インフォメーション

2017-07-31 21:25:00
日本ハムは今晩のソフトバンク戦、東京ドームを3連敗目で終えた。★今晩は日本ハムについて二つの記者会見があった。ひとつは、2018年に東京オリンピックで「種目」に採用される野球で、オールジャパンの監督に元日本ハムの稲葉さんを任命するという正式ニュース。もうひとつは、昨年の日本ハムを全国優勝に導いた有力な支え手、中継ぎ投手谷元氏が中日に移るという意外なニュース。★今日の日本ハムのベンチには、わたしの気のせいか悲壮感が漂っていた。これは私のたんなる想像だが、球団本部あたりから、「今日のソフトバンク戦は勝ってくれよな」というような、強力な慫慂が入っていたのではあるまいか。またチーム内では、「今日いい加減な、ゆるい打撃、ゆるい守備をする者は勘弁しない」(何人でもどこかのチームに放出してしまうぞ。遠慮なく2軍に落としてしまうぞ、というような。)という発破がかかっていたのではあるまいか。★それでいて、この程度の有様。稲葉(監督)の抱負ではないが、「全員全力野球だ」。これにつきるだろう。今日の試合では、レアード、大谷、大田は、頑張っていたな。
2017-07-29 00:48:00
「薬はそもそもが人体にとっての異物であるから、飲まなくてよろしい」これは確かに立派な判断です。人は薬を飲む際にせめて一度はこの「原理」を顧慮してよろしい。しかしそういう私にしても、実際には月額6000円程度の薬代を使っております。(願わくば、この程度の範囲にとどめたいものです。)毎月のように吟味して、どうしてもこの薬を飲むのか、一考しながら、用いています。緊急の必要があってしかるべき薬を飲むのは、当然です。しかしその「当然」の場合でも、早く辞め時をつかむわけです。★私は病院と医師にたいする尊敬の念はあるが、しかし病院と医師を決して神のごとくは見ませんぞ。薬についても同様ですよ。(ただ、食べ物なのか、薬なのか、境界がはっきりしないケースもありますね。りんご酢健康法など、飲み物の範囲ともいえます。)★病気の種類によっても、対応が違います。たとえば歯科です。歯の治療というのは、高級なものから並みのものまで、ぴんからキリまである。「美容」など考えていればいくらでも高額の「治療」になる。★たいへん皮肉を申し上げるようだが、歯というものは、歯科にせっせと行く人ほどどういうわけだかますます歯が悪くなっているような気がしてなりません。私はこういう「節度」で対応するので、歯がたいてい維持されていますよ。★思うに歯科にせっせと行く人は、「せっせと行っている」事実に満足して、ご自分自体としては不養生なのではあるまいか。そこへゆくと「歯科をないがしろにする人」(まさに神をも恐れぬ人のようなものだね)は、すべて「自己責任」である以上、甘いものを食べた後など一生懸命養生したりしますよ。
2017-07-28 12:50:00
こういう自然的な健康法を話題にしていると、診療していただいている医師は(むろん西洋医学の先生ですが)、気色ばんで、漢方を極力攻撃なさることもあります。いまの私の先生も、最初お会いしたときに、診察そっちのけでかなり長い時間「漢方観」を披露なさいました。そもそも私がその病院を訪れたのは、身体検査で「診療必要」の指示が出てどうしても行かざるを得なくなったからです。その病院の案内書にはその病院が「漢方でも治療している」と書いてあったのです。(実際そういうお医者さんが一人います。)だから私は最初、漢方治療でお願いできますか、と尋ねたのです。今の私の先生が言われるには、「漢方は決して安価ではない」「漢方にはそもそも標準治療がない・診療する医師による個人差が極端に大きすぎる」「いま国民的治療を担当できる標準治療は西洋医学でしか果たせない」等でした。実に一理も二理もある主張です(しかしそれで西洋医学が神のごときものとなるわけではありますまいが)。私はなおも漢方の機会を求めて、北大の南方にそういう病院があると聞いていて、行ってみました。そして一回で懲りてゆくのをやめた。おそらくたいへん評判の良い病院で、受付の部屋は超満員でしたが、なんとその受付の待合室にいるのはすべて中年のご婦人ばかり。毎回この有様では当方の「ストレス」が大変なものでしょう。その隣に漢方の薬房があったが、その薬房はとても「大衆的」には見えません。「秘薬」という感じです。まあそういうわけで、いまの先生と十数年の付き合いになりました。
2017-07-28 11:53:00
新谷弘美さん、『病気にならない生き方--ミラクル・エンザイムが寿命を決める』サンマーク出版、2006年が、そう説いています。ここでいわれる「エンザイム」とは、「生物の細胞内で作られるタンパク質性の触媒の総称で、植物でも動物でも、生命があるところには必ずエンザイムが存在しています。物質の合成や分解、輸送、排出、解毒、エネルギー供給など、生命を維持するために必要な活動にはすべてエンザイムが関与しています。」(同書6頁)これが私がタイトルに書いた「体内酵素」というわけです。この体内酵素が、人体の活動のあらゆるありようにつながっているというのです。本書の説く所は、主に、このエンザイムを荒廃させてしまう人為の要因を、ひとりひとりの努力で防ぐのが「最高の健康法」だろうというのです。「現代社会は、その大切なミラクル・エンザイムを消費する要因に満ち満ちています。お酒やたばこといった嗜好品、食品添加物、農薬、さらに薬やストレス、環境汚染、電磁波などもミラクル・エンザイムを消耗させる原因になっています。」(同書10頁)この引用文中で「薬やストレス」とあるところは、前回ご紹介した安保徹『薬をやめると病気は治る』が説く眼目とぴったり一致しますので、「安保説は新谷説の中にすっぽり入る」ことになるのがわかります。本書も立派な一服の清涼剤ですよ。患者もこういう見識を持っていてよいのです。病院と医者を神であるかの如く、絶対視しないでよいのです。この体内酵素は一生に出来る分量が限られているそうで、なにやらご議論が「エントロピー」を言うように聞こえるのもそのせいかもしれません。
2017-07-28 00:45:00
これはずいぶんショッキングな提示です。安保徹さんが『薬をやめると病気は治る』マキノ出版、2004年、で言っておられることを、あえて私の解釈で要約します。医療は超重要な事項なので、もし興味を持たれたら、この本を自分で読んで確かめてから、この知識を生かしてくださいね。この本の副題に「免疫力を上げる一番の近道は薬からの離脱だった」とあります。私がこの本の極意を一言で要約すると、「病は気から」だ。西洋医学で言う自律神経・交感神経は、東洋医学風に言えば「気」だと私は思いますよ。つまり私の言い方だと、西洋医学の自律神経・交感神経は、人間の体内の調整を行っている「気」で、東洋医学風に言うと気には陽気と陰気があって、人間の体内でバランスしているということになります。多くの病、とりわけいわゆる生活習慣病は、この「気」の乱れから起こる。この観点のもとで安保先生の言われる治療法は(わたし風に表現すると「気」の乱れを去る方法は)一に原因となっているストレスを取り去る事、二に今飲んでいる西洋医学の薬を一切止める事。いとも明瞭(もっとも、いろいろな注意が伴うので、この方法を採用する場合にはこの本をまずみずから親しく読むこと)。薬の対処方法を4点、書いておられる。1. 薬は緊急の病に対処するだけのものである。2. しかし、急に薬をやめるのではなく、徐々に減らすこと。3. 体が冷えたり痺れたりしているときには、体を温めるがよい。4. 同じく薬を処方するにしても、「3分の1くらい」病状を軽減する薬がよい。(ということは、漢方薬や鍼の方が適当だということだ、と私は思った。)★どうもこれが「神経内科」の本来の「お仕事」のようだ。ただ、西洋医学の神経内科は、病状を狭く特定したがる。別に狭く特定する理由がないように思う。それに人間は、やがて老年という最大の病で死ぬ運命にある。★自律神経には、交感神経と、副交感神経がある。前者が東洋医学風に言うと陽気、後者が陰気。★どうですか、あなたの神経内科の先生は、病気とそれにたいするあなたの生き方を、じっくり説明してくれますか。まさか、ろくに体にさわりもせず、3分もしない短時間でいつも終わっているんじゃないでしょうね。(あとに残るはてんこもりの薬の山。)患者の側にも見識が必要なのです。この本は、一服の清涼剤になりますよ。(しかしね、漢方という話題を持ち出すと、あなたの先生は、たいてい長い演説をお始めになって、「漢方の致命的欠点」をお話しになります。先生がいわれることにも一理はあるんですよ。私の先生も漢方批判者です。)
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