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2018-04-24 14:05:00
2018年4月24日・札幌。John E. Warriner著。1988年発行。Harcourt Brace Jovanovich, Publishers発行。ハードカバー847ページ。これは英作文の教科書です。たいへん詳細、丁寧に書かれており、著者もさすがに一度の履修ではこの内容のすべてを学ぷのは無理と思ったのでしょう。履修後も長く手元に置いて作文辞典のようにも使いなさいと言っている。いうならば「作文支援のランゲジラボ」の勘所を1冊の本にさわりだけまとめたようなものだ。私はこの本を古書店で650円で買ってきた(わたしとしては比較的に高い本だった)。私は米国の大学の作文の授業を一度だけ取ったことがある。作文を丁寧に説く本がほしいとおもっいたので、ちょうどよかった。とてもはやく読める本ではありません、丁寧に少しずつ読んでいます。内容。★Part One Composition:The Writing Process 1 Writing and Thinking 2 Writing Paragraphs 3 Writing Expository Compositions--The Whole Composition 4 Writing Expository Compositions --Specific Expository Writing Assignments 5 Writing Persuasive Compositions 6 Imaginative and Expressive Writing 7 Writing a Research Paper 8 Writing Business Letters and Completing Forms 9 Effective Diction ★ Part Two Composition: Writing and Revising Sentences 10. Sentence Completeness 11.Coordination and Subordination 12.Clear Reference 13.Placement of Modifiers 14. Parallel Structure 15. Unnecessary Shifts in Sentences 16. Sentence Conciseness 17. Sentence Combining and Revising 18.Sentence Revision ★Part Three: Tools for Writing and Revising 19. The Part of Speech 20. The Part of a Sentence 21. The Phrase 22. The Clause 23. The History and Development of English 24. Agreement 25. Correct Use of Pronouns 26. Correct form and Use of verbs 27. Correct Use of Modifiers 28. Glossary of Usage 29. Capitalization 30. Punctuation--End Marks and Commas 31. Punctuation--Other Marks of Punctuation 32. Spelling ★ Part Four: Resources for Writing and Studying 33. The Library 34. Reference Books 35. The Dictionary 36. Vocabulary 37. Studying and Test Taking ★ Part Five: Speaking and Listening 38. Discussion and Debate 39. Public Speaking
2018-04-24 13:22:00
2018年4月24日・札幌。この題名は何かというと、これは英国が公的に行っているThe Open University、通信教育の学習ガイドです。私が持っているのは1995年版。この通信教育を履修するためには、どんなことに注意して学習したらいいかを、事細かに述べております(もちろん英語で)。内容の各章の題だけ参考に書きましょう。1.Getting started 2.Reading and note taking 3.Other ways of studying 4.Working with numbers 5. What is good writing? 6.How to write essays 7. Preparing for examinations という具合。248ページの薄い冊子ですが、学習の知恵が(英国の通信教育だから、英語で学習するわけで、いやおうなく英語学習の知恵が)びっしり詰まっています。この宝物を私は古書店で105円で買ってきた。★何しろわがルームドクターズ社の定款には、日本人が「海外で受講する通信教育のサポート」という一条が入っているのです。こういう本こそ丁寧に研究しなくちゃ。(今春ヨーロッパからアイランドコーポに入居するはずだったお客さんは、海外での通信教育にわがこととしてかかわる人だったから、ヨーロッパの通信教育事情など伺えると思っていたのですが、いらっしゃらなかったので、残念)こういう本をネタに英語学習の談義をするのならブログネタは延々と続くでしょうが、版権上ちょっとやりにくい。私はこれを悠々と何週間もかけて少しずつ読んできました。各章の題でお気づきになったと思うが、writingに非常なスペースが割かれているし、またwritingのところが含蓄があって非常に難しい。(それはそうだ。通信教育の評価はリポート提出が大きな部分を占めるからです。)最近ようやく日本の高等教育機関の英語教育にも、パラグラフ・ライティングの指導がそれなりの比重を占めるようになってきたが、そこで取り扱われている教育内容は、ごく形式的で、「薄手」ですね。和英辞典必携で、やらかしている英文では、とても無理です。単語単位でも、語句単位でも、文単位でもなく、最低のところでもパラグラフ単位で英文を書かなくては。こういう発想の場合、口頭のスピーチなどは比較的に楽にこなせます。
2018-04-24 11:39:00
2018年4月24日・札幌。日本ハムとオリックスの3連戦。札幌ドーム。第1戦。先発上沢。上沢は前回危険球退場だったので、今度は気を付けてね。午後6時ころ。テレビ、UHB。ラジオ、HBC、SТV。★エンジェルス大谷選手は、22日(米国時間)、ジャイアンツ戦で4番DHに起用され、ヒットを1本打った由。大谷4番の起用はたまたま今回のみと思われる。★北海道新聞、2018年4月24日号、26ページに、「LPガス北海道価格調査」という注目すべき記事が出た。LPガスの道内業者による提供価格が、本州の業者の平均と比べると、「2‐3割高くなっている」というとんでもない話。しかも道内のLP供給業者は、情報開示に非常に不熱心である。★当アイランドコーポの場合、プロパン使用を極力避けて居住するように皆さんに求めているのは、下手まごするとプロパン代のほうがうちの超低価格の部屋代を超えてしまうからである。夏季居住に限定するなら、プロパンなしが、なんとか実現できないだろううか。これがうちの「シンプルライフ」プランの勘所だ。★もしロシアの天然ガスをガス管を引いて北海道に導入できるのなら、ガスの消費者価格は劇的に下がる。ただ、日ロ両国間に安定した政治関係が成りたたなければ、ガス管は引けないから、ことは日ロ平和条約締結が可能かどうかにかかる。前に話題にした「石狩から増毛・留萌」にかけての経済地図も、もし日ロ平和条約が締結されれば、条件が劇的に変わる。石狩港と増毛港・留萌港がロシア・サハリン州と北海道との地理関係からその重要性が飛躍的に高まるだけではない。サハリン南部から北海道に導入されるガス管は、海岸線をまず石狩港に向かって走り、その過程で石狩・留萌・増毛地区を通る。そして石狩港から道央を南北に縦断して苫小牧へ向かい、道南を函館方面に走り、本州へ向かうだろう。(そしてこの過程で、現在の道内のLP供給業者は全て全滅して北ガスの天下となろう。もっとも、こういう日がいつくることやら。)
2018-04-23 20:37:00
2018年4月23日・札幌。いま佐藤智恵『ゼロからのМAB』新潮文庫、2013年、を読み終わって、たいへん感心したので、ひとことコメントする。米国の大学院で、日本でいえば修士課程に当たる。「経営学を専門とする大学院」(本書28頁)で、ビジネススクールともいう。その終了資格がМAB。むろんビジネススクールを終了しなければこの資格は与えられない。★いまのグローバルな経営環境で定番のようになっているビジネススキルを身に着けたという勲章が、このМBAという称号。★私の興味と着眼も、佐藤さんの「ゼロからのМBA」の過程を、英語を身に着けそれを運用するという側面にある。彼女がまずТОEFLで600点以上をマークするのに苦しみ、次に志望大学院に出す英文リポートをどう組み立てるかに苦しみ、入学すると課されている学科目を現実にどう履修してゆくかに苦しむ有様を赤裸々に語っている。★私が特に感心したのは、1学期と2学期が必修科目だが、(3学期と4学期が選択科目)この必修科目の期間に大学院側が履修者にグループを作って割り当てている点だ。佐藤さんはスペイン人のパブロ、アメリカ人のディブとエリックという3人の男性とチームを組まされたという。このチームで、履修に取り組む。★私、昔、ミシガン大学で、八幡製鉄法務部から派遣された某さんが、ロースクールで悪戦苦闘する様子を直接伺っていたが、某さんは自分から声をかけてクラスに数人の学習グループを作り、佐藤さんの場合の「チーム・ヒッキー」と似たようなことをしていた。こういう某さんのような努力と経験が、後年スクール当局に取り入れられたのだな。★私は思う。この佐藤さんのように自分の苦心を日本人の共通経験とできるようにまとめておくことは、非常に手助けになる。★いま私が注目しているのは、英米の大学の通信教育をネット上で受ける努力と経験である。ネット上の講義は動画で流れるし、テクストや参考書は(個人にはいささか高価なのが問題だが)よく読めばわかる。問題は頻繁に課される英文リポートである(メールで手紙を書く時もある)。英文リポートをたじろがずに書くガッツが必要だが(評価の要になるので)、リポートを学生が書くのを支援する機構が高等教育機関には必要である。(米国でのランゲジラボがその役割を果たしている。)米国にさえあるぐらいだから、外国である日本にあってしかるべしと思う。佐藤さんの時代より後になっている今なら、こういう着眼が必要だ。もしうまくゆくと、大学レベル以上の教育を米国の高等教育を利用しながら行うことができる。どうだろう。夕張市長さん。こういう教育方法着眼の日本第1号にならないか。そうすれば夕張大学が秋田国際教養大学を抜くかもよ。
2018-04-23 10:56:00
2018年4月23日・札幌。夕張市が本年度から導入するという市内小中高校の、ネットを利用した英会話教育は、よくぞ思い切ってこういう方法を取り入れてくれたと、その英断に拍手を惜しまない。(今日の北海道新聞、10ページの記事による)この英語教育の中心に座っているのが、ネットを利用して、生徒がパソコン画面を前にして、(小学生の場合)1回15分間、「ネット電話でフィリピンと日本を結び、現地の外国人講師と対面授業を行う」ものである。この簡単な工夫により、英語授業の中でもっとも企画しにくい部分が軌道に乗る。★私は以前、フィリピンで英語教育を受けたツアーコンダクターに、お世話になった海外旅行をしたことがある。本人はたいへん卑下していたが、立派に務まりますよ。★俗な話で申し訳ないが、この教育の費用は、従来伝統的な英会話教育と比べて格段に安い。実際のところ、巷の英会話教室のいくつかは、実際にこういう方法に切り替わっている。ただ、あまり喧伝しないだけだ。★市民の英会話など、この夕張方式を大胆に採用したらいいのだ。ネイテイブがどうの、スタンダードな英会話がどうの、という次元でもないのに。