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2018-06-27 17:14:00
南北朝鮮経済融和が南北朝鮮間で模索されている。鉄道線の南北一貫がなる場合、その先はどうなるか。朝鮮半島黄海側(西側)は、釜山-大田-ソウルと北上して、ここでピョンヤンにつながり、そこから新義州を経て、中国側(東三省、もと満州)の安東(今は丹東という)につながる(ここで鴨緑江を超える)。その先が奉天(今はシンヤンという)。つまりこれは戦中の安奉線。★今日ネットを見ていたら、「北朝鮮と国境を接する観光の町、米朝会談の経済効果に期待、中国遼寧省丹東」というAFP BBNEWSが載っていた。現地のたくさんの写真がそこに載っている。ついに安東(丹東)が脚光を浴びる日が来たか。ちなみにこれ、昔の関釜鉄道連絡船で下関から釜山に渡り満州(中国東三省)へ向かう鉄道の重要経由地だ。★朝鮮半島東側(日本海側、朝鮮のいわゆる東海側)は、ピョンヤンから清津の先で豆満江を渡ってロシア側ポシェットに行き、ここまで行くとウラジヴォストーク(シベリア鉄道終点駅)がすぐそばだ。釜山発モスクワ行きというのがありうるとすれば、この経路を通る。満鉄アジア号よりもこのほうが展望が広そうだ。★今の日本。朝野、老若共、地理感覚がすっかり鈍くなっている。東三省はともかく、ロシアの地理案内も観光案内も、書店にはほとんどない。(図書館ならあるんだろうね?)人はニュースの地名をみていろいろ国際政治を考える。しかしその前に、もし名前も知らないのではどうする。★こういう鉄道線がすっかり成立してしまうまで、わが日本の外交がなにもなすところがなければ、子孫にどう言い訳する気か。