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2022-10-24 18:52:00
前回と同じく『学研小学国語』1111頁を参照する。「旁つくり」の例示。15例。「りっとう」列、別、切。「ちから」助、動、効。「ひ」北、化。「ふしづくり」印、卵、危。「さんづくり」形。「おおざと」部、都、郡。「ほこづくり」戦、我、成。「ぼくにょう」教、放、政。「とます」料。「おのづくり」新、断。「けつ」次、歌、欲。「るまた」殺、段。「こんづくり」良。「ふるとり」雑、難。「おおがい」頭、顔、頂。/漢字の左半分・「偏へん」、漢字の右半分・「旁つくり」。たいていの小学生にとって一番親しみやすい種類の部首ではなかろうか。まず「偏へん」と「旁つくり」に馴染もう。なにそれを全部覚えるなどと考える必要はない、ただ馴染むだけでよい。
2022-10-24 18:13:00
北海道新聞10月24日号夕刊、7ページ。「『第8波』すでに到来か 専門家指摘 対策の緩和加速 ワクチン足踏み」。/コロナ禍第8波が現実に既に来ているかどうかについては、どの権威者も「いま来ている」としているわけではない。しかし一方では予防のためのワクチン接種があまりはかばかしく進まないようだし、それなのに他方で、外国人の日本入国を促進し、また全国的な旅行支援体制を全開にしているありさまだから、これから冬に向かって、インフルエンザ流行の懸念とも相まって、「コロナ禍第8波爆発必須ではないか」と警鐘を鳴らしているわけだ。まったくその通りだと思うよ。
2022-10-24 11:52:00
監修金田一春彦/金田一秀『学研小学国語辞典』学研、2004年、の1110-1113頁、「部首一らん」に、こういう形で例示している。「へん」「つくり」「かんむり」「あし」「たれ」「にょう」「かまえ」「その他」。その中で、部首--部首名--漢字例いくつか、で例示している。「部首」はここでは示しにくい。「部首名」--「漢字例」をみれば、それがどんな形の部首かわかるだろう。「へん」。「にんべん」休、住、使。「にすい」冷。「くちへん」吸、味、呼。「つちへん」地、場、坂。「おんなへん」妹、始、婦。「こへん」孫、宇、存。「ゆみへん」引、強、張。「ぎょうにんべん」往、徒、待。「こざとへん」院、陽、陸。「りっしんべん」性、快、情。「てへん」持、投、拾。「かたへん」族、旅、旗。「ひへん」明、時、昨。「つきへん」服、朝、期。「きへん」林、材、根。「かばねへん」残、死。「さんずい」海、波、流。「ひへん」灯、焼、燃。「うしへん」牧、物、特。「けものへん」犯、独、状。「おうへん」理、球、現。「たへん」町、略、由。「めへん」眼、県、省。「やへん」知、短。「いしへん」研、確、砂。「しめすへん」社、神、祝。「のぎへん」秋、種、積。「こめへん」粉、精、糖。「いとへん」紙、級、積。「すきへん」耕。「みみへん」職、聞、聖。「にくづき」腸、腹、胸。「ふねへん」船、航。「ころもへん」複、補。「ごんべん」話、詩、談。「くるまへん」転、輪、輸。「かねへん」鉄、鉱、銅。「しょくへん」舘、飲、飯。「うまへん」駅、験。以上,無慮39例示している。「偏へん」は、一番取りつきやすい部首だ。覚えていると役に立つぞ。
2022-10-23 20:10:00
長澤規矩也『三省堂漢和辞典』643-652頁。指事。抽象的にものごとを示すもの。私には象形よりこの指事のほうがずっとわかりやすい。一、二、下、三、天、末、上、中、引、本、甘、なんだこれしか示してくれないのか。それじゃその趣旨も書いておこう。一、一本の線で一つの意、二も、同然、下、原形は基準線の下方に点または横線を加えて、下の意、三、三本の線、天、人の前向きの形の大の上に一線を引いて、頭上のものであることを示し、大空の意、末、木の上部に一を加えて、木の先、転じてこずえ、すえを表す、上、基準線の上方に点または線を加えて、上であることを示す、中まんなかをたての棒で示す、引、弓を縦棒(ひく)意、本、木の根元を一で表す。/漢字のちょっとした棒一本が、実に大きな論理的意味を果たしていたわけで、これじゃ棒一本、うかつに間違えるわけにはゆかなくなる。
2022-10-23 16:37:00
象形(ものの形を写したもの)の例。牙、石、耳、*、豆、手、毛、瓜、立、高、人、舎、倉、傘、冊、兆、凹、凸、刀、力、*、ト、止、生、角、象、凶、弓、口、足、夕、大、犬、女、子、*、山、川、巾、糸、府、羊、首、心、戈、戸、斤、日、且、曲、果、月、火、水、木、桑、楽、片、牛、井、虎、田、泉、見、*、竹、米、羽、*、臼、舟、貝、車、門、閉、雨、雲、馬、魚、鳥、長澤規矩也『三省堂漢和辞典』643-652頁より。/私は、象形文字なるものがこんな具合にたくさんあるのに驚いている。「日」とか、「月」とかが象形文字なのは、図解をみているとすぐなるほどと思う。しかしおそろしく面倒な図解を示されないとちょっとわかりそうもない象形文字がこんなにあるとは。ここでいう図解も、早く言えばこじつけだ。しかしそれにしても数千年の昔に「こうやってものの形をかたどったのだ」としてこれらの文字が定められ、これらの文字はさらに別の複雑な文字の種にもなって、今日に至っているわけだなあ。これらを別にいちいち暗記するには及ぶまい。ただ、一度こういうものとして銘記してしまえば、漢字成り立ちの背景として私たちの記憶の底に沈殿してくれるだろう。詳しく知りたきゃ『漢和辞典』を引けば詳しく述べている。