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2022-10-20 08:41:00

北海道新聞10月20日号1ページ「首相『民法の不法行為も』 旧統一教会問題解釈、1日で変更 解散請求要件」。18日の参議院予算委員会で、野党議員の質問に対し岸田首相が答弁していたのを聞いた。「民法の不法行為は含まないのか」という質問に対して、岸田首相は刑法違反などに限られ民法は含まないと、答弁していた。現宗教法人法がこれまで運用されてきた過程では、刑法違反の場合しか、解散請求要件にしていなかったという「現実」に基づくのだというが、ここは国会の場で、宗教法人法を変える立法もありうることで、野党が現にこういう質問をしており、与党ももし賛成であれば、全会一致での立法を構想するのも不思議ではなかろう。そもそも岸田氏は自民党総裁でもあるはずだ。なにやら岸田首相が言葉の上だけの答弁をやっているように聞こえて、感じが悪かった。この件はあまりにも有名になっていて、国民の多くがこの議会でのやりとりを聞いた場合、話の隅々まで見当がつくことだ。「どんな答弁をしようがどうせ与党多数の現実は岩盤のように固いから、かまわないんだよ」と岸田氏が思っていたとしたら、とんでもないことだったろう。/幸い政府自民党内にこの答弁を修正する良識が働き、答弁は1日で変更されたという「事件」。