ルームドクターズ　札幌

当家の梅の花、三日前に数輪、咲いた。その後二日ほどこ寒い日が続いて、梅に気の毒。/久しく探していた文語訳聖書、ブックオフで見つけて買った。『文語訳新約聖書』岩波文庫、2014年、定価1440円。(今回ブックオフではその半値、770円で買った。) 私は1950年代に母の実家の物置にあった、表紙に絵が描いてある新約聖書をなんとなく愛読していた。それは文語で書かれていた。文語訳聖書に馴染んでしまったので、口語訳の聖書を見るとどうも親しめない。古書店でなんとなく探していたが、今まで見つからなかった。今回見つけて、出版社を見ると、2014年、岩波で出たとある。知っていれば、直接岩波から新刊で買っていたね。あるいは現在、私のように文語訳新約聖書を捜している人がいるかもしれないと思い、詳しく書いた。800頁近くあり、巻末に詩編も載っている。1頁あたり2日で読んでいたら、5年ぐらいかかるかなあ。

これは北海道新聞4月20日号夕刊、1頁めの記事。「遠隔操作した分身ロボットで複数人が短時間ずつ分担して働く」というのだが、これを「障害者1人分とみなして企業などの法定雇用率にカウントできるようにする」という工夫で、茨城県つくば市が企画しているという。近年ＡＩ化の勢いが盛んだが、ＡＩ化は時には雇用減という結果になることも強く警戒して、社会は対案をもつべきだ。そのさい、この記事のように、身障者雇用を増やす、あるいは安定させるという配慮と同時に行われるのなら、朗報だろう。

ウエブ上に、「南幌町」にマイホーム購入者続く(北海道ニュースUHB)という記事だ。3か月以上前の記事だが、内容が詳しくて、すばらしくわかりやすい。/それ以外でも、「南幌」と引くと、いろいろな記事があるよ。/私は思うのだが、ちょっと目線を変えて眺めれば、北海道は、生活上の宝の宝庫だ。とくに本州の人々なら、たいへんな過密状態と常時競争競争の社会から、周囲にたいへんゆとりがある当地に、一度ご着目願いたいものだ。「コロナ後」の人生に、当地を考えてみませんか。そのとっぱじめに、南幌をごらんなさい。/じっはもっともっと当地にはあるんですよ。

北海道新聞、4月15日朝刊、1面記事、「札幌五輪困難　IOC日本側に伝達　地元支持高まらず」。すでに札幌市長選投開票以前に、国際オリンピック委員会は、冬季オリンピックの札幌開催は難しいだろうと伝えてきていたという。地元の支持がとても得られそうもないというところが、その判断の大きな分かれ目だったろうと記事はいう。/根本に横たわるのは、近年、特にリオ大会以来の、「オリンピックの商業化」への批判であろう。この根本への反省が、あまりにもなさすぎるよ。/道新、19頁に「クラーク像初のお色直し」、21頁に「深み増すマツサンの琥珀色」、余市のニッカウヰスキー醸造所のいまを語る記事。ああそうか、行って一目眺めたいとおもう。それに、業務上も、道内の観光地の現状を知っておけば、来道者に話す話題にもなる。

数日続いた黄砂も、今日午後で、収まったか。道新には、札幌での桜も、4月末には見られようと。ごく近所の桜ぐらいは　見に行ってみようかな。ボケの樹、お向かいの樹がつぼみをつけだしたから、当家のもやがて咲くだろう。春が近くにやってきたという感じだ。/今日、たいへん夢のある住宅地広告のチラシが入っていた。場所は江別市の南の南幌町。「南幌ニュータウンみどり野」という。413区画募集しているが、最多区画帯216区画は、250ないし347㎡が1区画で、この場合なんとたった400万円だ。(江別市内だってとてもこんな値では買えまいよ。)南幌町の地図がついているが、ここから北広島駅まで車で15分。道路は田舎だから広くて、車の渋滞なんてまずありそうもない。この南幌町。子育てには最高だと思うよ。私ももし幼児を数人抱えていたら、こういう環境で暮らしたい。北海道住宅公社の広告だ。011-281-3712番。ここには温泉や、養護施設や、養護学校もある。なにを隠そううちの娘が若い時にこの養護学校に勤めていて、当時札幌市から通勤していた。興味があれば、北広島市か江別市にホテルをとって、この南幌町に数日通ってみて、「自分が住んだらどうなるか」空想してみたらよかろう。(この南のほうには長沼町や栗山町や、南幌町に劣らぬ魅力のある場所がある。ついでにそっちのほうならどうか、探検されたらどうか。なにも札幌市ばかりが土地ではない。)