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2017-12-10 20:11:00
当館で海外から3カ月居住の照会があったが、短期滞在であっても仕事の都合上毎日数時間ネットを使いたいという。そういう場合、日本ではどのような扱いになるか。★いま当館ではNТТのBフレッツを入れている。しかしこれには3カ月の短期滞在という契約はないと思う。ケーブルテレビ「ジェイコム」にも契約すれば入れるし、これだとテレビのほかに電話もネットもできる。しかし3カ月だけという契約はないと思う。強いて契約して3カ月で破約するとかなりの「罰金」を課せられるだろう。携帯電話でもスマートホンでも、日本の契約はたいてい2年間なり3年間で、途中破約はたいそうな罰金をとられる。だから携帯電話やスマートホンとノートパソコンをつないで使うという考えも、成り立ちにくい。★そもそも外国人用の契約は、「一日700円」のように、一日単位で、日決めで、行われている。「数日間」ぐらいしか想定していないのだ。空港や食堂で、「無料でつなげるネット」というのがあるが、「その施設にいるとき限り」である。★当館の住人に聞いてみた。彼のいうには、「ポケットWi-Fi」というのがありますよ。これは「1週間」から契約できるそうだ。「月の契約なら」と聞いたら、月額6000円ないし8000円であると。くだんの機械を右ポケットから出して見せてくれた。文庫本の半分ぐらいの大きさ。彼がいまいる当館の部屋の電波環境は素晴らしくよく、「ばっちり、働く」そうだ。これによって何台もの機器が同時に動くそうだ。★3カ月と決めた契約はほかにもありうるようだが、どれだってこのポケットWi-Fi程度はする。★ただし、契約する本人の身元がしっかりしていなければ、身元確認の点で契約を拒絶される場合があろうと。★これを要するに、ふだん生活している日本人よりも、4倍ぐらい高い料金をとられることになりそうだ。
2017-12-10 10:59:00
北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手は、2017 年秋、米国大リーグへの移籍が話題になっていた。それが、このところ、ロサンゼルス・エンゼルスへの移籍と決まった模様。「投げて、打つ」二刀流が米国でどう発展するか、大いに期待している。★ところで私はこのほど、ロバート・ホワイティング『世界野球革命 The Samurai Way of Baseball, Robert Whiting』早川書房、2007年という本を図らずも手にして、大いに興奮している。この『世界野球革命』は、2004年にすでに発刊されていた本 The Meaning of Ichiro を主要な内容として、それをさらに書き増した本だ。この本の主な話題は、イチロー選手の登場、米国大リーグへの移籍、世界のイチローへ、という1990年代に始まって今日に至る30年ほどの日米野球史の激動を把握することである。ちょうど日本のバブル崩壊以来の「それまでの日本の政治・経済の清算」期が、野球史では反対に「日本野球世界化」の輝かしい期間となった。この「背理」の面白さよ。野球史30年間がこれほどダイナミックなパースペクテブを用意するとは! (もっと語りたいことは、後日に回そう) ★そしていま二刀流大谷翔平選手の登場。かつて在日時(1990年代)オリックスであれほど活躍していながら、日本人も日本野球界もそれほどフィーバーしなかった。それが渡米してイチローが神のごとき発展を続けると、さすがに鈍感な日本人と日本野球界も喝采を惜しまない。(いつのまにか巨人一強という常識は覆っていた)★さてこれまで北海道という僻遠の地で投打ともに並外れた能力を見せつけながら、日本と日本野球ではその評判が内輪であった天才が、いよいよ渡米することになった。私は期待するぞ。イチローの場合がそうだったように、事柄がいつの間にか日本の政治と経済をでんぐり返すことを期待するぞ。イチローの渡米以前は「巨人、大鵬、卵焼き」という「日本にとって当然の名文句」があったね。いまや跡形もないぞ。★そうだ。大相撲とも対比してみよう。どちらもスポーツ国際化の姿だが、対比すら不可能かな。太陽の前にろうそくを置いて比較するようなものかな。★大谷君、達者で、頑張れよ。
2017-12-04 12:39:00
札幌市内、冬季の仕事、2つ紹介する。どちらも北海道新聞29年12月4日号の22ページ。「毎週月曜日は求人デー」に載っている。興味があれば、電話してごらんなさい。ここに掲載する理由は、宿泊費が安い当アイランドコーポに、仕事の期間居住していただくのに適当と思えるからである。札幌市外から求職する人に薦めたい。1. 学校給食調理員。特に札幌市南区の小中学校の調理員。月給制初任給11万7000円。1月から勤務可能な方。12月13日までに履歴書締め切り。札幌集団給食事業協同組合。電話011-846-6651. 2. 確定申告問い合わせ対応スタッフ。50名急募。期間30年1月10日から3月15日まで。時給850円プラス交通費。りらいあコミュニケーションズ・北海道支社・北2西1.電話0120-919-999.
★当アイランドコーポは、原則最低3カ月以上(何日から何日までは、自由)、8.5畳の洋個室を、月額部屋代15000円。共益費2500円、水道代2500円でお貸しします。定期借家権。敷金礼金なし、保証人なし。★上記「確定申告」の場合だけ、3カ月未満でも認めます。★冬季居住者のために、灯油FFストーブを用意して差し上げられます。炊事・風呂はプロパンになる。★緊急問い合わせは070-5602-7225へ。「ネットでみた」と言ってください。むろん左側「問い合わせ欄」を使ってくださってもよい。
2017-11-29 18:26:00
日馬富士が相撲協会へ引退届を出したというニュースが流れた。(2017年11月29日)ネットを見ていると、この後話題がもっぱら貴の花批判に向かう様相を呈している。★この機会にひとこと申し上げたい。日本相撲の問題はその背景に巨大な国民的問題を秘めていることを。★現在の日本国は移民のない「純血国家」である。この「純血国家」は残念ながら現在および将来に向かって「人口が減少してゆく宿命にある国家」と理解されている。★この致命的宿命について、考えうる重大な対案がある。それは欧米がすでにそうなっているように、日本に計画的に移民を導入する政策である。たとえ10パーセントの移民案ですら、日本の人口問題を劇的に変えるであろう。日本の将来を考える国民的議論に移民策がまったくないという現状は、国策の一大問題だと思う。★ところで「移民問題」がタブーになっているさいの「隠れた大議論」は、いまの日本の姿を相当に変えることなしには移民策は立たないというところにある。自由な意思をもつ人々を日本に連れてきて、生きていただくには、その方々が「近代的な意味で、論理的に、十分に納得しうる日本の制度」でなければ、たちまち突端からトラブルとなる。極端な言い方をすると、大相撲であれ、生け花であれ、お華であれ、従来まったく日本人にしか通用しなかった論法を移民に強制するようでは、移民策が成り立たないという点である。いま日本の主権を握る人々が「とうてい日本に移民策はない」とするこれが隠れた理由であろう。★いま大相撲にあらわれている「上位力士たち中心にモンゴル出身力士が巨大なグループをすでに構成していて、このグループが隠然たる政治力を発揮しているという現実問題」は、大所高所からみれば、日本にありうべき移民策に起こりうる諸問題を、相撲の世界で「先進的」に起こしているだけのことである。将来の計を考えるのならば、現在の問題をそっくり受け止めて、それでも従来の日本相撲の精神が生きるように、いま強烈な秩序を敷くがよろしかろう。★貴乃花さんをいじめていても仕方がない、むしろ貴乃花さんの考えのほうが将来の相撲には正しいのではないの。どうですか、池の坊保子さん、他人ごとではないと思いますよ。
2017-11-28 18:34:00
2017年11月27日の衆議院予算委員会。野党立憲民主党の長妻氏の質問に対する、安部総理の答弁は、憲法談義としていかにもたわけている。長妻氏は、たとえ今憲法改正がなくとも、現憲法のままで、自衛隊を合憲として受け入れる態度が現在の国民の中に広く存在すると思われるが、それなのに首相が、なにがなんでも憲法を改正して憲法第9条に、第3項として自衛隊の存在を書き加えると考えるのはなぜか、と聞いた。それに対する首相の答弁は、現在の日本の憲法学者中、自衛隊を合憲とみなす学者はたったの20パーセントしかいない。残り80パーセントの憲法学者は、自衛隊違憲、あるいは少なくとも「自衛隊合憲とはみない」学者である。であるから憲法を改正して第9条に自衛隊を書き加えておかないと、憲法学者の大多数が自衛隊合憲としない、と。★なんとまあ、現在の日本の憲法学者の80パーセントが自衛隊を合憲とはしていないということを十分承知したうえで、「だから憲法改正が必要」だというのだ。なんというロジックだろう。★長妻氏が「自衛隊の存在が認められている」というのも、「戦争の中には自衛戦争もあり、戦争は止めても自衛戦争の権利は残っている」という「解釈」から、「自衛戦争を行う軍隊」までは否定できないのではないか、という憲法談義としては「グレーの解釈」から出発しているのに過ぎない。こういう「グレーの解釈」を現政府の安保法制にまで「当然のように」押し広げるのには抵抗が出てくるのが当然である。★かつて自衛隊を違憲とする伊達裁判があり(砂川事件)、司法によるこの「違憲立法審査権」は、最高裁が「高度の政治的案件ゆえに審査しない」と却下した。(ただ、このときの最高裁長官がひそかに米国大使と会見して司法の見通しを漏らしていたことが、のちに米国の公文書公開で知られている。)この砂川事件の最高裁判決を、現在の安部内閣が「自衛隊合憲の司法判断」として好んで引き合いに出すというのも、いったいどういう感覚だろうと呆れる。もっとも自衛隊合憲の判決というのが、ことほど左様に希少なのであろう。