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2018-09-30 09:45:00
2018年9月30日・日曜日・曇・札幌。★日本ハム対西武。午後6時。札幌ドーム。テレビNHKBS1.。ラジオHBC、SТV。★道新38頁。「ハングル発信観光客守る--札幌の韓国総領事館--避難所に職員派遣も」。9月6日の北海道地震に伴う全道大停電に際して、自国民救護のために札幌の韓国総領事館がどう行動したかを如実に示す貴重なリポート。当時道内には約6千人の韓国人が滞在していたとみられると。主に札幌市が用意した観光客向け5か所の避難所(6日夜1720人が身を寄せたが、韓国人の姿が目立ったという)と協力しつつ市内に集まった韓国人避難者を誘導したが、旭川空港から急遽2便を7日に、8日旭川空港と新札幌空港から25便が韓国に飛んだ。その間総領事館は新札幌空港に案内デスクを設けた由。7,8日の二日間で韓国人5500人以上が帰国したと。★6日の3時7分地震発生以後の韓国総領事館の対応が、16段の時系列で、8日7時までについて示されている。関係者ぜひ一見したまえ。貴重な記録だ。(もしわが大使館なり領事館なりが外国の大都会で同じ状況に出会った時、自国民救護のためこういう行動がとれるだろうか。ぜひご検証いただきたい。)★「韓国は地震が少ない。恐怖を募らせた旅行客や本国からの情報を求める電話が総領事館に殺到した。」この殺到が始まったのが実に大規模停電直後の6日午前3時25分からである。総領事館はこれ以後なによりも情報収集と情報発信に追われる。ハングルによる発信である。外国語情報を発信するはずだった札幌国際プラザと札幌市の外国語ホームページは停電で数時間ダウン。国際プラザの英語フェイスブックも沈黙した(後日詳細にリポートされよ)。いったいその間総領事館はどこから情報を集めたかは、記事からははっきりしない。道新電子版だけ挙げているが。(わたしは6日午前6時から正午まで6時間、電池で動くラジオで、HBCニュースを聞きっぱなしにしていた。韓国総領事館の職員は日本のラジオから日本語での情報を聞き取る能力はあるだろうか。これはNHKニュースでもSТBニュースでもいいが。それでも近所のどこそこに避難所を設けたとか、札幌市のゴミの収集はどうなっているかとかいうニュースは、7日の午前中に「町内会の広報車」というのが叫んでいたのを聞いて初めて知った。この時に、たとえ7日になっていてすら、水道水は近くの公園では出ていますよ、というメッセージを入れてほしかったな。この一言でビルの高層階に住む住人がどれほど救われたかしれないと思うよ。実際、公園の水道水は終始機能していた。)★わたしはいったん眠って、朝6時に目を覚まし、カセットラジオのニュースを聞き始めた。
2018-09-29 10:32:00
この9月6日早朝の地震とほぼ同時に全道停電となった。わたし個人についていうなら、停電は6日3時ごろ終わり(だから停電期間約12時間だった)、個人宅だから水道は正常に機能していた。(ただ、4階建以上のビルなどで、館内に貯水・給水設備がある札幌市内大量の居住設備は、電気がこない間は給水不可能となった。)(またエレベータとか自動ドアとか、電気がなければ作動しない設備はすべて止まった。)それからね。車のガソリンは当分車に現にある量で運転することになった。(私は幸い5日に満タンにしていた。おかげで多少の面子はたった。乾電池で動くラジオで6時間HBCニュースを聞きっぱなしにし、状況を把握できた。)ガソリン給油所は電気がないために給油不可能となった。携帯は電源切れですぐに動かなくなった。停電でテレビもラジオも動かず、携帯はすぐ電気切れ。何がどうなっているのか、おおくの人々が分からなかった。★道新9月29日33頁によると、9月6日当時札幌市内にいた外国人は約5千人と見られる。いったいこの人々がどのような状況に置かれたか、可能な限りでの検証がいま急がれる。(同じことがまた起こった場合どうするんだ。)うち約千人は、札幌市が用意した避難所を利用したとされている。★道新のこのおなじ記事に、JR札幌駅至近のいくつかの民宿、ゲストハウスが、1箇所について百何十人も、施設を無償開放して救護に当たったという。堂々のふるまいではないか。(いわゆる正規の旅館・ホテルが、災害時にどう機能したか、早急にリポートすべきだろう。台湾領事館が山鼻地区にあるが領事館は当時山鼻地区にいる人々・多くが中国人だと思うが・に避難施設を用意したという。)★個人経営の元来は小規模の民宿、ゲストハウスなるがゆえに、この快挙が可能だったともいえる。ビルの場合、停電と同時に水が止まるのだ。そして、実に多くの「正規の機関、施設」が、実は9月6日と(さらに9月7日を)休みにして、社員が出勤していなかったのではないか。社員がいない会社がまともに機能するはずがない。(実は多くの不動産管理会社は、社員が会社に出勤していなかったと思うよ。管理会社傘下の管理物件で起こっている事態にどのように対処したか、いまリポートしたらよい。)★今回の緊急事態。個人経営の民宿が意外にも強力で健全な働きをしたことが分かった。ちょうど大停電で、小さな調整的発電所が極めて貴重な役割を担うことが明瞭になったのと軌を一にする。「正規の」方々、今後の教訓にしていただきたい。
2018-09-29 09:53:00
2018年9月29日・土曜日・晴れ・札幌。★日本ハム対楽天。午後2時。宮城球場。テレビHТV。ラジオHBC、SТV。★道新20頁。「清宮7号王に並ぶ」。日本ハム1塁手清宮、新人ながら今季7号ホームランで、過去の同様のケース前例であった王と並んだという。他方もと日本ハム大谷選手は、今年から米国大リーグ、エンジェルスに在籍して、22号ホームランという新人として刮目すべき成績になっている。内外そろい踏みというところか。めでたいめでたい。★道新1頁。「大型台風1日に道内接近」。台風22号が10月1日に北海道付近に来襲するみこみと、と警告する。★道新1頁。「コメ9年ぶり不良--作況道内9月、全国で最悪」。懸念されていた通りになった。★道新8頁。「米国第一を批判--各国首脳多国間主義を強調--国連討論」。ある一国の利害と主張を前面に押し出す仕方ではなく、多くの国々の話し合いの中に国際秩序のありようを求めるのは、いま世界的世論と思われる。★道新32頁。「泊まって復興後押し」。この記事は北海道復興割に道民も参加できること、この復興割は、個人手配の場合も可能だが、その場合は「割引適用を決めたホテル・旅館」が対象になる、としている。★道新33頁。「ゲストハウス訪日客救う」。地震が起こった9月6日から2日間(それは停電が起こり、ビルでは給水の止まったところが出た期間でもある)、札幌市中心部に6日当時約5千人の外国人がいたと思われるが、うち千人は札幌市が開設した避難所を利用した。当時JR札幌駅至近のいくつかの個人経営の民宿、ゲストハウスが、施設を無償開放して何百人という外国人の救いになったことをリポートしている。★この二日間の緊急事態に社会はどのように機能したのかを、いま丁寧に検証し、早急にそこから教訓をくみ取るべきだろう。「大仕掛けな提言」はもう少し後からでよい、まず身の回りの事態から、そして草の根から、各自が語ったらよかろう。
2018-09-28 13:05:00
2018年9月28日・金曜日・曇・札幌。★ヤフーお天気ニュースでは、台風22号が沖縄に来襲しようとしており、この台風は本州を貫通して北海道に10月1日ごろ来襲する可能性があるという。以後のお天気ニュースを注意することになる。★日本ハム対楽天。午後6時。宮城球場。テレビBS12.ラジオHBC、SТV。オリックスの小谷野選手が今季限りで引退するらしい。糸井といい、増井といい、この小谷野といい、もともと日本ハムの主力選手。日ハム・オリックス戦はまるで親戚と試合しているようなものであった。引退するという福良監督もね。むろん勝負はお互いに譲れなかったが。みなさん今後ともお元気でね。★道新1頁「日米物品協定交渉へ」。「環太平洋連携協定」へ米国を戻らせるように「説得」すると言っていたはずだが、いま米国と二国間協定をするのは、「自動車関税を勘弁してもらい、その代償に日本の農産物・コメ・酪農品の輸入で大幅妥協する」という懸念がすっかり透けて見える。★道新1頁「道内旅行補助に80億円」。北海道ふつこう割という値引き補助をして観光業の落ち込みを緩和しようという話だ。どうぞ拙速でお願いしたい。こまかいことは言わない・実弾を放り込んでください。「ふっこう割の補助額は1泊あたり2万円を上限に、日本人旅行者の場合は5‐7割を3泊まで、外国人旅行者は代金の7割を5泊まで補助」だという。この記事、ウエブにも載っている。
2018-09-27 08:09:00
2018年9月27日・木曜日・曇・札幌。★日本ハム対オリックス。午後6時。京セラドーム大阪。ラジオHBC、SТV。NHK第1.★野村克也『弱者の兵法』アスペクト文庫、2011年。によって、元楽天監督の野村さんが、「弱者の野球」をどのように構想されているのかを見ようとしてきた。私に言えそうなことはただ一つ。野村さんの叙述は、「チームの野球」を語るのではなくて、「選手個人の野球(の心得)」を語っているのではないか、言い方を替えれば、「選手の野球」を語る形で「チームの野球」を語ろうとしているのではないか、ということである。この点、栗山英樹さんの『覚悟』なり、『伝える』なりという著書は、監督がチームを語っているのであり、選手に触れることはあっても、それはチームを語るために行っているのであろう。そういう語り方の違いがある。★だから栗山さんはずばりチームのありようを語るから、語り方があまり赤裸々にならないように「おぼめかしい」言い方になってしまう。栗山さんは監督のありようを語るという形で、チームのありようを語ろうとする。それに対して野村さんは、選手を語ることを中心にしてしかチームを語らないので、選手のありようについては考え方がよくわかるが、本来テーマにしていたはずの「チームのありよう」についての「語り」は、なんとなく間接的になってしまう。★要は、選手論は容易だが、チーム論は容易ではないという次第だ。野村さんの本と栗山さんの本を読み比べて、それだけはわかった。★思うに選手に即しての「野球のありよう」であれば、ふだんテレビやラジオで試合観戦をするさいに、放送記者や観戦者が壮んに論評する、例えば投手の配球のありようなどに、よく示されていて、私たちは良くとも悪くともふだんよく見聞している。しかし、チーム評となると、そして監督評となると、...これを大胆にやるのは野村さんぐらいのものだろう。栗山さんは間違ってもそんなことはしない。
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