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2020-01-09 16:02:00
現代日本に現在あきらかにこの記事で語られたような動向が存在していることに疑いはない。★個人としてはこれをどう受け止めるか。★消費者個人としては、「電話による商売」は、ふだん苦々しい限りである。こういう営業はぜひ慎しんでほしい。「電話による営業」で狙われやすいのが、個人の固定電話であり、最近個人の固定電話に対する「オレオレ詐欺」という犯罪がはびこっていることもあり、「個人宅の固定電話という制度を廃止したらどうだろうか」という意向さえ、社会に根強くある。社会がこの「電話による営業」を抑制する適当な手段を講じられなければ、固定電話自体を廃止したほうがよかろう。★小売業がスーパーに席を譲り、スーパーも通信販売に席を譲るという近年の流通業の動向の中で、わたしらがかかわる賃貸業の場合には、経営規模の大きい仲介業者に賃貸市場が集約される傾向ががあったのは、ちょうど一般流通業の小売店からスーパーへという傾向と符合する。ただ、賃貸業の場合にはその次の段階が進んでいない。★小口の賃貸アパートと借主住民の間を仲介する規模の大きい仲介業者のふるまいのなかに、非常に悪質なケースが入り込む状況については、昨年札幌市の平岸で生じたアパマンショップの乱暴な仲介ぶりは、いまでも話題から消えない。借主住民の側からも、貸主賃貸業者の側からも、得体のしれない大きな金額の謝礼をむさぼっていた。★わたしは賃貸業者の側だが、賃貸業者が訳の分からない名目で1件につき「家賃の2か月分」もの仲介謝礼を仲介業者から求められるのはべらぼうある。★現にこうやってネット展開していながら、ネットによる直接募集体制に踏み切っていないのは(限られた状況ではやっているが)、いままで当方の営業がこれら身近の仲介店に支えられて成り立っていたことを思い、急激な変化をとどまっているだけである。それらの仲介店がけつして確固とした経営基盤にはのつていないことを思いやるからである。要するにいまにわかにつぶれてほしくない。
2020-01-09 09:45:00
木曜日・晴れ・札幌。昨夜来の積雪はなし。★ネットをみていて、恐るべき問題提起に気が付いた。三戸政和氏・営業マンが絶滅危惧種になつていることに気づいていますか。・講談社・現代ビジネス・2019年12月16日。★現代日本がいま「営業マン」(セールスマンといってもいいだろう)というものをほとんど必要としない方向に向かっているという。★「営業不要」の方向に世の中が向かっていることは、多くの人々がすでに気が付いていると思う。小売店がスーパーマーケットに駆逐され、さらにアマゾンのような通信販売が有人店舗を駆逐しつつあるのは、見ての通りだ。三戸氏は、コトが卸売り業のレベルに入っていることを強調する。「モノタロウ」という間接材に特化した通信販売がいま1800万点の取り扱い品目を擁して、急成長中であると。病院に医療品を売り込むMR(医療薬事情報担当者)が、「MR君」という通販会社の出現によって激減中であると。★無理な営業は、最近のカンポやスルガ銀行の例によるまでもなく反社会的だが、従来当然のようにされている「飛び込み営業」も、ひっきりなしに一般家庭を襲う「電話による営業」も、社会的には非常に無駄と迷惑が多く、一種の公害であろうと。大いに考えさせられる記事であった。
2020-01-08 13:28:00
水曜日・曇・札幌。★昨夜来の積雪なし。朝の車道は黒く、ぬめぬめとしていた。こういう有様なら、雪のないことを前提として考えることも必要だろう。「雪がないために、札幌雪まつりができない」と言うのなら、札幌雪まつり自体を今年はやめるというのもひとつの判断ではないか。あるいはいまの段階で、雪祭りの企画を大幅に縮小して、会場数を減らすとか、市民手作りの小型の企画だけ残すとか、現実的な対応も考えられよう。(スキー場なんか、いまさら必要な雪を遠くから運ぶというわけにもゆくまいから、おのずから休場となろう。)
2020-01-07 10:17:00
火曜日・曇・札幌。★昨夜来の積雪微量。札幌が(北海道がといってもよいが)12月以来、降雪(したがって積雪)も寒気も「ゆるい」点がようやく一般的話題にもなってきたようだ。北海道の社会・経済構造が急に変わったわけではないから、従来の社会・経済からすれば不都合な現実ということにもなる。しかし一般市民には体に楽だった。★穏やかだった今日一日が今暮れようとしている。朝道新1頁で、ベトナム戦争の頃のリッジウエイ奉告に触れていた(当時の米国の大幅関与を懸念する報告)。わたしもハルバースタムという名ジャーナリストの本を以前読もうとして、中絶していたので、ちょうど中絶したところを拾い読み。第12章で、わずか7頁ほどだが、「ホリディ、イン」の成り立ちに触れている。わたしなどうっかり、アメリカのホテル業が昔から輝かしく存在していたと思いがちだが、50年代末にホリデイ・インができる歴史は、当時の個人的創意工夫によるものだったと。こういう「のどかな目」で私たちの現実をみると、なすべくしてなされなかったことが山のように転がっていることに思い至る。わたしの読みかけだった本は、David Halberstam,"the Fifties",Random House,1993. この本の場合も、リッジウエイの報告書に触れている。405-406ページ。ちなみにわたしはこの本をたった360円でブックオフから買った。ホリディ・イン創立の興味深いくだり(173-179ページ)など、じつに読みやすい英文で書かれている。英語力が上がらないことを嘆いている高校生は、こういう英文をたくさん読んだらどうだろう。
2020-01-06 09:38:00
月曜日・曇・札幌。★昨夜来の積雪はわずかだが、昨日日中時折降っていた小雪が、今はまともに除雪する人もいないので放置されている分が、まわり一面に白く光っている。寒いといっても0度を少し下回る程度だが、空の色は寒々としている。★古典文法。「動詞の活用形」だの「動詞9つの活用形」だの、ノートの端に鉛筆で書いている。そもそも活用形など、全体で2-3時間もあれば目は通せる。しかしそれでは「覚える」ことにはならない。書いたり、口ずさんだり、手間をかける。そもそも、数学の公式を覚えるのとは、「覚える」仕組みが違うだろう。古典文法などは、「覚える」というよりは、「馴染む」のではないか。「何に馴染む」のかといえば、日常の言語感覚に、馴染むわけだ。手間暇かけて、馴染もう。いつでも、どんな短い時間でも、できる。言語活動というものが、そうであるように。★「馴染む」には「口ずさむ」と「書く」と、二種類あるが、わたし、古典文法は、「書く」ほうに比重を掛けたい。