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2020-06-04 11:40:00
木曜日・曇り、24‐12度・札幌。★北海道新聞1頁「米デモ50州に拡大 国務長官 軍投入に慎重」。★同6頁、各自核論「米の黒人暴行死抗議デモ 根深い格差と人種分断」。★同5頁「米デモ 市民『平和的に』 犠牲者弟 破壊行為に怒り」。★上記、各自各論の執筆者である会田弘継氏は、ゼミで学生と「人種問題取材」という本を読んでいるそうだが、今回の米国抗議デモの背景にある米国社会の貧富の大きな格差について、おそるべき指摘をしている。じつは1964年公民権法以降にも、黒人と白人の経済格差は広くなっていって、あのオバマ時代にも、この格差問題には対応に成功したとは言えないと。★民主党オバマ時代にもできなかったことだというのか。これが、民主党大統領候補がいま置かれている状況なんだろうな。つまりオバマ時代はかならずしも成功体験になれないのだ。「オバマ通り」では不十分なのだ。じゃ、なにをどうすればいいんだ。仮にバイデンが勝っても、悩みは尽きない。しかし、努力はできるだろう。
2020-06-03 09:40:00
北海道新聞1頁「トランプ氏『デモに軍派遣』 米大統領選へ強硬姿勢」。★同3頁「デモ強制排除の中米大統領演説 『制圧』強調 響く怒号」。★同7頁社説「米黒人死デモ 差別と格差への抗議だ」。★同8頁「軍投入、反乱法が根拠 米抗議デモ発動なら92年以来」。★richとpoorが住む国の憲法(米国憲法)成立時に、マサチュセッツ州でShay's Rebellion(1780)があって政府の武力で壊滅させられているが、政府指導者たちはこの過程で、米国憲法自体の中に政府が立てている秩序を武力を伴って脅かすものを政府の武力で討伐することを当然とする考えが含まれていると解する。この考えが法律化したものが反乱法なのであろぅ。Shay's Rebellionは、反乱と呼ぶにはいかにも哀れな事件で、政府の扱いに不満な退役軍人数百人が人数を頼んで法廷を威嚇したもの。「反乱」というほどのものではない、政府への抗議は、内容的には大いに同情できるものであり、そういう不満はうまく処理されないで、多くは力で抑えられた。このへんで話題にされている抗議者は、独立戦争を戦った復員兵で、白人である。★私はぼつぼつこのZinn氏の米国史(英文)を通読しているが、こういう抗議の中によく出てくる要求に、「政府は、(あるいは州は)紙幣を発行して復員兵の生活救済に当てよ」というのがある。私はこの「紙幣発行の要求」というのは、19世紀末に初めて出てくるものとばかり以前は思っていたが、実に米国政府成立時当初からよくみられる要求だったのか。わが日本史でいうと、徳政令発布要求だね。これは兌換紙幣でなく不換紙幣(政府紙幣)だろう。
2020-06-03 09:26:00
水曜日・晴れ・札幌。25度--14度。★テレワークが定着した都会の者が、地方への移住を考えるケースが、テレビで取材されていた。たしかに今回のコロナ禍で、テレワークが広がるだろう。アフターコロナには、働き方の一大潮流として社会に定着していると想像してもおかしくない。★それなら、本州の人々の北海道への移住も、テレワークと言う受け皿を充実することで一層現実的になるだろうと考えるのも現実的だろう。大変だが、決してできない相談ではないから。★特に夏季3か月なり、6ケ月なりに限定した移住は、大いに現実性が濃い。本州夏季の猛暑を北海道に移住して避けるのだ。台風だって、大雨だって、北海道のほうが避けやすい。北海道には、本州宿命の梅雨期もありませんよ。
2020-06-02 20:32:00
今日、上久保誠人氏がダイヤモンド・オンラインで発信した次の記事は、「コロナウイールスK型の件」を、今まで軽視されすぎていたので、第一級の重要性のあるものとして朝野で集団的に吟味・検討してしかるべきものという提言を行っている。「日本のコロナ致死率の低さを巡る『集団感染新説』が政治的破壊力をもつ理由」ダイヤモンド・オンライン・6月2日配信。★上久保氏が「コロナウイールスK型の件」は、山中伸弥氏が、日本の感染率、死亡率が欧米より目立って低い理由になるいわゆる「ファクターX」の有力候補たりうるかもしれないとしていることが、「助け舟」になっている。「ファクターX」については、「山中伸弥×橋本 徹 日本人が持つ、新型ウイルスに負けない『ファクターX』とは?」文春デジタル、5月9日配信、を見よ。★なお上久保氏の「行政的問題提起」を知る参考になるのが、次の記事。「安倍政権のコロナ対策に募る不審、問題の本質が『専門家会議』である理由」ダイヤモンド・オンライン、5月19日配信。上久保誠人。★ところで、上久保誠人さんは、「コロナウイールスK型」の問題提起者であった上久保さんの近親者だろうか。むろん近親者であっても差し支えはないが。
2020-06-02 18:37:00
火曜日・晴れ・札幌。★道新1頁「卓上四季」で関説。I CAN'T BREATHE(私は呼吸できない)という文句が引用してあった。故人が発した言葉として、デモ中で使われている。(私には、ブリーズと聞こえる。)★道新2頁「米デモ暴徒化 4100人拘束」★道新8頁「米デモ 『左派の暴動』」★夕刊1頁「米大統領『暴動鎮圧に軍動員』」★夕方BSニュースは、45分間、この抗議デモを詳細に報じていた。NHKテレビはグローバル時代らしく、世界を話題にし、いま米国第一の話題としてこの抗議デモをあらゆる面から取り上げて報道している。★いま事態は、あらゆる庶民が、「自分の命を守る」という点で連帯して抗議デモしている感がある。軍を送ってでも徹底してデモを取り締まるとするトランプ氏と、連帯して一緒に行進するという警官と、どちらの対応が事態を解決するカギなのか、大いに考えてみることだ。いまコロナ禍の下で、生活の不安におびえ、感染の危険の多い労働に携わらざるを得ず、生存の見通しの不安な庶民が、この事件に(自分の声)を見出したのだろう。★4.Tyranny Is Tyrannyを1日で通読、5.A Kind of Revolutionをいま通読中。