
2月9日・木曜日。札幌は朝から快晴、無風。昨日当地区は、除雪車と排雪トラックがたくさん出動し、路端の雪山を運び去った。そのあくる日が今日。周囲に目立っていた雪山が揃って削り取られており、視界が開けたのでほんとうにせいせいする。★札幌市内と札幌近郷では、雪祭りの後2週間程度が「地域排雪日」である。この様子は札幌の冬の歳時記といってもいい。春を直接手元に呼び込むような行事だ。★天気予報では、11日と12日に「ときどき降雪」が予想されているが、ここ一週間ほど好天が続くという天気予報。★他方本州は今週末にかけて各地で雪が予想されている。★いったい最近の気候はどうなったのだろぅ。昔からこういう具合だったのだろうか。私には「異常」に思われるが。★札幌にしても12月に二度の大雪があったのは、札幌としては「異常」であった。札幌は例年、冬季、12月末に一度排雪、1月と2月に八回排雪、3月初めに一度排雪、都合10回排雪、と見ていたのだから。そのため今冬は12月二度の大雪でてんてこまいした。その後は「大雪」といえるほどの雪は一度も降っていない。
2017-02-08 11:09:00
北海道の鉄道網についての、北海道庁の方向が、2月7日に報告書が提出され、2月8日の北海道新聞に特集されている「北海道鉄道ネットワーキングチーム」の結論によって非常にはっきりとした。この報告書が北海道庁の今後の態度を推し量る有力な材料となることは間違いあるまい。★従来JR北海道が、北海道の鉄道網の約半分について、「廃線も含む重大な見直しかたの対応」を道内各地域の市町村に迫っていた。市町村は、とつぜん現在の路線の改廃の是非など問われても、対応に苦しむ。北海道としてどう考えるか、日本としてどう考えるか、がまず必要ではないか、と思ったことであろう。★この報告書によって北海道の立場がたいへんはっきりした。★報告書の詳しい内容が2月8日の道新に載っているので、道民はぜひ読んで考えてみようではないか。★私はこの欄を使って、過去に何度も北海道の鉄道網について文章を書いてきた。どうだろう、北海道の人でブログやホームページを公にしている人は、そのブログの話題の一つとして、北海道の鉄道網の存続についての、それなりの文章を書いたり、相互に意見を交わしたりしたらどうだろうか。★そのさいに、この北海道の報告書は、話し合いの出発点になると思う。
2017-02-08 10:58:00
私の肩と首筋は、昨年の12月から痛み始め、1月中も痛く、2月に入ってからいくらかよくなりました。 たぶん在宅中は意識して患部を暖かくするようにしているのと、例の肩凝りスクラッチを励行しているせいでしょう。 それにしても12月-1月-2月と、札幌の冬空のもと、連日除雪作業に携わっていました。 2月に入ったところで、札幌の雪対策は小康を得ております。 「曇りときどき晴、折々降雪」という得体のしれない天気予報が連日出ていました。 どのような場合でも当てはまるという、魔法のような「冬の札幌の天気予報」です。 ただ、寒気が厳しいかどうか、強い風が吹くかどうか、それだけが「要注意点」でした。 何とか2月中頃まで、大雪のない状態で過ごせそうです。 そうすればあとは春先までほんの数週間ですね。
2017-01-30 19:57:00
前回に引き続いて、今上天皇が努力してこられた「象徴天皇制の内実」を語り続けたい。今上天皇の努力を通して「国民の天皇」という共感が国民に育ってきたと思う。この「国民の天皇」という国民の思いは、当然のことながら、今上天皇一身でのみ醸成されるというものではない。皇后や御子も、つまり「皇室というご一家」が今上天皇を補佐しての努力も加わっている。国民感情は今上天皇というときに、皇室ご一家をおのずと想定しているのだ。ちょうど国民個々の自然の生活感情が「夫婦、子供」という自分たちの一家を自然の基礎にしているように。皇位継承というのは、現日本国憲法の下では、皇室ご一家が次の世代の皇室ご一家に継承されることを自然の想定にしていると思うが、いかに。つまり現皇太子が即位したときに新天皇のご一家が新しい世代の天皇ご一家ということになるとおもうが、いかに。★「男系長子相続」というのは、皇室の安定的存続のためにはたいへん非現代的な制度ですよ。これは、ひとりの帝王が次のひとりの帝王に継承されるという「在位問題」のみを課題にし、必ずや妻妾制度という、現在の国民感情がとうてい受け入れがたいものを暗黙に想定することになりませんか。★実際現皇室の努力は、天皇制は「ひとりがひとりに継承される」だけの話ではないことを自然のうちにしめしているのではありませんか。★ひとつ伺いましょう。現在の皇室典範は、妻妾制度を、きっぱりと否定していますか。
2017-01-28 23:24:00
今上天皇退位問題について、自民党現内閣は、国会の場での討論を開始することにしたようだ。しかし国会での討論に先立って、自民党現内閣は、ある一定の傾向の発議を事実上すでに行っているように思われる。国会での討論というのも、結局は現政府の「国会多数」を恃んで、政府が事実上行っているある一定の傾向の発議に少数を従える儀式のように思えてならない。★天皇制は平和主義と並んで、日本国憲法を支える二つの柱である。この天皇制にかかわる議論は、日本国憲法の性質を豊かにすべき重大なものである。★一体に天皇のありようは、在位でのみ問題になることなのか、それとも今上天皇がこれまで努力してこられた「象徴性の内実」について深く顧慮すべきことなのか。(政府はこの後者の議論を「機能」論だ、という言葉面だけに矮小化しようとしている。)「天皇は日本国の象徴である」という「象徴性」は、日本国憲法が最初にうたった時には、確かに内実がはっきりしない・いたって抽象的なものであった。実際に昭和天皇にあっては、戦中・戦前の「現人神あらひとがみ」という規定されていた存在を昭和天皇一身では「神にてはあらず。人間天皇」という提言に切り替えていったのだから、とても「象徴性の具体的現実的国民的前進」とはなり得ない面があった。それが今上天皇の努力によって、今では天皇制の存続が国民の非常な好意と支持によってささえられるような認識を国民の側に生むに至っていると思う。★数十か月も先に今上天皇の退位と現皇太子の即位を想定する(それだけではなく、秋篠宮を皇太子格として扱うという措置すら予定しているようだが)、それだけ年数を想定しているのなら、なぜ今、皇室典範の改正を議論できないのか。「象徴性」の内実が今上天皇の努力で国民的により明瞭になったことを認めるのなら、そのような皇室の存続の安定をはかるために女性天皇による皇位継承を議論する好機だと思うが、いかに。(いま間違っても壬申の乱の再現は困りますよ。)