インフォメーション
2018-06-28 08:14:00
2018年6月28日・木曜日・曇り・札幌。★昨夜の日本ハム対ソフトバンク戦(沖縄)。恐るべき劇的場面を9回の裏日本ハムの攻撃で現出し、3対2で戦いを制した。日本ハムはそれまで1点も取れず、2対0とリードされたまま9回裏を迎えた。そこへ5番アリシアのホームラン、差1点という好機を迎える。4番中田はすでにアウトになっていて、6番レアードも、またアウト。いよいよ負けかという場面となった。7番横尾、幸いにヒットで1塁へ。8番へ起用したピンチヒッター鶴岡、デッドボールで1塁へ、これでランナー1塁、2塁。ここでピンチヒッターに送られた田中、ヒット。これが同点打となった。2塁ランナーホームへ生還。さてさよなら成るか。1番西川が敬遠されてツーアウト満塁。キーマンとなった2番大田。四球でさよならゲームとなった。(この9回はテレビでは時間切れで放映されなかった。ラジオ音声で聞いている。ネットの動画には残っている。大田は4球目はバッターボックスで、すっかり身を引いて傍観している。だから後でお立ち台で「私は何もしなかった」というのかもしれない。)5人の緊密なリレーで負け戦を拾ったという思い出に残るプレー。西武は昨日引き分けだったから、日本ハムとの試合差は0.5ながらまだ西武が1位。★今朝の道新24頁、喜代吉健介記者によると、このときのピンチヒッター田中の起用は、田中はショート太田の代わりになったから、もし野球が9回以降も続けば日本ハムは「本来のショートなし」になってしまうのだと。つまり栗山監督はこれで今日は終わらせるぞという背水の陣を敷いたのだと。★思えば8回の裏に、日本ハムは矢野をすでにピンチヒッターに使っていた(残念ながら8回裏には得点できなかった。)この8回裏を無事に切り抜けたことと、8回表にデスパイネの2塁打で1点を追加していたことが、ソフトバンクの心理を「9回がなんとかなる」という判断に傾かせていたのかもしれない。栗山氏の負け戦を捨てないという勝負師根性が発揮された瞬間だったのだろう。★道新、7頁、木曜ワイド「日ロ交渉変質」。丁寧にまとめているが、いささか持って回った感もある。要するにこれまでの経過は、こういうことにならないか。日本は従来徹底して北方領土にこだわってきた。しかし安倍第2次内閣になって大きな転機が訪れた。北方領土「共同経済活動」を推進することが「新しい第一歩になる」という日ロ合議が成り立ったと。それは結構だが、現実論としては「北方領土でのどのような共同経済活動が事態を切り開いてゆくのか」という肝心の中身もその展望もさっぱり見えないことだ。それにしても言えそうなことは、ロシアが「日米安保条約の下で米国が北方領土に基地を置かない」確実な保証がない限り、領土返還はあり得ないという態度であることが明瞭になっていることだ。北方領土を日米安保条約による米軍日本基地にはしないという確約を米国から取るのが先決ではないか。(自衛隊基地にはしないという約束なら、日本だけでできるだろうけどね。むろん日本固有の領土となれば、ロシア軍基地があり得ようはずがない。)それとも米国を説得できなければ、北方領土を棚上げするか、それとも帰趨を国際機関にでも付託するのかね。はっきりせい。