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今、世界平和は、大きな岐路に立った。イスラエル・アメリカの連合勢力が軍事的にイランを先制攻撃し、イラン中心部を襲ってイラン最高首脳部20名ほどを戦死させた。これに対してイランも全面軍事反撃に入り、中東湾岸地域はいつ終わるとも知れぬ戦争状態になり、イランなどの湾岸諸国の原油の世界市場への搬出路であるペルシャ湾ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態となり、世界経済は主要な原油供給源との連絡を絶たれるという大恐慌状態になった。/アジア諸国も欧州諸国もなんとか原油を継続して入手したい。(イスラエル・アメリカとイランの軍事的敵対状態が続いていても、しかしその戦争に対しては距離のある世界諸国は、とにかく原油を手に入れたい。)/ところがそこで、「2つの苦肉の策」が提起された。この2つは、はっきりと、切り口が違う。だからここで「岐路」と呼んだ。/ひとつは、G7という集団がその議長国フランスのマクロン大統領によって宣言したもので、G7諸国連帯の行動でホルムズ海峡安全通行の保証をしたいと。(これが昨日の朝日新聞1面トップに出ていた記事である。)/ところがもう一つの宣言が、アメリカのベッセント財務長官によって行われていて、これはアメリカが有志国と連携してホルムズ海峡通行を護衛するという。(3/13 ネットにも載っている)/これは同じように聞こえるが、違うな。世界外交の姿としては、いま現実にはフランスが音頭をとってヨーロッパ勢を糾合し(スペインも大賛成だと。イギリス、ドイツも、同意すると。日本も反対はしていない。)、アメリカの協力を求めるとしてもG7の一員としてのアメリカという位置ずけである。この「集団」のほうがイランを説得しやすい。/ところがベッセント発言の設定では、世界の「外交集団」という点がまったく説得力を欠く。「有志国と連携」するだと。世界中はみな「有志国」という得体のしれない位置にあるわけで、ここに「集団性」が乏しい。もっぱら「トランプの集団」だ。/ぜひマクロン宣言の方で、イランとのかかわりを調整し、アメリカやイスラエルを「協調」させてほしい。/さきごろ、ドイツ首相と日本首相との20分の電話会談があって、ホルムズ海峡にたいする連合を話題にしたようだが、「ドイツと日本の連携」というのは穏やかではないな。ドイツはその後きっと、G7という集団で、同様の趣旨を達成しようということにしたのであろう。日本もまたG7の一員で、ドイツ同様に、G7による合意のほうか筋だろう。/ところで数日後、高市氏はトランプ氏と会談の予定になっているが、日本としての国際外交の道に誤りなきよう、願いたい。
あさひしんぶんは 今日の1めんとっぷで G7が ほるむずかいきょう じゆうつうこうを しじすると ほうどうしている。/これは たいへん すばらしいにゅーすだ。/G7というしゅうだんのいしひょうじとなっているてんが もっともちゅうもくされる。/G7が、さいきん いらんの ちゅうとうちいきしょこくへの さんぱつてきこうせいが つよいのを けねんしてのはなしなのは あきらか。/げんじつろんとしては、このG7せんげんは、いらんのきょどうをせいげんするだろうし、いすらえる・べいこくも、これをそんちょうするほかない。/ちゅうとうせんらんが これでわへいのみちをもさくしてゆけるのなら、けっこうではないか。/ただ、いまのねっとには、かんれんきじがまことにとぼしい。ひとつだけ、3/13 えきすぱーときじで 「いっけん いらんせんそうに まきこまれただけの おうしゅうのひめたるもくてき」という ちゅうもくすべききじがある。//さいごに さいきんよくおこることだが わたしがじゅうだいとかんがえて とうこうしようとすると このようにもじが かけなくなるひげきがひんぱつしている。しえーむ。//それなら しょうがく2ねんせいの みなさんに よんでいただこう。いまや ひらがなしか よめないひとびとに せかいへいわの ぎろんをたくそう。/3/14 追伸。朝日新聞はその後このG7の件の報道はほとんどない。しかし北海道新聞は、3/14日の1面で「米、有志国と船舶護衛」という記事の中で、「先進7か国(G7)議長国フランスは11日公表した声明で、海上輸送の安全確保で各国が連携することで一致したと表明。戦闘状態を踏まえ、船舶の護衛の可能性を検討し、船会社などとの協議を進めると強調した。」と、G7議長国フランスの声明も書いた。また関連記事として、同紙2頁の「米、ロシア原油購入許制裁一時緩和」と、トランプ米国の苦し紛れの判断を記事にしている。/どうやら、米国トランプ氏は、一方でこのめちゃくちゃなイラン戦争を始めておきながら、初期の目論見通りにならないので、なんとか手ごろに身を引きたいと模索しているのではなかろうか。そのような緊急妥協策について、おそらくは側近たちのさまざまな示唆を検討しているのではないか。そういうことの曲がりくねった一幕が、G7や、ロシア原油の制裁一時緩和、というような話題にかかわるのかもしれないね。日本は単にトランプ氏に「協賛」ばかりしていてはいけないだろう。/ G7のこういう積極的外交には、ヨーロッパ全体の広範な支持がありそうだ。私、以前、イラン戦争でいま世界がイスラム教対キリスト教の対決という一神教間の激化にある、と書いたが、考えてみるとキリスト教にはプロテスタントとカトリックという大きな分岐がある。私が現代のキリスト教というとき、どうもプロテスタントばかりが念頭にあったようだ。いまキリスト教側が深刻な問題はらみに見えるのは、大上段にいえば、ルターの宗教改革以後の近現代世界を徹底的な「個人の、自由」という政治的イデオロギーとともに「リード」してきたプロテスタントとそれに同調する原始キリスト教的流派の時代が、今一段落しつつあるということではなかろうか。カトリックとローマ法王の教会が、事柄の仲裁者として登場しようとしているのではなかろうか。(かのフランスの社会人類学者エマニュエル・トッド氏が強調する、現代におけるキリスト教の「ゾンビ化」は、じつはプロテスタントにおいて甚だしいものなのではないか。国で言うと、米国、英国、ドイツである。それに対して、フランスやスペインや、ローマ法王や、中南米やは、仲裁者としてあらわれるのではないか。いや、米国をプロテスタントに単純化はできない。例えば以前の大統領ケネディ氏は、人も知る、カトリックの信者であったよ。)/ 3/16 共同通信 配信で、「ネタヤエフ氏、死亡説」が現れている、というニュース。イスラエル・アメリカが行ったイラン軍事強襲でイランが最高幹部20名を殺害されたことに端を発する今の「イラン戦争」、その結果が全世界におよぶことに憤懣絶えない「人心」が生み出した「イスラエルの最高軍事指導者ネタヤエフとそれを補佐した米国のトランプ大統領という2人」が「今回の最高責任者」だから、「この2人に消えてほしい」という端的な願望が現れるのは時の勢い。このニュースにつけられたたくさんのコメントがはかりなくも「人心」をよくあらわしている。特に憎まれるのはネタヤエフ氏だ。/それにしても一歩退いて考慮すれば、このネタヤエフ謀殺願望は、確かにイスラエル国建国神話がこの80年間の寿命を終えたということを如実に示している。イスラエル国解散の宿命が歴史的に迫ってきたというわけだ。(イスラエル国国民自体にそういうことを熟慮する人があらわれてもよさそうなものだが、そんな人、聞いたこともない。)/ 今のようなイラン戦争が今後も続くことは、「イスラエルがその結果、中東世界の統率者となる」(これがネタヤエフ氏の思惑のようだが)のではなくて、そのすっかり正反対の、「イスラエルが建国神話の光栄と説得力を失って、イスラエル国の解散に帰結する」という歴史的状況を作ってゆくのだということに、気が付いていただきたいものだ。/ 3/16 ロイター 配信。ローマ法王、イラン戦争の戦闘をやめよ、と「中東のキリスト教信者の代表」として、訴えている。/この「中東のキリスト教信者」というのは、何を指すのか。遠回しに「イスラエル国民」も含めようと意図しているのか、まことに「仏教的言辞」で結構。イスラエル国民の多数がこの趣旨に同意すれば、イラン戦争はあっというまに終結するだろう。カトリックが仲裁者として登場したというわけだ。/ごく最近、欧州や米国で、「イランに同情し、ユダヤ教徒を憎む」テロ事件が、個人的で散発的だが、頻発の兆しを見せている。欧州も他人事ではないのだ。米国内もしかり。
現在の世界の政治・経済情勢は、「狂乱」と呼ぶのが最も正確ではなかろうか。イスラエルと米国は中東世界を自分たちの支配する地域にするためにイランを「完全」制圧しようと志し、イランはまた徹底してそれに反発しようとしている。力と力によるねじ伏せ合いで、この狂乱は「誰は手を退いて、いつ収まるのか」、「そもそもいつまで続くのか」、「ないしはとっじょ下火になるのか」、そんなことは誰も予言できそうもない。わかっていることは、この狂乱状態はまちがいなく世界の政治と経済を多くの国々にとって恐るべき混乱状態に落としてゆくということだ。エネルギー危機の不安定さは、多くの国々で市民の生活を破壊し、インフレと貧困を押し広げるだろう。金融経済は不安定を極め、「いまこうである」「目先どうなるか」という話題が大量に新聞とテレビとネットに現れている。//そもそも中東では、キリスト教勢力(つまりイスラエルと米国)が、イスラム勢力の極であるイランと対立する図柄で、イラン以外の湾岸イスラム諸国は、さしあたりイスラエル・米国側についているけれども、「イスラエルが中東を全面支配する構図」がそう簡単に許容できるものとも思えない。なにせイスラム教、キリスト教、どちらの一神教も、「常に是非をはっきりさせる」世界観の持ち主だから、ひとたび対立すると収拾が難しい。そこへゆくとアジアの仏教という世界宗教は、にわかに正否を決めるなどということはない(色即是空・空即是色さ)。その世界宗教・仏教のもっとも「高度」のものが日本の大乗仏教ではなかろうか。日本だけが、イスラム教とキリスト教の大紛争を仲介できるのではなかろうか。もつとも高市さんがそういう人とは全然思えないけど・僻目かな。
3/8 朝日にも道新にも、1面トップで、トランプ氏が6日に、イランに無条件降伏を迫る、宣言をした、という記事が載った。(正直、両新聞がなぜにこれを1面トップ記事としたのか、「困惑」するよ。普通の感覚で言えば、これを1面トップにした以上、この「異常」な出来事についての関連記事と、社としての解説記事などがありそうなものだが、そういう部分が今朝の新聞には乏しいのだ。)それであえて私ごときが、異常な感想を述べる。/トランプ米国は、今回のイランとの軍事紛争を、心理的には80数年以前の対日戦争で、天皇制日本に対してポッダム宣言を発して「神国」日本に対する無条件降伏を迫ったのと「同じこと」をやっているのだと、「確信」しているのではないのかね。①イラン降伏後の政治体制が民主的かどうかはどうでもよい。②宗教の指導者が新しいイラン元首になっても構いはしない。③とにかくイラン降伏後の戦後イランが米国の指導下に入りさえすればよいのだ。//なんか、「太平洋戦争後の日本の終戦処理」での対日占領方針を「回顧」させるような米国の「心理」だ。どうせ人の陰では、トランプとその閣僚は、イランに対しても日本に対してもこういう雑談をしているのだろうよ。/実に思い返せば(別に思い返さなくとも)、従来「バーレビ国王の絶対王政」下にあったイランで1970年代に起こった「ホメイニ革命」は、市民革命というよりは、わが明治維新によく似た「宗教国家」(わが日本が明治維新で天皇教という「国家神道」を体制の中心にしたように)であったね。(まあ、一種の市民革命ではあったが。)
3/5 TBSニュース DIG 配信 「高市総理イランの行動を非難」/ ドイツの首相と20分間電話会談して、その中で、高市氏はイランが中東のイラン周辺の国々の施設等を攻撃していることが不当であるとし、同じ見解のドイツと協力してイラン周辺の平穏を図るよう努めようと述べたという。// 実に軽率で、日本の置かれた政治・経済的苦境を全然苦衷とはしていない「フィーリング」だねこの人物は。ドイツが最近非常にイスラエルと接近した行動をしていたのをまるで知らなかったのか・周囲の側近とは「情勢の勉強」は全然していないのだろうか。ドイツは残念ながら今の情勢下ではとても「中立」とはいえないよ。残念ながらいまのドイツは「野心の多い」国だよ。高市氏はうまくドイツのフィーリングに乗せられたのか。/イスラエル・米国のイランに対する「軍事先制攻撃」への態度表明は一つもなかったあたりが、「高市日本の国際政治的立場」を如実に示すことになってしまった。/ この配信につけられていた「意見」の中では、高市氏の立場は実に「積極的関与」(19.5%)に当たるわけだね。フランクにいうと19.5%しか支持され得ないお人が、100%の政治的独裁者だという点に日本の悲劇がある。/このあとトランプ氏と会談する日程になるが、日本国民は「最悪・最低」の「結果」が起こることに覚悟せねばならないかもしれない。いまトランプ氏が盛んに振りまいているフィーリングをこの「小トランプ」は、たんに自己の権勢継続のために、「快諾」するのではなかろうか。①トランプ氏は中近東世界平和維持のために米国が全軍事力を長期間にわたって振るうというフィーリングを示している。高市日本はそれにすっかり乗って、中東の平和のために、日本自衛隊が「自衛行動として」中東に出動すると声明するのではなかろうか。②トランプ氏はいま仮想通貨ビットコインを買い煽っている最中だ。ドル通貨を仮想通貨のステーブル・コインに紐づけするトランプ氏の政策に協力して、ドル建てステーブル・コインを日本円と紐づけすることに同意して、やんやのトランプからの喝采を浴びるのではあるまいか。/「あなたの決断が、あなたに必要な膨大な財源を生み出してくれるよ。これからビッドコインが暴騰することでね」と煽られてね。//なおこのTBS配信 と同種の記事が、3/6 朝日新聞 1面の一か所に載っている。