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2020-10-28 09:23:00

水曜日・晴れ・札幌。★道新7頁。社説「温室効果ガス 排出ゼロへ覚悟見せよ」。先に菅首相は、所信表明の中で、「温室効果ガスの排出量を2050年には実質ゼロにする」と表明した。かつて政府が表明したことがない画期的政策だという声もある。しかし私には、どうもこの政策は、具体的に何をどうする、その政策の科学的確信はどうなのかという具体的内容に著しく欠けていて、どうもわかりにくかった。言うだけなら大抵のことが言える。戦時中昭和20年日本の空に飛ぶ友軍機が少なくなったとき、「帝国は重大な発明をしようとしている」という話が伝わってきた。「空中に航空機を固定させれば、地球の自転によりわが航空機は24時間以内に敵国上空に達する」という「おそるべき兵器」。ようするに「空中に固定させればいい」のだ。これはヘリコプターだの風船爆弾だのいろいろ連想させるが、こういった「話」の範囲では完全にガセネタである。一見本当らしく聞こえるだけだ。☆この道新社説は、政府が原子力発電を推進することに、温室効果ガス抑制という言い訳をしているのだと指摘した・なるほど。目からうろこだ。☆ウエブに「古賀茂明『自民党右派と日本学術会議問題』週刊朝日」AERAdot10月27日配信という記事を見て、政府自民党が日本学術会議に批判的である理由がよく分かった。この会議の存在自体が煙たいのであろう。

2020-10-26 09:04:00

月曜日・薄曇り・札幌。★道新1頁「核禁止条約1月発効 批准50 日本は不参加」今日の道新は数か所にこの話題の記事を出して特集。☆数日前、寝床の中で寝ぼけ眼でいるときに、急にテレビから戦時歌謡が鳴り響き、何事ならんと起きてみたら「朝ドラ」だった。その「朝ドラ」は数日前は「緑の丘」、その次は「長崎の鐘」。つまりいまは「長崎の鐘」の思い出にしたっている。この歌を国民的に歌う心と、核禁止条約にいま日本が参加していない姿は、ちぐはぐ。不参加の政府答弁は、「日本の近くに北朝鮮のような国があって、核の開発と所有をしているから、日本はこの条約に参加できない」という政府答弁(言い訳)は、なんともちぐはぐ。☆たしか一昨日だったと思うが、菅総理外遊のしょっぱなに、記者会見したら、外国人記者から「日本学術会議推薦名簿から6人について任命拒絶した」総理の行動の説明を求められた。その同日、この6人は、日本の外国人記者クラブで記者会見している。日本国内の日本文化は、残念ながらダブルスタンダードが当然のようにまかり通るが、国際社会ではストレートな論理をまっとうなものとする。日本的ダブルスタンダードは説得力を持たない。☆日本の小中学生が聞いて納得できないような「不思議な理屈」ばかり毎日並べていると、小中学生がまともに育たないぞ。悪いことをしても平然と言い逃れしてはばからない日本の大人の言動が最近の事件にあふれている。教育上じつによくないな。

 

2020-10-25 19:56:00

日曜日・曇・札幌。☆ウエブ上、10月25日配信、毎日新聞、「核兵器禁止条約発効へ ホンジュラス批准し50か国・地域に『核なき世界』へ一歩」。「核兵器禁止条約が2017年7月、国連加盟の6割を超える122か国・地域の賛成多数ですでに採択されていた。」この核兵器禁止条約は、50か国が批准すれば発効することになる。その第50番目の国として中米ホンジュラスが新たに批准したことで、ついに発効することになったという。日本がこの第50番目の批准国にならないかと希求していた望みは外れたが、「条約が90日後の来年1月22日に発効することになった」ことを喜びたい。これで条約が定めるように、「核兵器の開発や保有、使用だけではなく、核兵器による威嚇、他国の核兵器を自国内に配備することなどが全面的に禁じられる。」このような内容の「核兵器禁止」が以後「明瞭に国際規範となるのである。」菅内閣は50番目の批准国となる歴史的好機を逸したが、しかし日本とて、たとえまだ批准していなくとも、会議にオブザーバーを送ることは可能らしいので、せめてそのような方法で、「橋渡し国」日本の姿を国際社会に見せたいものだ。

2020-10-22 09:18:00

木曜日・薄曇り・札幌。★道新25頁。将棋、王位戦、第4局第12譜。藤井7七角打ちをみて、木村王位(当時)「ありません」。これで藤井2冠となることになった。さて、ここまでの局面、私の棋力では「しょせんよくわからない」。この7七角の後ですら、どう運ばれるものか、精確にはわからない。若い天才の出現に祝辞をさし上げよう。★道新1頁。「学術会議 言及せず 首相所信 概要が判明」。首相は今度予定された「所信表明」に「学術会議の件」は挙げないらしいとか。ようやく誰かの忠告を容れて、学術会議改革問題があたかも政権成立の第1目標であったかのような成り行きを否定したわけだ。☆最近関東から「在宅勤務」を当館に移したらどうなるかというご相談を受けたが、その重要モチーフは当館居住が非常に安くつくという点。そしてその場合、大きな障害になるのは、仮に冬季も含めた年間居住の場合、当館のように「プロパンでお湯を沸かす」仕組みは「プロパン代が高い」ので考え込んでしまうことになる。(現在長期居住している当館の住人は、夏季だけでなく、冬季も、部屋の風呂なしでやってゆくライフスタイルになつている。冬の暖房は、灯油FFストーブでやれます。)そこで考えました。やはり当館は「夏季のみの居住」をお考えになるのが合理的で、だから長期的見通しとしては、「夏は北海道」「冬は本州」という二期制で考えたらどうだろうかと。北海道の「夏」とは、広義には、5月中旬から10月中旬までの6ケ月です。これなら暖房もいらない。

2020-10-17 09:24:00

土曜日・薄曇り・札幌。★道新27頁。王位戦。第4局第7譜。藤井棋聖(当時)が8七飛成と銀を取った後の手順。8七同金に対して藤井氏は3三角打ちと、木村氏の1筋の飛車に当てた。飛車が逃げれば9九角成となろう。さて木村氏はどう応じるのか。★道新1頁。「任命拒否 首相説明せず 学術会議会長と初会談」。推薦名簿通りの任命はなぜしなかったという説明は首相から一切なく、話はもっぱら「学術会議の将来のありかた」に集中したようだ。自分から首相への会見を求めた会長が、こういう具合にしか話をしないのか。☆ウエブ上に今日(10月17日)配信された記事「弔旗・半旗掲揚は国立大56校 中曽根氏合同葬、文科相通知受け」KYODO。この記事が示している事実は単純だが、この記事についたツイートが無慮500余通。国民各層のこの問題への態度がうかがえて、たいへん興味深い。

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