インフォメーション
日曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「12時まで晴れ、その後18時まで曇り、その後晴れ」「気温26度‐15度」と、暖かい。★道新1頁「64歳以下時期未定半数 高齢者接種に追われ」。自治体が「従来の秩序」であった「高齢者接種7月末完了」に追われている時、その完了を待たず「64歳以下に接種を広げる」「政府の拙速新秩序」を実行するよう「突如」責められる。ここに起こるてんやわんやが「地方の責任」としてある。この背景には政府の「オリンピック強行方針」がある。この事態の表面の姿は行政の貧困だが、その真の姿は政治の貧困であろう。★道新7頁社説「デジタル賃金 安全性の確保が大前提」。預金金利はスズメの涙だが、その裏腹に送金に課される手数料は堂々の高水準だ。庶民がなんとかこの高い送金料を免れようと、デジタル決済・スマホ決済を検討しようとするのはこれも「人情」。この社説は、企業が社員に対して行う賃金支給を、企業がアプリに入金すれば、企業が従来の銀行口座への振込経費を免れるし、社員も当初から賃金を現金として受け取れるという「便利」が、思わぬ社会的危険につながるのではないのかという警告である。現在は預金保険制度があって銀行倒産に対していわゆる「ペイオフ」という預金保護がある。ところがこの「デジタル決済・スマホ決済」を支える事業者の「金融業者」としての安定性は銀行と比べればお話にもなるまい。この社説が危惧しているのは、賃金がデジタル決済になるということの「社会的帰結」としての社会問題である。しかしこの危惧はじつは賃金支払い以外の送金にも根本的に当てはまる。☆銀行の高い手数料は、送金に伴う金融的社会的安全を、銀行という個体が担保していたために起こっていたことであったのに、いまさらながら思い至る。事の根は深い。
土曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「終日晴れ」「気温は27度‐13度」と、上がってきたが、寒暖差は大きい。★道新2頁「札幌市接種今なら明き」、14頁「集団接種の枠 半数明き」。ここ数日、政府はにわかに様々の命令を発して、国内接種拙速の構え。75歳以上の人口はこのまま「ウエブ、電話、先着順」の方針では「積み残される」危険がある。行政は、高齢者の予約方法を工夫したらよい。せめて直接に市役所や会場に現れた高齢者にしかるべき処遇を与えたらどうか。
金曜日・朝方雨・札幌。☆道新天気予報では「午前9時まで曇り、その後18時まで雨、夜間晴れ」「気温は19度‐16度」とまずまず。☆高齢者のワクチン注射予約が伸び悩んでいるというが、この人々を結局は「積み残す」ようなことになるような予感がする。行政は対応を改めて、市役所や区役所、集団接種場、発熱病院などに直接現れて予約を求める老齢者に、「少し先の日付」の予約券を特に配ったらいいだろう。わざわざ窓口に直接現れる老齢者というのは、いまの「ネットと電話、先着順」というありように全然馴染まない人々だ。
木曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「12時まで晴れ、その後曇り」「気温は24度‐12度」と、暖かい。★コロナワクチン接種関係のニュース、全紙面にわたる。1頁「接種予約センター疲弊 電話殺到、苦情や暴言」。3頁「職場接種 格差生む懸念」。14頁「予約第3弾初日は3割 鈍い出足、ネット回避か」。26頁「接種率 全国44位、なぜ? 広い道内配送に時間 少ない医師」。★25頁「賃貸のLPガス料金透明化へ 事前説明、国が業界に要求 北大生協モデル」竹中達哉記者。☆これは賃貸入居者にとってたいへん大事な問題。多くのアパートがLPガスを使用しているが、このガス料金の仕組みが非常にわかりづらい。私はたった一点だけ申し上げたい。LPガス業者はつねに自社ホームぺージで自社の料金の仕組みを丁寧に説明しておいてもらいたい。説明が曖昧な業者が多すぎないか。ホームぺージを持っていない会社すらある。この記事は北大生協が賃貸物件の紹介カードにLPガスの基本・従属料金を明記させているというのだ。☆当ルームドクターズが管理する北15条西3丁目の北大生向けアパート「ベルウッド15」は、LPガスについて、ガスワン・いちたかたかはしを入れているが、この建物の全体で「いちたか」が供給している見返りに、料金にある種の割引を約束している。この約束を守ってもらうためもあって、新入居者の「いちたか」との契約時に、希望があればオーナーが直接立ち会うことにしている。その際、料金内容にオーナーは目を光らせる。入居募集時に「この約束」をきっと付言するように仲介会社にお願いしている。
水曜日・朝方曇り・札幌。☆道新天気予報では「15時まで曇り、のち晴れ」「気温20度‐11度」と暖かい。★道新1頁「ワクチン職場接種21日開始」。全国の7つの国立大学と、大きな企業の職場で、全年齢層接種が先行して始まるらしい。★道新5頁「コロナ禍国産大豆高騰」。最近は野菜も広範囲に値上がりしているようだ。外食業界が停滞しているから、家庭向け野菜の供給にひっ迫感がないだけであろう。★道新9頁「マレーシァ都市封鎖」。アジア人にはファクターXとでもいう特別の抗体があって、欧米世界のようにはコロナ禍が広がらないという神話を従来私どもは内心信じていたが、じゃあなにがファクターXかと言えば、具体的に指摘できるのは「常用している緑茶のカテキンがそれじゃないか」と言うぐらいか。(農薬汚染しているぞという反論もある。)アジアでじわじわと広がる神話崩壊。20世紀前半に帰って、いま「神風よ吹け」。