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2018-10-07 11:26:00
2018年10月7日・日曜日・雨・札幌。台風25号が7日、津軽海峡を西から東に横断中であるため、全道的に風雨の影響が危惧される。(台風自体は温帯低気圧に変身しているが。)★大停電から1か月たった。「北電の経営責任」という議論が浮上してきているようだ。道新1頁「コープ、北電に賠償請求へ」。冷凍できずに捨てた食品だけでも9億円に上るという。「大停電」は「自然災害」か「人為災害」か。「北電」というものが果たして民間の一企業としての「独立の責任能力」のある代物なのか。最近話題の尽きないJR北海道同様、国家的運営責任を「民間企業」という「偽りの衣」を着ているだけの存在ではあるまいか。★道新3頁「無人水力復旧の火種に」。大停電から北電が「復旧」した過程を技術的に検証している。ジャーナリズムの取材で復旧過程をここまで跡付けえたのはえらい。★貴ノ花親方が日本相撲協会を離れるに至ったようだ。今後の相撲のありようの中には、アマチュアスポーツとしての相撲の発達を図るという大切な道があるのではないか。日本古来のスポーツである柔道が、現にそうなっているように、アマチュアスポーツとしての相撲の広範な発達を背景にして、相撲をオリンピック種目とするよう推進していったらどうか。これこそがスポーツとしての相撲の本来の姿で、それと適当な関連のもとに「プロスポーツとしての大相撲」があればよい。なまじ「国技」のレッテルが、相撲を変な場にしているのではないか。★目下の大相撲は蒙古出身力士が上位をほぼ独占し(だから蒙古親睦会がいろいろ仕切ろうとし始めるのだ)、このまま経過すると、蒙古出身力士の「部屋」が続出する事態になろう。(それを阻止するための大相撲「一門数制限」だろうかね。それで行けるものかね。)大相撲の先行きでの破綻は目に見えている。いま思い切って「正道」も考えようではないか。オリンピック種目なら、なに人が何回世界優勝しようが、かまうまい。むろん日本国内で、相撲を、国体の種目としても発達させればよい。★野球に例えると、「長嶋、王」にも比すべき国民的人気を博した人物を、「プロ相撲界である大相撲」が排除したのだ。相撲というスポーツの大改革を図るよい機会ではないか。
2018-10-06 11:24:00
2018年10月6日・土曜日・曇・札幌。★道新12頁。パリーグ楽天とオリックスに新監督が登場するようだ。楽天新監督に平石洋介氏。楽天ОB。オリックス新監督に西村徳文ヘッドコーチの昇格。(ネットではセリーグ巨人の高橋監督の帰趨が話題になっているね。後任はまだわからないが。)★9月6日の大地震・大停電から1か月たった。道新に特集記事がのっているものの、なんとなく全体としての締まりがない。道新8頁「道内自治体非常用電源不足」。道新16頁「高齢者・障害者施設失われた日常」。道新20‐21頁「激震の爪痕道民に深く18分後ブラックアウト」(データに詳しい)。道新24頁「復旧への歩み本格化 秋元市長に聞く」。道新25頁「自治体9・6の教訓は」。道新34頁「生活安定なお途上」。道新35頁「強い揺れいつまで」等。特に切り抜いておくと後日も参考になるかもしれない。★ところでわたし、たまたま昨日『財界さっぽろ』10月号を書店で買った。770円。札幌財界を支援する雑誌だが、北海道の政治動向には詳細で、森田実氏の「渇」(玉虫色の安倍総理の憲法改正案は百害あつて一利なし)のような見識も載っている。すすきの評判記がのっているし、今月号にはフアイターズ新人捕手石川亮選手の写真入りインタビューが特集されるなど、道民雑誌の風格を十分に備えている。さて、14‐25頁に、今回の地震と大停電を総括する記事がのっていて、「読ませる」。当時の道庁のようすが22頁と25頁に載っている。★特筆大記すべきは、この『財界さっぽろ』巻頭に「札幌市全区液状化危険度マップ」が5‐9頁に明瞭なカラー地図入りで詳細にリポートされていること、さらに立ち入って「札幌直下地震を引き起こす月寒断層」というカラー地図入りの詳細なリポートが10‐13頁にリポートされていることである。(このリポートはまさに公共財だよ。)★胆振東部を震源とする地震が札幌市清田区、東区、白石区に伝わってくる様子が見て取れる。札幌市は概してJR線北側の地域に液状化危惧地域が散らばっていることが分かる。札幌市にかかわる地震活断層が、東から、野幌断層、月寒断層、西札幌断層と存在し、この中の「月寒断層」が清田区白幡山を起点として東区、白石区から当別の手前まで広がっていることがわかる。地表がどうであれ、地面下ではつながっているのだ。(もっとも清田区の今回の液状化は、どこまでが地震のせいで、どこまでが造成不手際によるせいか、まだはっきりした区別がつかないのではなかろうか。)
2018-10-05 09:59:00
2018年10月5日・金曜日・晴れ・札幌。★道新34頁。「台風7日道内接近か」。台風25号日本海方面より9月7日全道に接近する見込み。思わぬ風水害の危惧。★道新34頁。「ふっこう割販売再開」。北海道宿泊を最大5割割り引くという「ふっこう割」、すでに10月1日に発売されたが、すぐに完売。10月5日に再度販売という。購入は次の4つの旅行会社のウエブHP上のみであると。楽天トラベル、るるふトラベル、じゃらん、ヤフートラベル。問い合わせ先、道観光局。011-204-5306。★道新1頁。「札幌市8庁舎機能不全に」。大規模停電半日から1日以上に際会し、予備電力が乏しい市庁舎はすっかり機能不全になったと。★道新3頁。「大停電札幌市役所揺らぐ」。惨憺たる有様がリポートされている。札幌市災害時情報発信の根拠地たるべき市役所が、情報発信どころか、必要な情報連絡、情報収集がまったく不十分だった。市役所にいる人間すら自分の元来の居場所にいられないというのでは。★『北の郷里』14巻5号(30.10.1号)より。これは北東白石まちづくり協議会の発行する毎月4頁の通信で、広報『さつぽろ』10月号と一緒に配達された。震災当時、川下公園樹木300本以上の倒木があったことが特筆される。この地区は、電気は震災12時間後から2日後再開された。平屋がほとんどなので、水道は出ていた。この協議会を構成する諸団体の筆頭に挙げられているのが、「北東白石連合町内会(6単位町内会)」。この6単位町内会のうち、「川北町内会」の震災当時のリポートが3頁に6日、7日の時系列で、のっている。★幹部は6日午前4時に川北会館に集まり、青パト車で町内巡回する。同4時30分。会長に報告し、会長の指示で川北会館を避難所とする準備を開始。同5時会長が到着し、各役員に集合連絡。避難者18名現れる。同7時川北小、北都中避難所開設の用意。11時30分「まちセン」から緊急物資アルファ米と飲料水預かる。12時15分緊急物資提供。13時‐14時避難所を会館から川北小へ移す。町内を青パト車で巡回し、避難所開設とその場所を知らせる。15時40分一部で停電解消。以下省略。この緊急時12時間にこの町内会役員が連絡不十分の中でいかに見事にふるまったか、わかる。この間12時間、札幌市役所は機能していなかった。★私が聞いた7日朝の「避難所開設とごみ収集停止」の巡回青パト車のアナウンスは、7日朝9時のこの方々の判断で行われたものだった。災害はいつどういう形で来るかわからない。この地区に住む者、ひょつとしてこの地区に望月寒川氾濫に由来する水害が起ったときには、この町内会役員がいる限り最善の判断と行動をしてくださると思う。(事前研究もしていてね。藻岩山麓の町内会がいい見本になるよ。)
2018-10-04 09:34:00
2018年10月4日・木曜日・晴れ・札幌。★日本ハム対楽天。午後6時。ラジオHBC、SТV。★道新4頁。「新閣僚に聞く」。今度の安倍改造内閣で、農水相になった北海道地盤の吉川貴盛氏の談話。★今年の北海道の震災被害、農業不作、の対策、また今度日米貿易交渉で日本政府が農産物・コメ・酪農品についてトランプ・アメリカを喜ばせるような妥協を迫られるのではないかという危惧がある。よろしくお願いしますよ。★道新10頁。「宿泊客以外も無料受け入れ」。9月6日、7日当時札幌駅近い有名ホテル「京王プラザホテル札幌」がどのように経営したかというリポート。「494室の22階建てのホテル」当時800人宿泊。6日朝6時、修羅場始まる。エレベータが止まっている中で従業員が客をロビーに誘導した。このホテルは地震後12時間以内に「希望者延泊無料受け入れ」を決断している。210室分の緊急キヤンセルが出ていたことも、延泊可能の決断につながった。在庫限りでの食事振る舞い。他のホテルに泊まれなかった人もロビーで寝泊まりを認め、食事も供給した。ロビーでの数約100人。「現9月末時点での客足7割程度」。★この有名ホテル。立派に救援を行った。もっとも、誰に聞かせても恥ずかしくない対応であったればこその記事発表だろう。観光業界よ。至急緊急時対応の組織的話し合いをしておいたほうがいいのではないか。いろいろ反省すべき点もあるのではないか。★災害時には、災害救援の社会的責任のある業種の企業は、押して社員(や組織員)に緊急時出勤という方針を取るべきだ。社員がいなければ企業は動きが取れまい。
2018-10-03 09:42:00
2018年10月3日・水曜日・晴れ・札幌。★日本ハム対西武。札幌ドーム。午後6時。ラジオHBC、SТV。★昨日の試合で日本ハムパリーグ3位と確定。今やるのは言葉は悪いが、「消化試合」。それなりに懸命に戦ってくれればよい。主力選手は何ほどか手控えることになる。きたるべきクライマックスシリーズの「備え」で、上位チームはいま「死んだふり」をするかもしれない。(こういうことをこれ以上論評していて何になろう。)★道新22頁。エンジェルス大谷選手は肱の靭帯の手術をロスアンジェルスで終えたそうだ。来年は打者として出場するのだろう。投手大谷は2020年のお楽しみ。★道新15頁。「アジア富裕層観光や商用に」。19席の小型ジェット機をビジネス・観光用に使って、新千歳空港に来航する国際便が最近激増しているという。その過半が「アジア富裕層」で、新千歳から専用ハイヤーでニセコリゾートに向うと。容易ならぬ機数、容易ならぬ人数である。現在の新千歳の受け入れは大変に窮屈で制約が多いと。★ここ数年ニセコという国際的観光地は異常な発展を遂げた。ニセコに接近する個人機用の空港をニセコ自体あるいはニセコに近い場所に特設することを考慮していいのではないか。それよりもなによりも、北海道(日本)がアジアの国際的観光地として発展するということと、自然の姿でのアジアの地理関係・国際関係を、国家百年の計として長期的にとらえ直すのが日本では遅れているのではないか。はっきり言って、いつまでもつのか「ものづくり日本」。観光日本という政策の柱は、まだだれも考えて居ないのではないか。★テレビでみていたら、英国南部ボンマスで、EUを通しての外国人の受け入れを拒絶するか、つづけるか、という話をしていた。何十年前の英国ではモノづくり産業がたいてい滅びて、観光と金融で立ち上げ始めていたが、その当時ボンマスは英語学校が外国人を集めて込み合っていて、「英国の輸出産業はついに英語のみになったか」と新聞がぼやいていた。こうやって養われた東欧移民などが現在のボンマスのホテルや商業、観光、介護を支える主力労働者である(つまり現英国人である)。英国土着の人々はホテルも観光も商業も介護の労働もやろうとしないのだ。移民反対とは、複雑な意味を持っている。なによりもかによりも、当時の英国人は観光英国の政策を当時はぜんぜん考えてもいなかったよ。まさしく観光英国になろうとしていたのに。