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道新5月23日号、1頁「札幌市の大規模接種会場 コンベンションセンターに開設 来月・6月・中旬、1日2500人規模」。札幌市は市内高齢者への接種完了後、道や道内の医療系大学と提携し64歳以下の市民や近郊市民に接種対象を広げる考え。1日2500人規模を見込む。これは現在の札幌集団接種会場であるパークホテルとエルプラザ計1日2000人と同程度以上の規模。コンベンションセンターの交通アクセスは札幌地下鉄東西線「東札幌駅」から5分程度。会場への無料バスも検討中。接種に直接携わる医療関係は、北海道大学の協力を得る模様で、北大は医師を1日当たり10人派遣すると。注射の打ち手は歯科医師と看護師で、北海道看護協会などを通じて公募で確保の予定、北海道薬剤師会は薬剤師を派遣してワクチンの希釈を担う由。この計画が明らかになったのは5月22日。中村征太郎記者。☆64歳以下の国民を対象とする大規模会場設営案で、こういう可能性をどんどん開いていただきたいものだ。万が一オリンピック政策で国内にてんやわんやが起こっても、今のうちにこういう可能性が大きく広がっていれば、国民が救われる。
土曜日・朝方曇り・札幌。☆道新天気予報では「15時まで曇り、15時から21時まで雨、その後曇り」「気温は18度‐14度」と読める。昨日は所用で外出したが、天気予報を参考にして、12時までにすべて終わらせようとした。実際に午後から雨になった。★道新2頁「モデルナ大規模接種に」。従来ファイザー種だけが日本国内で認可されていたが、政府は26日、モデルナ種とアストラ種を特例追加承認した。アストラはちょっと保留するようだが、モデルナは近い将来に大規模接種に使用するという。★道新3頁「全道に第4波急拡大 大型連休から2週間で3倍」。正直、連休まえには、連休後にこんなに急速にかつ大規模に感染者が増加するとは思えない気分だった。それがなぜ、今「日本一?」。連休中に強行された札幌プレマラソン?連休中にも鳴り物入りで行われていた「道内への新しい旅の工夫」?連休中道内観光地に本州から相当の観光客が入れ込んでいたこと?いずれにせよ「北海道」に大きな気のゆるみがあったことは否定できない。★道新11頁「観光業ワクチン接種に一役 電話予約受付 会場提供」。観光業がいまの遊休資源を利用して、ワクチン接種事業を手伝うというのは、いい考えだ。昨日当家家族が出向いたB病院は、当方の抗議に対して、ぐたぐだと、いかに開業医が大変な目に合っているかと言い訳していたが、その言葉のなかに、「接種後30分間待期観察するなんて、当院のような狭い病院がそれだけの空間をどうやって確保できるものか」と愚痴っていた。これは非常にもつともな愚痴で、そういう開業医に接種事業を丸投げする札幌市は、この広い待期空間と電話予約システムを手伝ってやるという知恵はなかったのか。早い話、観光業者に公費支援して協力を求めるのは、いい考えではないか。あるいはいっそのこと、ある地区の開業医たちのために、公費支援した接種会場を作り、開業医たちの医療担当者とその予定患者たちをその会場に集まるようにプランしたらいいではないか。万が一日本国でこの後も長期間コロナ禍が激化するようなときには、接種はあらゆる年齢層向けに頻繁に行われることになるのではないか。そういうことを憂えて接種プランを国民的に構想する行政官僚が国にも地方にも相当にいていいと思うよ。ある程度予期し、準備していれば、同じことでも目立ってスムースになるだろう。★道新32頁「北見 ネット予約停止 ワクチン接種 再開時期は未定」。集団会場のネット受付が、システムのパンクで、機能しなくなったというお粗末。1時間に2万件の受付を予想したが、実際には3万2千件がアクセスしてきて、パンクした由。ネット予約がふだんそういう習慣がなくてできない高齢者が多いが、あるいはこれは、区役所なり町内会なりでそういう人をサポートする工夫は、十分にありうることである。ボランタリーでもいい。しかしシステムそのものがパンクしたのではどうしょうもないではないか。☆わたしは、オリンピックを強行しようとするIОC、国内組織委員会、東京都、菅内閣の菅その人、この人々の強力な権力は否定しようもないので、結局何がなんでも日本オリンピックは強行されるものとあきらめている。ただ、万一その場合に、名状すべからざる感染の大爆発が日本国内に起こることを憂え、その場合に国と民族が何とか事態を打開できるように今のうちから考えて居たほうがいいと思う。そういう場合、開業医の皆さんの能力が救いになるように、いまのうちに緊急事態を想定した計画や工夫を考えて居たほうがいいと思うが。現在の事態はその予行演習になる。
金曜日・朝方曇り・札幌。☆道新の天気予報では「12時まで曇り、その後雨、21時から曇り」、「気温18度から13度」昨日よりずっと寒い、と読める。今日5月21日、毎月20日過ぎに定期的に診療をうけている「かかりつけ医」B病院に家人が行った。コロナワクチン接種の予約を直接に取ろうと考えたのである。ところが、何とも呆れたお答えであった。「予約は既に満杯になった」「次の予約受付日」として来月6月のずいぶん遅い日付けを示す。「予約は電話でしか受け付けない」。この病院の75歳以上の「毎月定期診療患者」はとっくに病院が把握しているはずだ。接種回数の割り当てもその定期診療者数に見合っているはずだ。「割り当て数が少ないのだ」というほど、対象者も少ないはずだが。A病院のまことに念入りな対応に対して、このB医院の情けなさよ。それで早速札幌市の集団接種会場のほうに申込先を切り替えたが、数日後「に予約を受け付けるから、再度電話して」という。騙されるかもしれないが、今はその指示に従うつもり。☆きっとこれに類するてんやわんやが全国津津裏裏で進行中であろう。いま札幌市は75歳以上対象としているが、いずれ65歳以上に対象を広げるであろう。そして接種センターも、接種対象年齢も、さらにはワクチンの種類の複数化も、政府の考え次第で短期間に急拡大するかもしれない。国民が接種を申し込むという当たり前のことが、スムースに行われるためには、どういう細かい点に留意した制度設計をしなければならないかという経験は、現在のてんやわんやの中で、ネット記事や新聞記事やテレビニュースで十二分に明らかになってきていると思う。これに対応する行政力を現内閣が構築できないでどうするのだ。北海道。札幌市。しっかりしろ。☆緊急に一つだけ言う。予約開始の際に携帯電話から固定電話に対して申し込まれた通話は、回線が大混雑したさいに携帯各社は「接続しない」ようにしていたと。つまり瞬時に回線を切っていたと。ネットを見るとそういう記事が出ていた。そういうことを知らないで、携帯でかけまくっていてもすべて無駄となるだろう。実に携帯しか持っていない人口は多いのに。
木曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新の天気予報では、「18時まで晴れ、その後曇り」「気温24度-12度」と読める。大変暖かい日と思う。★道新紙面を見ると、今回の高齢者予約が、制度設計としては恐ろしく混乱したものとなっているように思える。「かかりつけ医」といっても、病院の受け取り方と患者の受け取り方はかなり違う。そういう当然の点を行政はほとんど考えてもいなかった。混乱した患者が「かかりつけ医」「集団会場」双方にコンタクトを求めたとしても、双方とも得体が知れないことになるようだ。直接役所に出向く人間が多くなるのはしれきったこと、そこで「電話をかけ続けなさい」としか言えないのかね。予約は、やはり早い者順となつているようであり、そしてまたたくまに、つながった者がとった予約で、「今日の予約終了」だと?これじゃ終戦直後の国鉄の汽車の切符と同じだ。菅内閣への不信・道や市の行政手腕への不信、これを連動して高めることになっている。
水曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新の天気予報では、「18時まで晴れ、その後曇り」「気温21‐12度」と昨日よりは寒い。札幌市は高齢者接種予約が今日から開始されるという日で、まずこの「予約の取り方」が順調に進むものかどうか。全国的にも「接種体制」を確実に構築することが話題になっていて、テレビも朝から接種体制のニュースを盛んに流している。新聞もむろんこの話題で紙面を満たしている。☆残念ながら、ある意味では予想していた通りのことになった。5.19、午前9時過ぎ、「かかりつけ医」に予約の電話を入れた。しかし、携帯の場合は、発信したとたんに、切れる。固定電話からの場合は、向こうの受信音がひとしきり鳴り響いた後、「今込み合っていて通じません」というメッセージか聞こえてくる。数回電話してこのありさまだから、家人は切れてきて、「病院に直接聞きに行くほかないのか」。定期診察日が20日ほど先になっているので、少なくともその日になれば会えるわけだが、どうせそういうことならその診察日を接種日にしていただければいいと思うが。あるいは郵便による交信で決めてもいいようには思う。大いに予想はしていたが、やはり国と道と市のこの件に関する制度設計はお粗末なものだな。これじゃあちこちで多くの人口を巻き込んだトラブルとなるだろう。☆拙宅は75歳以上の高齢者2名の接種予約が必要だ。かかりつけ医院はA、Bの二つ。朝方AB二つの病院とも、電話しても電話は通じない。☆ところがA病院の方からは昼頃固定電話に病院から電話が来て、1回目、2回目とも、かくかくの日時で接種予約を受け付けたいがどうかと言ってきた。感謝して、了解。接種後30分事後観察のためお残り頂くということだ。この立派な対応、病院の努力によったものか、それともソフトバンクかどこかが、朝方問い合わせの空電話を記録してのシステム的通知からでたものか(そこまでシステム的に工夫していたのなら立派だが、きっと前者だろう。その証拠にB病院の方は何とも言って来ない。ただ、B病院は20日以降に定期診察日があるのでその時に話し合えばいいとは思っている)。そういうわけで、拙宅に関する限り、メドは立った。