インフォメーション

2018-06-30 18:21:00
うどんと、そばの、こと(4)★「かけうどんを、どうやって、食うのか」。愚問と笑うだろう。しかし讃岐うどんを知らない者が、聖なるその店に入ったとき、どのようにふるまえばいいのか。かの手引書『恐るべき讃岐うどん』にその「指針」が載っている。「素人でも大丈夫な食い方」だそうだ。(199‐200頁)「前の客の注文の仕方をよく観察して、この店のパターンを事前に把握する」、「まず、支払いは食べた後の自己申告らしいことをチェック。」「うどんは「大」「小」と注文する。」(大とは、うどんの玉2つだ。小とは、うどんの玉一つだ。)(それじゃ、大大とか、大小とか、いう注文の仕方があるのか。どうやらそれが当たり前らしい。)「どんぶりに温めた玉を入れて渡してくれる。」(もちろん温めたうどんの玉を)「自分で(その玉を)ゆがく必要はなし。」「もらったらカウンターの上にある天ぷら類のオプションをのせて席につく。」(各種、天ぷら揚げ物類がいろいろ用意してある。)だしはどこにある?「突然の質問にもうろたえることなく、先にねぎと箸を取りながら周りを観察すると、ありゃありゃ、テーブルの上にあるお茶とばかり思っていた土瓶の中身がだしではないか。」これだけ知っていれば、もう素人でも大丈夫と、ここに書いてある。★これは「湯だめ【うどん】」(四国以外では「掛けうどん」というと思うが)という、もっともポピュラーなメニューだぜ。これにお好みで天ぷらなどをのせて食べる。★よっしゃ、この程度の「深い予備知識」があれば、あとは実地に讃岐風「掛けうどん」を食うだけだ。百聞一食にしかず。さて、どこで食うか。じつはこういう食い方に該当しそうな「本物っぽいうどん屋」が、札幌にはそうそうざらにはない。私がよく通る道路が「環状通り」という道路。その道路に沿って「丸亀製麺」という大きな看板をあげているうどん屋がある。わたしはここしか知らない。しかしなにやら異様な「異文化的」香りがするので、いままで一度たりと入った事がなかった。今度勇を鼓して入ってみよう。(しかしこれ本当に讃岐うどんかしら?それにしても虎穴にいらずんば虎児を得ずという。)(ひまがあれば後を続ける。)
2018-06-30 10:54:00
2018年6月30日・土曜日・曇り・札幌。★日本ハム対オリックス戦。札幌ドーム。午後2時。テレビUHB。ラジオHBC、SТV。★昨夜の対オリツクス戦。2対1で敗退。9回裏1点差、オリックスクローザー増井投手の前に屈した。増井投手は日本ハムのクローザーだった選手で、フリーエージェント宣言をしてオリックスに去った。推定年俸水準は1億円以上かと思ったが。従来も日本ハムは高級で貴重な人材を「放出」し続けた。日本ハムが巨人でもソフトバンクでもない限り財政的に仕方のないことではあろうが。いっそかの広島のように、「札幌市と札幌市民による丸抱えのチーム」ででもあればと思わぬではないが、そういう気力は札幌市と札幌市民にはあるのだろうか。(札幌財界なぞ如何に?もっとも「空の便」AIR DOで、札幌財界のふがいなさはよく見せてもらったので、期待はできまい。)道新22頁。増井は日本ハム相手の昨夜の好投で、「プロ野球12球団から全部セーブをとった」ことになるのだそうだ。よかったね増井投手。今後ともがんばりなさい。★道新1頁「卓上四季」。1985年に成立した「労働者派遣法」に思いをはせる。「自由な働き方」ができるという触れ込みでできた新労働秩序。最初は適用業種が通訳や速記など専門性が高い13業種に限定されていたが、1999年には適用業種は「原則自由化」。2004年には製造業も解禁された。★「初め処女のごとく、終わり脱兎のごとし」ということわざがある。いまや底辺労働は派遣が当たり前という労働秩序になってしまった。今では国や地方の公共自治体すら当たり前のように非正規労働者を使っている。私は記憶しているが、この「労働者派遣法」が話題になった当時(1980年代だ)、私の知っている当時の青年たちは、この新秩序を何とも思わなかった。働き方に制限がすくなくなっていい、と公言する青年も少なくなかった。今当時の青年は40台から50台になっている。今、どう思うかね?あなたの半生を。★道新7頁。「聞く語る」。人口知能がこれからますます当然化するから、人間がそういうものに職業を取られないようにするにはどうしたらいいか。「文章を読む」能力は人口知能は不得手とするから、「読む力」を維持しようという。(もう書く力どころではなくなったのか)いろいろ考えさせられるね。
2018-06-29 09:31:00
2018年6月29日・金曜日・曇り・札幌。★日本ハム対オリックス戦。札幌ドーム。午後6時。テレビSТV。ラジオHBC、SТV。対オリックス三連戦の初戦。★なにかずいぶん久しぶりの札幌ドームという気もする。最近えのきどいちろう『俺たちの北海道日本ハムファイターズ』河出書房新社、2010年を入手した。2003年から2010年までの日本ハムファイターズを直接の論評対象としている。著者は著名な野球評論家で日本ハムのフアンだ。この時期は、ヒルマン監督時代から、梨田監督時代に亘る。最近梨田監督が楽天を辞職したこともあって、「梨田監督をどう評価したらよかったのか」という問いが脳裏を去らない。しかし私のような素人が立派な専門家を批評できるはずもなかろう。ある年間の日本ハムの采配を振るった方だと敬服申し上げるほかはない。ただ、最近分かってきたことがあった。現日本ハムファイターズ監督の栗山氏は、まるで口癖であるかのようによく言う。「それは私の責任だ」「私に責任がある」。この裏にある言葉は「選手には責任がない。」監督が選手を起用して使っている以上は、選手のプレーの結果について、「監督は全責任を負う」ということではないかと思う。むろん選手が「全力を尽くしている」という前提で。「その選手なりに、全力を尽くしている」という前提で。★およそ監督ならだれでもこれと似た心境にはあるだろうと思われる。しかし栗山監督ほどこの点に徹底している人はいないのではあるまいか。栗山氏は『覚悟』という本を書いているが、これは監督の「覚悟」の重要な内容なのではないか。栗山氏は「プロ野球監督はかくあるべし」という像を描いていて、その像に会うか会わぬかを自分自身を評する厳重な基準に使っているのではないか。この内容は「結果責任」。絶えず自分をも「監督の視線」の評価対象とするような「監督」はそうそういるものではない。少なくとも梨田氏は、才を駆使して懸命に頑張る人ではあったが、この栗山氏のような「監督の視線」はもたないひとではないか。いやさ、こういう「視線」をもつ現在の「野球監督」は、そういるものではなかろう。おもうに今の日本ハム。行き場に乏しく、ここで全力投球しなければその人の現役野球人生はもう望めないだろうという「死士」を大量に結集している(誰誰とは言うまい。わかっているはずだ。)頑張れ北海道日本ハムファイターズ。今年何があっても、来年同じことはないだろう。一期一会だぞ。
2018-06-28 08:14:00
2018年6月28日・木曜日・曇り・札幌。★昨夜の日本ハム対ソフトバンク戦(沖縄)。恐るべき劇的場面を9回の裏日本ハムの攻撃で現出し、3対2で戦いを制した。日本ハムはそれまで1点も取れず、2対0とリードされたまま9回裏を迎えた。そこへ5番アリシアのホームラン、差1点という好機を迎える。4番中田はすでにアウトになっていて、6番レアードも、またアウト。いよいよ負けかという場面となった。7番横尾、幸いにヒットで1塁へ。8番へ起用したピンチヒッター鶴岡、デッドボールで1塁へ、これでランナー1塁、2塁。ここでピンチヒッターに送られた田中、ヒット。これが同点打となった。2塁ランナーホームへ生還。さてさよなら成るか。1番西川が敬遠されてツーアウト満塁。キーマンとなった2番大田。四球でさよならゲームとなった。(この9回はテレビでは時間切れで放映されなかった。ラジオ音声で聞いている。ネットの動画には残っている。大田は4球目はバッターボックスで、すっかり身を引いて傍観している。だから後でお立ち台で「私は何もしなかった」というのかもしれない。)5人の緊密なリレーで負け戦を拾ったという思い出に残るプレー。西武は昨日引き分けだったから、日本ハムとの試合差は0.5ながらまだ西武が1位。★今朝の道新24頁、喜代吉健介記者によると、このときのピンチヒッター田中の起用は、田中はショート太田の代わりになったから、もし野球が9回以降も続けば日本ハムは「本来のショートなし」になってしまうのだと。つまり栗山監督はこれで今日は終わらせるぞという背水の陣を敷いたのだと。★思えば8回の裏に、日本ハムは矢野をすでにピンチヒッターに使っていた(残念ながら8回裏には得点できなかった。)この8回裏を無事に切り抜けたことと、8回表にデスパイネの2塁打で1点を追加していたことが、ソフトバンクの心理を「9回がなんとかなる」という判断に傾かせていたのかもしれない。栗山氏の負け戦を捨てないという勝負師根性が発揮された瞬間だったのだろう。★道新、7頁、木曜ワイド「日ロ交渉変質」。丁寧にまとめているが、いささか持って回った感もある。要するにこれまでの経過は、こういうことにならないか。日本は従来徹底して北方領土にこだわってきた。しかし安倍第2次内閣になって大きな転機が訪れた。北方領土「共同経済活動」を推進することが「新しい第一歩になる」という日ロ合議が成り立ったと。それは結構だが、現実論としては「北方領土でのどのような共同経済活動が事態を切り開いてゆくのか」という肝心の中身もその展望もさっぱり見えないことだ。それにしても言えそうなことは、ロシアが「日米安保条約の下で米国が北方領土に基地を置かない」確実な保証がない限り、領土返還はあり得ないという態度であることが明瞭になっていることだ。北方領土を日米安保条約による米軍日本基地にはしないという確約を米国から取るのが先決ではないか。(自衛隊基地にはしないという約束なら、日本だけでできるだろうけどね。むろん日本固有の領土となれば、ロシア軍基地があり得ようはずがない。)それとも米国を説得できなければ、北方領土を棚上げするか、それとも帰趨を国際機関にでも付託するのかね。はっきりせい。
2018-06-27 17:14:00
南北朝鮮経済融和が南北朝鮮間で模索されている。鉄道線の南北一貫がなる場合、その先はどうなるか。朝鮮半島黄海側(西側)は、釜山-大田-ソウルと北上して、ここでピョンヤンにつながり、そこから新義州を経て、中国側(東三省、もと満州)の安東(今は丹東という)につながる(ここで鴨緑江を超える)。その先が奉天(今はシンヤンという)。つまりこれは戦中の安奉線。★今日ネットを見ていたら、「北朝鮮と国境を接する観光の町、米朝会談の経済効果に期待、中国遼寧省丹東」というAFP BBNEWSが載っていた。現地のたくさんの写真がそこに載っている。ついに安東(丹東)が脚光を浴びる日が来たか。ちなみにこれ、昔の関釜鉄道連絡船で下関から釜山に渡り満州(中国東三省)へ向かう鉄道の重要経由地だ。★朝鮮半島東側(日本海側、朝鮮のいわゆる東海側)は、ピョンヤンから清津の先で豆満江を渡ってロシア側ポシェットに行き、ここまで行くとウラジヴォストーク(シベリア鉄道終点駅)がすぐそばだ。釜山発モスクワ行きというのがありうるとすれば、この経路を通る。満鉄アジア号よりもこのほうが展望が広そうだ。★今の日本。朝野、老若共、地理感覚がすっかり鈍くなっている。東三省はともかく、ロシアの地理案内も観光案内も、書店にはほとんどない。(図書館ならあるんだろうね?)人はニュースの地名をみていろいろ国際政治を考える。しかしその前に、もし名前も知らないのではどうする。★こういう鉄道線がすっかり成立してしまうまで、わが日本の外交がなにもなすところがなければ、子孫にどう言い訳する気か。
1 2 3 4 5 6 7 8