インフォメーション

2015-07-30 12:40:00

私はこれまでこのホームページとお知らせを「札幌への移住」をテーマとして書いてきました。

しかし「鳥取県米子市への移住」と比較しているうちに、両者の移住のありようが本来ずいぶん違うことに今更ながら気がつきました。

戦中・戦前を基準として考えると、鳥取県の「勢力」は半減し、それに比べて北海道の「勢力」は増加していることが、今回の参院議席十減十増の地域バランスの内容です。

この場合鳥取県は、実力は何ら劣っていないから、その実力を支える人口を他地域から吸収したいと思うのが自然です。

さて、札幌市が本州からの移住人口を求めようというのなら、何故なのか。内地では生きにくい老衰者を生かそうというのか、本州の酷暑を一時なりとも凌ぐ人々の受け皿になろうというのか。

私もいままでは漫然とそのような感じの文を書いていたが、それでいいのか。ちょっと違いはしないか。

私は、札幌の大学に知的向上の機会を求めて通学のため札幌にやってこられる青年たちに宿舎を提供するという従来からあった使命はそのまま引き継ぐものとして、私ども札幌の者に新しい知見、向上の機会、を示すために本州と海外から来られる方々に妥当な住居を提供するという使命を考えたいと思います。古来人々は旅人から多くを学んだものです。

原始により近い北海道と札幌の生活は、原始に近い生活機会(シンプル・ライフ)でこれを楽しむことによって、24時間クーラー入りびたりの本州の生活を一時忘れる良薬になるのではないでしょうか。

そのように「札幌移住」の内容を捉えなおしてみたいと思います。これが新プラン「シンブル・ライフ」を提示した動機です。

私、以前、生活費にかなり困っておられる青年をお入れしたことがありました。その人は、軽い布団上下と、湯沸しポットと、電子レンジをお入れになり、あとは食器若干を整えただけで入居されました。普段はよく小さな袋に下着などを持って外出されました。私はその簡素ぶりに感心し、カーテン・レール、カーテン、4.5畳の敷布を自主的にサービスしました。(この場合、簡易ベッドを入れることも考えられますが、この青年が簡易ベッドを選ばなかったのです。)

これが今回のシンプル・ライフの原形です。思うに日本人は「おもてなし」と称する「サービス」をめったやたら積み上げて、国際的にみるとたいへんな過剰サービス(当然に有料なので、どうしてもコストが張り、自他共に苦しむ)の気味があります。海外のバックパッカーズ・ホテルなどと比べてみれば判ることです。日本の今後とも続く国際化を思うとき、私はシンプル・ライフのほうが国際標準だと思いますよ。

 

2015-07-29 09:53:00

アイランド・コーポの新たな基本プランである「シンプル・ライフ・プラン」について聞きます。

1. これは部屋を居室以外の用途にも使えるという意味ですか。---そのとおりです。まったく簡素に部屋そのものだけを貸すのですから、部屋を居室以外の目的に使うことも想定しています。例えば、研究室、学習室、集会室、事務室、会社事務所。はては、倉庫、ロッカールーム。このアイランドコーポという建物は建物躯体が非常にしっかりしていますので、このような用途に十分耐えられます。むろんその場合の契約期間は半年、1年などのように長期になりましょう。(それでも簡易ベット一つ持ち込んであれば、昼寝ぐらいできるし、不時の宿泊も可能です。)そしてこのような用途も想定する場合は、もともとの部屋には何もないほうが都合がいいでしょう。

2. 居室に使うにせよ、研究室なりロッカーなりとして使う場合でも、水道は最低限必要ではありませんか。---必要だと思います。しかしそこがシンプル・ライフたるゆえんで、それさえもなくてよいという意見が成り立ちます。外からポリタンクに水を入れて持ち込んだらどうでしょう。数度程度のトイレはそれで済むでしょう。飲み水はペットボトル2リットル1本で当面済むでしょう。水道代を払わないかどうかの境目ですので。もっともそこまでシンプルでなくてよいというのなら、水道代月3000円としますから、予算に積み上げてください。

3. 同様の理由ですが、電気の使用は、最低限必要ではありませんか。---必要だと思います。ここがまさにシンプル・ライフのゆえんで、山小屋にでも泊まったつもりになることはできませんか。電気の経費は使いようでかなり高くなりますので。

アイランド・コーポの全館の廊下は24時間点灯しています。従って館内の歩行は夜分でも可能です。夜間であれば部屋に入ったとたんに暗くなるわけですが、懐中電灯を用意していて使えば、動作の不自由はないでしょう。暗くてさびしくて眠れない場合は、1階のオーナー室その他の設備に気晴らしに行ってもいいし。今ですと朝5時には外はすっかり明るくなりますよ。近くの豊平川河川敷きにジョギングにいってもよいし。(実際そのようにしている人々が河川敷に見られます。)もちろん電気を契約して毎月の電気代を払うのは贅沢とまではいえないでしょうね。それに電気はさまざまの使途がありますので、電気を使うか使わないかでは大違いです。

では、水道代と電気代を、住居費コストに加えたらいかがですか。

「シンプル・ライフ・プラン」1ヶ月の住居費 8.5畳の広さの洋室を使用した場合、部屋代1か月 15000円

プラス 共益費月額 5000円   合計20000円

それに水道代月額3000円を加える場合   合計23000円

それに電気代月額?を加えた場合(かりに電気代月額2000円とすれば、)  合計26000円

これがシンプル・ライフ・プランの月額です。 26000円。

(これは一室一人だけで住んだ場合ですよ。仮に肉親1人と住んだ場合、その肉親1人の分として共益費1人分5000円を追加するだけです。ルームシエアを想定すると、このように激安の割合になります。部屋にごたごたといろいろなものがないほうが、ルームシエアには有利でしょう。なおアイランド・コーポは近くに銭湯があるし、近くに24時間経営のコインランドリーがあります。)

 

 

 

2015-07-26 00:28:00

早めにお知らせしておきます。

2015年8月8日 町内会の盆踊り大会があります。都合がつけばぜひご一見下さい。

盆踊り会場は かわら公園 と言って、老人福祉会館の並びで、ラーメン店すみれから「トンネル」をくぐった向かいにあります。

盆というのは普通の日程は8月13,14、15日で、日本では祖先の霊を祭る年中行事の日です。踊りなどは行事の都合から8月12‐15日を普通は外して行ないます。

2015年10月1日現在の居住者に対する 国勢調査が行なわれます。これは国が4年ごとに行なう調査です。

それよりも何日か前に調査員が聞きとり用紙を配布してゆきます。今回から、各人の回答は、インターネットで行なってもよいことになりました。

なお、わからないことがあれば、オーナーに聞いてください。070-5602-7225

 

2015-07-22 18:37:00

ルームドクターズ管理物件で、北大医学部徒歩3分という、北大通学生には理想的な位置にあるアパートを格安でご紹介します。

ベルウッド15という、築30年の、鉄筋コンクリートアパートです。北大理系学部には特に近いので、お薦めできます。

所在 札幌市北区北15条西3丁目2-5 

現在その4階の1室。1LDK。が空いています。家賃月額3万8000円。1銭もおまけしません。

ほかに1階に、1Kの部屋が2室空いています。家賃月額2万9000円。1銭もおまけしません。

この位置は北大生の通学にこの上なく便利な箇所にあるにも関わらず、現在空室になっているのは、前住人が年度末の退去の時期をおそろしく不適当な時期にしてしまったためで、ふつう1LDKの部屋なんてめった空くものではありません。

このように年度の春先に空室が出来て、それを北大から見たらいやに北の方に「家賃が安い」のにつられて入居してしまわれた1年生が、2年目はもっと便利な場所に住もうと移動して来られるのを7-8月ごろにお受けするというパターンを年々繰り返してきました。

しかし近年少しばかりパターンが違ってきました。昔の北大生は実際に自分がこのあたりに新住居が欲しいと思うあたりを自転車で廻ってみたりして、自分の移住先を探そうとしていました。しかし最近の方々は、何が何でもまず不動産仲介店に駆け込んで、そこで用事を足そうとなさいます。そしてこの場合、うちにたどり着く公算は非常に少ないのですよ。どう申し上げたらいいのか。たとえば、某社は、その会社がインターネットに構えているうちのアパートのために「広告費」を払うことを考慮しないかと言って来ました。私は試みにその会社のネットを使って、かりにうちの客になりそうな北大生が(プロスペクチブ カストマーが)そのネットを引いたらどうなるか、試してみました。私がうんざりしたことに、その会社のネットは、「ターゲットになる場所」を決めたら、(当然に私は北海道大学と入力します)そこから「15分以内の」物件を表示するというのです。この場合「北大病院から徒歩たった3分」のうちが、そこに出てくる確率は非常に低くなります。何故せめて「徒歩5分以内」とでもしなかったのでしょうね。

当ベルウッド15は、非常に「過酷」な条件を提示しています。一つは、外国人を入れないということです。二つ目は、老齢者は入れないということです。どちらも現住人がそう望むからです。三つ。館内完全禁煙(オーナーが煙草嫌い)

少し説明しましょう。北海道大学は数年前に、「新渡戸計画」というものを発表されました。北大生をインターナショナルにするために、外国人学生が居住する学寮に選ばれた日本人学生を居住させ、日常生活を通じておのずと日本人学生をインターナショナルにしようとということのようです。わがベルウッド15の住人の中にも、この「選」に入った人たちが出てきて、その人たちは別にそれまで不満もなかったベルウッド15を退去されて、その新しい、なんとかという寮に移転されました。「部屋も生活条件も狭苦しい」とは言っていましたが。

私は新渡戸計画とかが判らないわけではありません。それにしても、こうせっかちにいろいろなことを言われると、いっそ逆に「住んでいるところだけでも日本人だけで住ませてくれよ」という気分が、間違っているとも思いませんよ。また老齢者をこのアパートでは拒絶するのは、「もう1-2ブロック北か東に外せば、ぐんと安いアパートがあるじゃないですか」というに尽きます。

さてベルウッド15の場合、不動産仲介を業とされる業者に、仲介料を「部屋代の2か月分」お払いしているのです。

直接電話なり手紙なりで連絡してこられたお客さんに対しては、当方はこの「仲介料部屋代2ヶ月」を支払いませんから、いくらかでもお安くする理由があります。こうします。1. 「普通はお預かりする敷金部屋代1か月分」というのを、お預かりしません。2.「普通は退去時水周り清掃消毒料2万1000円をいただきます」が、それはいただきません。

ただ、すでにと゜こかの仲介店に接触してしまわれたら、その後の直接交渉はお断りしますよ。

なに、敷金1ヶ月というのは、普通賃貸借契約期間2年としますので、「2年以内に退去した場合の違約金」として契約書に書いてあるのですよ。だからお預かりしようがすまいが、それほど関係ありません。だから直接契約の場合純然たる「おまけ」になるのは、退去時水周り清掃消毒料21000円だけです。そして私は、せつに北大生のみなさんにお勧めします。「ちゃんとして仲介店を通すほうが、おやごさんも安心だし、いろいろな書類を提出して手数を踏むのが万全の安心というものですよ」と、思います。ただ、仲介店の中には実に当方からみて耐え難い乱暴なことをいう店があって、そういう店をお互いに排除できると言う利点がありましょう。

以上で申し上げたのは、もっぱらベルウッド15を対象にしており、他の物件はこれとは違います。

直接の接触を望まれるお客さんは、1. 札幌市北区北15条西3丁目2-5 ベルウッド15 107号室 ベルウッド15オーナー殿

あるいは、2. 070-5602-7225 ルームドクターズ   にご連絡ください。

たいていの場合は、常口アトム北大前、あるいは北18条店、または アパマンショップ 北大前店 に仲介依頼されたらどうでしょうか。

これは移住用でも旅行者用でもありません。ただ、北大病院研修医、獣医研修医の方であれば、ご相談ください。

なに、犬だって立派な患者さんです。深夜に患者の様子を見に行くのに、あまり離れたところに宿泊しているわけにはゆかないでしょ。

 

 

2015-07-21 21:45:00

さっきご紹介した「キャンパス散歩」は、大野池のところまでで、まだキャンパスの上の方が残っているではないか、学部紹介は終了していないではないか、とお思いになるでしょうから、「続報」を続けます。

前回の案内は、大野池のすぐ北の北大工学部のところから東に曲がって、外(北13条門)へ出てしまいました。

この「続報」では、工学部からさらに北に進むことになります。

工学部が進行方向左側、右側に、薬学部、歯学部と医学部、医学部の奥に北大病院、そして大駐車場、があります。

なお北大構内は駐車が厳重に取り締まられていますので、北大に無関係の人の駐車はほとんど不可能です。

そのまま前進しますと、やがて「環状門」という門があって、これが北の出口です。

環状門というのは、なにか変わった形状の門というのではなく、ここは北18条通りで右手(東)へ行けば地下鉄南北線北18条駅なんですが、この同じ通りがこの門の外で「環状通り」という名になってずっと西の競馬場のほうにつながるバイパスになっているのです。環状通りに繋がる門なので「環状門」という名になっているだけです。

ところが、この非常に幅広い「環状通り」を越えた先に、北大キャンパスはまだあるのです。このブロックに入るとすぐのところに獣医学部があります。そしてさつきの環状門からいうとすぐ向かいぐらいの位置に、札幌農学校第2農場があります。

この札幌農学校第2農場というのは、北大の前身である札幌農学校時代の施設をいわば記念のために保存しているわけで、これを現在農作業に使っているというわけではありません。しかしこれらの施設のたたずまいがいかにも明治期の北大をしのばせますので、北大構内をテーマにして絵をかく人々のちょうどよい画材になっています。だから北大構内に一度も入ったことがない人でも、この農場の絵はよくみたことがあるのではないでしょうか。

札幌観光に来られる人々が最初にターゲットにされる「札幌時計台」という施設が、札幌市内の中心部にあるのですが、確かに歴史的にはそのあたりに昔の札幌農学校があったのでしょう、開拓使(道庁)の学校だから都心部に置かれていたのでしょう。残念ながらあの時計台(今風にいえば、体育館、演武場)はどうも終戦時の米軍のかまぼこ兵舎を連想させる代物で、(たしかにアメリカの歴史的クロック・タワーというのはあのようなものですが) 正直のところいただけません。むしろ北大キャンパス北部にある札幌農学校第2農場のほうがそれらしいではありませんか。

あるいは、札幌市真駒内にエドモンド・ダン農場跡というのがありますが、こっちのほうが北大農学部の昔をしのびやすいのではないでしょうか。

あるいは、羊が丘展望台というのが、札幌市西岡にありますが、こっちのほうがそれらしいではありませんか。「羊群声なく牧舎に帰り、手稲の頂 たそがれこめぬ」(北大寮歌)といったって、いま羊が1匹でも北大キャンパスにいるもんですか。

そして内村鑑三、新渡戸稲造らがクラーク博士の影響の下で入信したキリスト教のひろがりは、札幌北1条教会(札幌テレビ塔付近)などに濃厚に残っています。

大学としては、北大農学部だけではなく、酪農学園大学(江別市)、帯広畜産大学(帯広)のほうに農学と実学の伝統が残っているのではないでしょうか。

つまり私がいいたいのは、北大というものの存在は、いろいろの仕方で全道化しているというのです。

 

 

 

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