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北海道新聞10月20日号1ページ「首相『民法の不法行為も』 旧統一教会問題解釈、1日で変更 解散請求要件」。18日の参議院予算委員会で、野党議員の質問に対し岸田首相が答弁していたのを聞いた。「民法の不法行為は含まないのか」という質問に対して、岸田首相は刑法違反などに限られ民法は含まないと、答弁していた。現宗教法人法がこれまで運用されてきた過程では、刑法違反の場合しか、解散請求要件にしていなかったという「現実」に基づくのだというが、ここは国会の場で、宗教法人法を変える立法もありうることで、野党が現にこういう質問をしており、与党ももし賛成であれば、全会一致での立法を構想するのも不思議ではなかろう。そもそも岸田氏は自民党総裁でもあるはずだ。なにやら岸田首相が言葉の上だけの答弁をやっているように聞こえて、感じが悪かった。この件はあまりにも有名になっていて、国民の多くがこの議会でのやりとりを聞いた場合、話の隅々まで見当がつくことだ。「どんな答弁をしようがどうせ与党多数の現実は岩盤のように固いから、かまわないんだよ」と岸田氏が思っていたとしたら、とんでもないことだったろう。/幸い政府自民党内にこの答弁を修正する良識が働き、答弁は1日で変更されたという「事件」。
長澤氏の『三省堂漢和辞典』の要点を追いながら、説明を続けます。例1.「相」、例2.「季」では、例1が親字の「左側」つまり「木」偏で引く例、例2が親字の「上側」つまり「*」(残念だがこの文字が出せません)冠で引く例、です。大胆に言えば、「部首」で引くとは、おおざっぱには、偏旁冠脚という部首を手掛かりに引くということで、「偏」「冠」の二つが一番ポピュラーな部首だろうと。さて他はどうなるのかというと、「旁」「脚」その他について、ややこしい例を出しておられる。要するに「偏冠」ほど楽ではないようです。例3.「賀」。上半分の「加」に当たる部首がないから、下半分の「貝」という「脚」部で引くことになる。ところが「貝」が「左上」に来る漢字と「下」に来る漢字がある・ここでは「貝」という脚が「下」に来る部首のほうを選ぶということらしい。例4.「嗣」。左半分も、右半分も、該当する部首がない。左半部のさらに上半分の「口」で引くんだという。(「口その他」で引くのだという。)例5.「啓」。私、この説明はよくわからない、まず上半分の「*」は部首にない。下半分に「口」があるが、「口その他」ではだめだ。そこで上半分のさらに左の「戸」の七画だというんだが、ちょつとピンとこない。例6.「米」。これは左右にも上下にも分割できないから、「米」の全体を六画の部首の中から探すのだと。あえてぐじゃぐじゃ書かざるを得ないが、どうも「偏」「冠」以外は、なかなか大変で、試行錯誤しながらこういうことに慣れてゆくしかない。そしてなおかつこの長澤氏流が、「最善の試行錯誤」だと私が信じるというしかない。