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2016年2月10日水曜日、午後11時、札幌の天候。今日一日、曇りだが、ときどき雪がちらつくという天候。ただ、ときどき吹く風がひどく冷たかった。明日も似たような天候だと思う。
日銀マイナス金利の天気予報。今日10日の東京株式市場は、大引けで15713円で、昨日終値と比べて372円の安値。前場で1万6000円割れが出たようだったが、結局この1万6000円というのが心理的に目の前の「境界値」だったようで、午後は1万6000円をすっかり割り込んでさらに300円も下がってしまった。
こうなると、目先の金融技術的なことばかりに目をとどめていたのでは、どうにもなるまい。「木を見て森をみない」愚を免れる必要があろう。
黒田バズーカはもとより、アベノミクスなるもの全体の根本的再検討が必要であろう。
そのような目でインターネットに過去に蓄積された知見を辿ってみる必要があろう。
そうすると、いろいろ優れた知見があったことに気がつかされた。
たとえば、伊東光晴氏の言説である。(伊藤ではなくて、伊東だから、まちがえないように。)
14札幌の天候続報。昨夜の積雪は結局20センチ程度と判断できる。
日銀マイナス金利のほうの天気予報。今日午前の終値が、385円安の1万5699円。円は144円前半。
どうもたいへんなことになっているではないか。ついに1万6000円を割った。
2016年2月10日水曜日、札幌の天候。午前9時半。テレビは昨夜の札幌の積雪60センチと報じているが、おそらく場所によって違う。風の強い天候だったから、雪が偏る。日中は雪空で、ちらほら降っている。
さっぽろ雪まつりの雪像が、昨夜の雪で被害を受けたと思うが、手当てがたいへんだろう。およそ市のもよおしものの無事を思うなど、ほかの土地ではないことでしょうね。
マイナス金利の天気予報。今朝の新聞にはいっぱい特集してあった。朝方株式市場は昨日比42円高で始まったよし。為替は昨日に引き続いて円高基調であると。朝方115円台前半であると。
2016年2月9日火曜日夜、午後9時半、札幌の天候。今日日中は快晴。昨夜の積雪処理で出向いたが、これが見掛け倒しの積雪。雨交じりの数センチ程度の薄い積雪。仕事はやめてちょうど開会中の札幌雪まつりを見に地下鉄に乗って大通り会場へ行った。会場はまあまあの人出だったが、地下鉄はふだんどおりがらがらに空いていた。会場ではラーメンをひとつ食べ、雪祭りの記念写真を買った。「宿泊案内」というブースだけ異様に込んでいたので、来客の中に個人の旅行客が多いのかなと思った。明日日中は一日雪の天気予報が出ている。今晩は、いまのところは静か。ちなみに気温は高い。日中は4度くらい、日のあたる場所ならさらに2‐3度高い。
ところで、マイナス金利のほうの天気予報。帰宅後夕刊にすごい見出しが躍っていたので、パソコンを開いたら、更に衝撃的なことになっていた。なんと東京株式市場は朝方寄付きの下げをそのまま夕方まで引きずって、さらに数百円下げている。終値1万6085円、たいへんな下げだ。
Forsight 鷲尾香一氏は、「日銀マイナス金利導入本当の理由」という特集記事で、前回1月22日の記事に引き続いて日銀マイナス金利に言及しているが、今度2月9日版では、こういう指摘を付け加えている。「市中銀行の超過積み立て預金を減らすことが出来たとしても、今度は日銀は、市中銀行から国債をひじょうに高価に買い上げざるをえなくなるのではないのか」(日銀所有資産の劣化ということになる)うんぬん。なるほどそれなら国債金利がマイナスになろうが、マイナス金利の国債がどんなに高かろうが、おかしくはない。しかしこれがまともな話なのかね。
一国の金融秩序がこういうことでよいのか。なお前回1月22日の鷲尾氏の記事は、いまでは有料になってしまった。まあそれだけの価値はあるけどね。
2016年2月9日火曜日、札幌の天候。朝方曇り。風なし。昨夜の積雪は分量は差ほどではないが、水分をたっぷり含んだ処理しにくい積雪である。
ところで、日銀マイナス金利への天気予報。
今朝方驚かされたのは東京株式市場寄り付きの株価急落。日本経済新聞電子版の伝えるところでは、昨日比マイナス650円、1万6300円台とのこと。明日業績が発表されるはずのトヨタ自動車にすら強い売込みが掛けられていると。最近にない危機的市況である。最近の政府の経済施策は「まず株価と為替」への表れを狙うようなところがある。それが悪化したのではどうもなるまい。世界の市場の弱気、とくに今朝は欧州の弱気が背景だという。当たり前のことだが、日本の市場だからといって日本の事情だけで動くのではない。
今朝の北海道新聞4ページに報じられるところでは、政府は赤字国債自動発行体制を5年間延長する特例法(公債発行特例法改正案)を国会に提出し、2月9日から審議に入るという。野党議員がどれほど真剣に勉強しどれ程真剣に討議するか、拝見したい。
政府が発行した国債の多くを日本銀行が引き受ける、国債金利は当然に日本銀行に入るが、同時に日本銀行から政府への納入金というものがあって、まるつきり日本銀行がもうかるわけではない、と、ざっといえばこういう体制になっていた。だから政府の国債金利負担はそれほどにはならないのだと。それがもし、日本銀行の政府への納入金が「納入し難い」ということになったらどういうことになるか。それが最近起こったのである。理由は、日銀が市中銀行からの超過準備金積立金に対する引当金を積むのに差し支えたからであると。
日銀のマイナス金利というのはたしかに市中銀行の積立金を削り落とすことになる。とはいえマイナス金利を5年間も続けるわけではあるまい。
金融緩和が金融経済全体に与える異様なインパクトは、マイナス金利で極端なところにまできた。こんな体制をいつまで続けるのか。