インフォメーション

2023-10-06 17:52:00
北海道新聞10月6日号 15頁。「絵画や陶芸。絵はがき作り...認知症進行 創作の力で防ぐ」。この「芸術療法」は認知機能が衰えた高齢者にアートの力を作って働きかけ、進行予防を目指すセラピーだという。これを数人のグループの患者たちにやらせるのはいい工夫だと思う。高齢者の施設などでこれを行えばと思うと、ほほえましくもある。施設など見学して感じるのは、多くの施設が入居者の「管理責任」ばかりが念頭にあって、他方での「うるおい」に欠けており、表現は悪いが一種の刑務所を思わせる施設が少なくない。「ソフト」な企画に欠けている。この「芸術教室」。別に傑作を競うわけではないから、企画さえしっかりしていれば、一流の先生を呼んでくる必要はない。どこかの教室で習って「腕を上げた」人を先生に起用すればいいではないか。
2023-10-05 09:41:00
個人事業主の労災認定に関連して、今年5月から、「ひとり親方」を強く念頭に置いた新法ができている。「一人親方など自営業者必見! 労災保険の特別加入について」(人事労務の基礎知識)というネット記事が出ているので参照のこと。それにしても、この方法に従った場合、1. 「特別加入団体」に加入しなければならない。2. 満足な補償を得ようとすれば、低からぬ特別保険料(年払い)を支払わなければならぬ。(該当人物はすでに「法人」として相当の社会保険料を支払っているはずだが)3. この方法は、対象が、「建設業の一人親方」、そして「作業現場に極限」と、「建設業の一人親方」を念頭に置いた分、宅配サービスだのIT作業だののような近年とみに盛んになった「個人事業主」への配慮が少ない。
2023-10-05 09:02:00
北海道新聞10月5日号 16頁 「アマゾン配達員 労災認定、全国初か 個人事業主 実態は雇用、 横須賀労基署」。 形は「会社の経営者」しかしその実態は、現場で作業・労働する労働者に他ならない人々の存在は、現実のこの社会で重要な労働の支え手であるものとしてずいぶん昔から知られていた。昔からの存在としては建設業の「一人親方」が、よく知られていた。企業とこの「一人親方」が対応する場合、実際は労働者でも労働基準法によらないから、労働災害が起きた場合その「一人親方」のもっぱらの負担となる。それというのも、形が「会社社長」なので、労災が適用されないのである。最近はこの「個人事業主(一人親方)扱い」がインターネット通販や食事宅配配達サービスの配達員、IT技術者など広い分野にわたる。資本というものは、障壁をどんどん超えて「費用節減」に励む本能を持っようで、ほうっておくと大変なことになる。数十年前に始まった「非常勤雇用」の流行が今やすっかり現実の体制となり、公務員ですらこういう悲惨な雇用が常態となっているではないか。
2023-10-04 19:05:00
最近札幌の気温は毎日どんどん低下している。今日外で見たら、半ズボンで歩いているのは、学童の5人に1人ぐらいのものだ。むろん大人はみな長ズボン。私はどうも蚊に好かれるのか、夏の間しょっちゅう刺されていた。ところが最近になっても、まだ蚊がいる。手首や脚など、素肌の箇所を狙われる。メンタムを盛んに塗って凌いでいる。もう長ズボンにしょうか。
2023-10-03 08:55:00
「大谷本塁打王、44本メジャー日本勢初」(北海道新聞10月3日号朝刊1頁)。2004年のイチロー受賞以来の打撃部門主要タイトルとの由。岩手県花巻東高校も、日本ハムファイターズ(当時は体が細かったので、本塁打王は無理だった由)、そして現米国エンジェルスと駆け上がってきた野球人生、この「投打二刀流」の超人、とうとう最高峰に立ったことに拍手したい。/「ワクチン技術ノーベル賞、mRNAがコロナに有効、生理学・医学賞」(北海道新聞10月3日号朝刊1頁)。カリコ女史とワイズマン氏の共同受賞のようだ。コロナワクチンの基礎技術に当たるものを開発していた人々で、この新技術が世界を突然阿鼻叫喚に巻き込んだコロナに対する予防接種(ファイザーとかモデルナとか)の基本となった由。出身や経歴はちょつとわかりにくい。カリコ女史は1980年代にハンガリーで学究を始めた人という。コロナ予防接種は無慮数千万人の人命を救い、おそらくはその何倍もの罹病者を救ったとおもう。このうえは、世界中の貧しい人々に予防が行き渡るように努力しようではないか。コロナはまだ終わっているわけではないのだ。