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2017-01-11 10:35:00
知っての通り札幌では、昨年12月中に40-50センチ程度の未曽有の降雪が2度あり、しばらくはパニック状態であった。☆新年1月の雪模様はどうか。1月の3分の1は終わった。幸い話題になるほどの降雪は札幌にはなかった。さてこれからはどうなるのか。これが、まことに得体が知れない。★11-12日については、以前の天気予報では、相当の分量の降雪が札幌にあるかもしれないと覚悟していた。しかし11日になってみれば、午前中無風で降雪なし、天気予報では夕方6時ごろ一時降雪があるかもしれないという程度である。そのあとはどうなってゆくのだろうか。
★おそらくこの時期10日間程度の北海道日本海側の空模様は、大所高所から言うと、いつどんなめぐりあわせで40-50センチの降雪があってもおかしくないという構図なのであろう。ただ、いつ、どこで、どうなるという予報ができないだけなのであろう。★どうもこのあたりの、札幌の現実の、その日暮らしの雪景色は、いまの自民党安倍内閣のもとの経済環境とそっくりだ。昨年外国人から4兆円近くも日本株式を売り込まれていたが、おなじ昨年日本銀行が日本株式を4兆円以上も買い越していたという記事の様子とそっくり。こういう大所高所から見ての構図の下での日本株式の相場は、札幌のいまの雪景色のようなその日暮らしにならざるをえまい。
2017-01-11 10:21:00
『北海道新聞』2017年1月11日号、10頁に、「海外勢、大幅売り越し 16年日本株 日銀が買い支え」という記事が載っている。2016年中の投資家別日本株売買状況か示されている。☆売り越しは、外国人約4兆円、個人約3兆円、生保・銀行合わせて約1兆円と、外国人売り越しが目立つ。☆他方で買い越しは、日本銀行が4.5兆円と最大、信託銀行3兆円強、事業法人2兆円である。つまり、外国人の売り越し額を日本銀行が買い支えていたという構図になる。★トランプ氏が自分の政治的見解に会わない米日の大企業の投資方針を名指しで非難し、それに対して米日の大企業が戦々恐々と対応している最近の米国世相が経済の議論としては乱暴すぎると非難されているが、2016年中の外国人の日本株売り越しを日本銀行が買い支えているという構図も、トランプ氏とは違う次元で、これまた乱暴極まりないのではないのか。★これでは毎日のちまちまとした株式売買は、その日暮らしの相場となるしかあるまい。
2016-12-29 10:18:00
2016年12月29日号『北海道新聞』29頁の記事「渡り鳥北上 年明け警戒」という記事に、渡り鳥が日本列島に渡来する主要な経路が載っている。渡り鳥の往来路を日本列島の北から見てゆくと、「カムチャッカ半島と北海道」、「サハリンと北海道」、「沿海州および旧満州と本州の裏日本」、「朝鮮半島と本州の九州および中國地方」となるようだ。(日本国内では、「北海道と本州」)★ 最近は内容の空虚な「大政治事件」の記事に満ち溢れている中で、この「渡り鳥の国際経路」図は、鳥が自力で自然に作り上げている「国際交流図」なので、国家や政治が偉そうなご託を並べながらこのような鳥にできる自然の国際移動すら、人間という個体に約束できていないという情けなさを思い知らされる。★ 個々の人間のエネルギーや創意工夫やを徹底して無視しておきながら、「一億総活躍社会」というスローガンだけが上がっているという不思議。★今朝日米両首脳がパ-ルハーバーで行った挨拶が載っている。戦後75年の回顧だというのだが、日本の戦後の国際社会へのあいさつが、もっぱら「日米同盟の礼賛」でのみ表されている偏頗さは、確かに新聞を丁寧に読めば「誰かの指摘」としていくつか収録されている。これで言論の最低限の良識は保たれたというわけだ。★このような対比こそ、今の実情だね。パールハーバー挨拶は確かにオバマ大統領にとっては任期最後の舞台であろう。
2016-12-17 17:15:00
()北方4島、国後、択捉、歯舞、色丹とは、地理的には元来千島列島(クリール諸島)には属さず、北海道の一部であると教えてくれた人があった。★日本が連合国に対して取り結んだ「サンフランシスコ講和条約」で、日本は確かに千島諸島(クリール諸島)の領有は放棄したが、地理的に北海道に付属する「北方4島」を放棄してはいない。★ロシア(当時はソ連)はサンフランシスコ講和条約には調印していない。★ソ連は対日戦闘に入った後、千島諸島を占領しただけではなく、「北方4島」も占領した。そして今日まで千島列島と北方4島の占領は続いている。ただしロシア(当時はソ連)が北方4島を占領し続けていることに対して、日本以外にロシアに対して抗議している国はないのではないか。★連合国はソ連参戦のご褒美としてソ連(ロシア)による「北方4島」占領も黙認しているとでも思うしかない。★日本国が「北方4島」の返還をロシアに請求するのは日本国の権利である。そしてそれと同時に、北海道が北海道に固有の領域である「北方4島」の北海道帰属を主張するのも北海道の権利である。このような北海道の権利は、もし将来北海道が日本国のありようを不服として日本国からの分離独立を主張する場合には、当然に北海道固有のものとして残る。ちなみに大前研一氏の意見では、北海道が独立したとすれば、北欧の一国程度の国勢を維持するであろうと。★日本国があまりにも得体のしれないときには、北海道共和国を考えよう。すぐそうするとは言っていない。そういう気概を失わないようにしようというのである。かりにもせよそのような想念を失わない者は、北海道だけでも国際的に立ち行くような文化の高さを確保する志を持ちたい。