インフォメーション
今日7月17日 テレビ朝日系(ANN) 配信記事 『「のどから手が出るほど銃がほしい」銃撃前日に容疑者が書いた手紙』。詳細は同記事をみてください。この記事に膨大なツイートが付けられており、ツイートは続いている。この手紙の中に容疑者が安倍前首相を銃撃の対象とした気持ちが書かれており、その「気持ち」をどう理解し、どう解釈するのかについて、おそろしく幅広い意見が述べられている。
今日7月17日の北海道新聞朝刊29頁で、「復讐ゆがむ矛先 教団トップから元首相に 友好団体に動画 引き金」という記事が特集されていた。山上容疑者は当初 旧統一教会の教団トップ 韓鶴子総裁を狙ったが、それは現実には果たせず、旧統一教会の友好団体である天宙平和連合に「韓鶴子総裁に敬意を表す」ビデオメッセージを送った安倍元首相を狙ったと。「メッセージの動画を見た容疑者には教団と平和連合、そして安倍氏が一つながりに見えた」と。また同容疑者は「(自分が)20年前から恨んでいる旧統一教会を韓国から招き入れたのが岸信介元首相、だから孫の安倍元首相を殺した」とも話している由。
/ 昨日7月16日 アベマタイムズに、『「合同結婚式や政治との関わり。テレビ局の人々でさえ知らなかった」旧統一教会を巡る"空白の30年"に有田芳生議員が危機感』という記事が配信されている。この記事の中で岸元首相が韓国の文鮮明氏と語らって旧統一教会(当時国際勝共連合)を日本に招き入れるきっかけを作った話も書かれている。有田芳生参議院議員は、かつてオウム真理教の反社会性を徹底して取材した著名な人だ。旧統一教会のようなさまざまの問題を抱えた教団をこの30年の長きにわたって社会は追及することを怠ったと独白、今日は若いテレビ記者すら旧統一教会問題をずっと過去にさかのぼって理解する感性を失っていると嘆いている。(文鮮明氏は韓鶴子氏の夫)/ それにしても、「神意」か「仏意」か、政教分離問題は、今日なら、昔日よりずっと進んだ解決が得られるやもしれぬ。
さきに起こった「安倍前総理銃撃事件」に関して、この犯行の動機になった旧統一教会への山上容疑者の恨みの「取り扱い」が、ネットや週刊誌以外でも熱心に報じられるようになった。今日7月15日、HTBで午前8時から約2時間綿密に報道された「羽鳥モーニングショー」「東大入学式直後に勧誘 生出演...旧統一教会元信者語る高学歴大学生勧誘の実態と合同結婚式後の衝撃儀式*3000万円『聖本』中身とは」は、旧統一教会の問題性を詳細に市民に理解させる画期的な番組ではなかったろうか。これは動画として多くの市民が見る値打ちがある。現在教授職にある元信者に語らせ、教団被害者救済の弁護士が質問し、数人のごく並みのレギュラーが感想を述べたりしている。締め近くで3つの「所見」を急いで付け加えた。「これは7-8年前まであったことで、今はない」「今は、教団をやめたい人はやめられる」「いまは、退会者の『社会復帰』というか、退会者を社会が助けてやる必要がある」と。/ 昨日7月14日、アベマタイムズ『「安倍元総理よりもっと濃密に付き合っている政治家もいる」旧統一教会と政治の係り、背景に選挙運動か』。は、カルト教団が政治にかかわってくる社会的理不尽を取り上げているけれども、季刊『宗教問題』の小川寛大編集長が記事の中心になって、宗教が政治にかかわることを禁忌とすべき近代議会政治の政教分離問題を追及する構えをとっている。この動画もまた、多くの市民が見て、政教分離の原則についての認識を深める機会となろう。コトは統一教会だけの問題ではなく、問題の広がりはとめどもなく広く、深いであろう。統一教会は「カルト教団」という最悪の「宗教」の議会制民主主義参与の実例に過ぎない。日本も第二次大戦後80年近くなろうとしている。戦中戦前の神道が政治と行政の中心であった時代から(そして他の宗教を圧迫して宗教を独占するの感があった)、今日、近代日本にふさわしい宗教のありようをもうそろそろ、個人としても社会としても、考えてもいいのではなかろうか。
安倍元首相が奈良市で暗殺された。この寝耳に水の出来事で、その当日のテレビは昼頃から、起こった出来事をわかった順に次々と報道していた。/山上容疑者が奈良県警の取り調べの下に入ったときにすぐ明らかになったことがあると思う。それは山上容疑者が「事件動機」として、彼の家族が「某団体」に「被害」をこうむっていたことへの「恨み」を、述べていたであろうから。この「某団体」とは、「統一教会」、今の名が「世界平和統一家庭連合」であるということ。当時参議院選挙期間である。おそらくは奈良県警は、選挙期間のいまこの名を示すことは、現在の政権政党に対して非常な困惑を与えるであろうと「忖度」して、たんに「某団体」とぼかし、なにやら得体のしれない話にしてしまった。大手マスコミ各社も(知ってか知らずにか)同様「某団体」とした。こうして容疑者側のはっきりした言い立てがまったくぼけてしまうと、容疑者が20年ほど以前に数年間海上自衛官であった(だから間違いなく銃器の扱いを知っている人間だ)という「容疑者の経歴」がまさにこれひとつ大きくクローズアップされることとなった。この大事件は、「警備の不始末」をいずれ厳しく問われる日が来るであろうが、しかし奈良県警は「忖度」によって突然政権政党に迷惑がかかるのを「未然に防いだ」(少なくとも選挙期間中は)「功績」を政権政党側は無視できまい。/「統一教会」という件は、すでに7月9日、文春や朝日やその他の配信記事と、その記事につけられた膨大なツイートによって明らかになった。こういうツイートを全部読むのには数時間かかるが、そのなかにおのずと浮かび上がってきている「構図」が、選挙期間中は問題にされえなかった話題である。まー今になれば「捜査関係者」もなにか、いろいろ、話を漏らしているであろう。マスコミが奈良市のこの狭い一角に調査を集中すれば、捜査関係者がなにも言わなくとも現地からさまざまなリアルニュースが出てくるし、こういう配信記事に「つけられた」膨大なツイート記事がとめどもなく詳細に「構図」に迫ってゆくであろう。
昨日は管理物件で、火災警報器の誤作動があった。あまりの暑さに、空室の端子が誤作動して、火災警報器が鳴る。その物件の中に会社が一つ入っているので、平日であれば「警報機を止める」人手もありうるが、たまたま昨日は日曜で、会社が休みだった。知らせを聞いて当方から出動し、音を止めた。誤作動が生じたのは12-1時頃。夕方4時にもう一度現地に行って、音が出るようにした。今日の午前中は大変な暑さだったから、また作動が起こるかと身構えていたが、12時頃から曇ってきたので、懸念は去った。*これはたいへんややこしい案件で、誤作動を最初に知らせてきたのは、隣家の住人である。消防や警察が現地に集まって一時混雑したようだ。当方は30分ぐらい離れた場所から現地に急行した。北海道もやはり夏である。