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2020-01-18 09:42:00
土曜日・晴れ・札幌。昨夜来の積雪なく、無風、晴れ。寒気は強い。★道新29頁。「ああ少雪」。札幌地区では例年の積雪量53とみると、今年は12だという。「少雪」具合を数量的に表現したありよう。北海道全域でも、程度はいくらか違っても大同小異。札幌雪まつりも、構築物の高さを減らすとか、規模縮減に動いている様子。道内全域では、催し自体をやめるところも続出。★道新11頁「パークハイアット20日開業俱知安に富裕層誘客」支配人の意見が取材されているが、必ずしも「冬のスキー」にだけ着目しているのではなく、また現地日本で高級ホテル業で働く人材拡大も期待している模様。今後ともニセコ地区に国際的有名ホテルが立地するらしい。★道新16頁。「千歳にホテル続々海外富裕層の需要見込む」。今年から来年にかけて4軒の大型ホテルが開業するらしい。日本の新聞やネットには海外富裕層頼みで日本の高級観光需要が激増してゆくことへの警戒心を説く声もあり、それはそれで妥当な警戒とは思うが、何百億円と投資する側にはいわば「マクロ的」成算があるのかもしれない。★なに北海道の場合、日ロ国交回復が成れば、北海道の観光需要も経済開発も
様変わりすることが明らかで、いま行われている富裕層狙いの膨大な観光投資は、ある段階で超強力なプッシュを日本とロシアの政治を国交回復に向けて加えることになるのかもしれないよ。そうすりゃいま二束三文で手に入れている北海道の資源が幾層倍ものリターンになって投資家に戻るという経済計算が雲の上で建てられているのかもしれぬ。
2020-01-17 09:00:00
金曜日・晴れ・札幌。昨夜来の積雪はなし。寒気は強いが、無風で、晴れ。昨日の10センチ未満の降雪は、除雪しない地面にはそのまま固まって、ようやく冬らしい様相となっているが、車道ではすっかりなくなって、ぬめぬめと黒く光っている。今冬は絶えて札幌市の除雪車を見たことがないなー。
2020-01-15 10:35:00
水曜日・薄曇り・札幌。昨夜来の積雪若干。★ネット上に大きなニュース。「賃貸仲介手数料訴訟、不動産業者の敗訴確定、東京高裁」(朝日新聞社デジタル、1月14日配信)。宅建法が原則家賃の0.5ケ月の仲介料を借主から徴収することを認めているのに対して、1ケ月の仲介料を借主から仲介業者(東急リバブル)が徴収したのは違法と言う高裁判決。このケースの場合、仲介業者は契約に先立って借主から仲介料についての了解を得ていなかったと判定されたという。★関心ある向きは原文を参照されよ。★このニュースに対して膨大なツイートが集まっており(わたしのみた時点で4百何通)、事柄に対しての国民的関心の深さをうかがわせた。★ツイートも暗黙の裡に借主側、仲介業者側、大家側と三者に分かれており、「正論」の妥当なありようも錯綜している。★最大限、仲介業者の「言い分」をツイートから拾うと、こんなことになろうか。★膨大な賃貸情報を仲介業者は用意してあげている。この情報がなければ、借主が物件を探すことが不可能であろう。(そのコストはだれが持つのか)★手間暇のかかる物件案内を仲介業者は借主の求めに応じて無償でして差し上げているが、このコストはだれが負担するのか。★宅建法のように一律に家賃の借主0.5貸主0.5の仲介料では、間尺に合わない。少なくとも家賃10万円以下の物件はこれでは間尺に合わない。★大家と借主の間に仲介業者が入るのは、社会秩序の上で安定感があると思う。まーこんなところになろうか。それじゃ仲介業者団体が、現時点で妥当な社会秩序と思えるガイドラインを発表してごらんなさいよ。現状はあまりにもひどすぎる。
2020-01-14 09:04:00
火曜日・薄曇り・札幌。積雪なし、無風。寒気はつよいが、穏やかな日。★道新1頁。「豪州客ニセコ離れ。3年間で2割減。宿泊料高騰で本州へ」。★北海道の一般民にとっては青天霹靂の知見。オーストラリア人が先導して高級化に次ぐ高級化を盛り上げていたものと信じていたニセコを見る目に「待った」を掛けた。★昨年北海道・シドニー便が再開された機会に、オーストラリア現地取材に行った道新記者の目で、「オーストラリア人の目ではニセコブームは過去になっている」というオーストラリア観光界の実情を指摘した。★来客統計の上でも、2015年を境に、従来5割だった「ニセコ来客者」のオーストラリア人の比重が、以降2割ぐらいに下がっている。「ニセコ来客者」数全体は漸増している。この差を埋めるのは、アジアからの来客者の激増だった。(ただ、こういう来客者が、一回だけの体験を求めてのものか、それともますますリピーターになつているということか、単純には評価できまい。)★オーストラリア人が高級化に高級化を進めたものと道民は見ていたと思うが、実際は、宿泊料の高騰、混雑の激化などが、オーストラリア人のニセコ離れの原因と、このリポートは言っている。★「止めどもない高級化」など、確かに虚像だな。ニーズはあっても、ニーズはほかに流れるかもしれないわけだ。★それに、シドニー便がせっかく再開されたと言っても、北海道からオーストラリアへ観光するニーズは高まっているのか。わたしなど過去にはオーストラリアに何度も旅行する機会があったが、近年はまつたく行っていない。北海道からも、オーストラリアからも、シドニー便を生かす地道な工夫が今後とも必要なのではないか。