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たくさんの報道がネットにでているが、結局米国が今回の会談で、台湾問題にどういう態度を表明したかは、結局玉虫色とでも言うしかない。回答を保留して、将来はっきりさせるとしたのだろうことは伺える。年内に数回米中が会う予定がたてられたことでもあるし。しかし結局、本当はどうであったとは、わからない、とするしかないな。
5/15 Reuters 峰村氏 配信 「首脳会談に向けた米中の思惑 『中国の狙いは台湾だけ』」//この配信は、当面の利を米国が収めた一方で、中国は余裕ある地位を世界に確保した、と米中会談の両者の損得を描いた。/まあ、この「米中協調」が当面するイラン戦争を、米国の面子を保った状態で収束するのなら、世界はひとまず安心だろう。中東の原油が手に入らないのでは、世界がやってゆけないからである。
5/14 読売新聞オンライン 配信 「習近平氏、アメリカ産原油の購入量に関心示す。ホワイトハウスが米中首脳会談の概要発表」// この配信によれば、中国は、次の3点で、米国の当面しているイラン政策に対して、協力する意思を示したという。①中国はホルムズ海峡の自由通行を求める。②中国はイランが通行料を取ることを認めない。③米中は、イランが決して核兵器を持てない、ことを確認した。これこそが今回トランプ氏が中国にもつとも期待していたところであり、その思いが果たされたのだから、トランプ外交の大成功といずれトランプは自任の声明でもするだろうよ。/ところで米国から台湾への武器提供問題は、中国側が、会談最高の問題点としている台湾問題にかかわるのだが、その帰趨については、昨夜米国が公表した概況コメントには一切触れられていない。/しかしこの問題について何の話し合いもなかったはずがなく、たんに米国側が「マスク」しているだけだろう。最悪のケースではなんらかの秘密協定が米中間に成立している可能性もあろう。/なにしろトランプも、習氏も、世界の運命を今や米中で分け合っているかのような言辞を、簡単に宣言している。トランプにいわせると、G2だとね。
当面にせまった米中会談。ネット上にいろいろの「読み」が掲載されている。一番ありそうなのが、5/13 北海道新聞 配信 「米中、台湾への武器売却協議へ 14日首脳会談 トランプ氏、イラン情勢で協力求め」。ではなかろうか。この記事は、会談の勘所を、米国は台湾への武器販売を行わない、という譲歩をし、その見返りに、中国が、米国のイラン政策を「援助」する、というところだろうとしている。むろんそのことが、どういう表面上の現れ方をするかは、知るところではないよ。/トランプは今が仮想通貨を「躍り上がらせる」潮時として、イラン戦争を小休止することで、仮想通貨の爆上がりを誘い、トランプ第2期の政策の柱である「仮想通貨でアメリカが世界一」を、「成った」と宣言したいのではなかろうか。
ルビオ国務長官が、いま産休で休んでいる報道官を代理して、米国政府の現在の立場を表明する会見を行った、という報道があった。/どうして国務長官が報道官を代理するのかという疑問はあるものの、こういう記者会見を行うこと自体は、たいへんにまっとうなことだ。/ところが他方では、トランプは例によってそれ自体がどういう信ぴょう性をもつのかうたがわせるようなセリフを、何種類も発信していて、どこに真実があるのか、恐ろしく混迷している状況は、いま最高のありさま。/その中でひとつ、大変に明瞭な事件は、訪米中の英国国王が米国議会に招待されたあいさつで、非常な皮肉交じりで、暗にトランプ氏を全面的に批判しながらしかし表面上はトランプ批判ではない、という「絶妙」なスピーチを行い、全議員総立ちの拍手を何回か受けたという話、トランプもその席にいたが、トランプはこのスピーチについて別に機嫌を損じてはいなかった由。/私は昨夜のBSフジ、プライムニュース・午後8時から10時まで、の中で、この英国王のスピーチが長時間にわたって採録されている動画像を眺めたが、実に爽快な眺めであった。//アングロサクソン国として、政治的に一日の長が立憲君主国である英国にあることを、如実に示して、英国の国威も発揚したわけだ。それに英国首相ではとても こんな芸当はできないものね。国王が「マイ プレミアム ミニスター」と首相のことに言及する「英語の響き」がまるで自分の手下を呼ぶように聞こえたのも(じっさい英語の構成上はそうなっているのだということに、いまさらながら気づかされた。マグナカルタで世俗の権利はうばわれたものの、国王の尊厳は厳としてあるぞよと、「実力」をもって表明したようなものさ)、偶然ではあるまい。「英語の政治的使い方」では米国がまだ野蛮国だと、明瞭に皮肉った。米国の誇る英語文化、シカゴマニュアルにも、政治的・外交的な英語の使い方は欠如している。英国議会の議員の政治的英語の使い方などは、とても米国議員のまねしようもない洗練されたものだ。/とおくひるがえって、立憲君主国でも、政治の舞台では、その文化を背景に、いわゆる共和制諸国と、立派に対抗できるという、日本にとっても参考になる事例になるのではないか。憲法を改正したり、軍備を強化したり、そういう「ハード面」に血道をあげる努力の何分の一かでも、わが日本の文化を背景に、堂々の国際政治を展開する可能性を追求する努力が、わが国に不足していると思うよ。いわば国力発揮の「ソフト面」だ。この面を「平和国家日本」と言い表している。