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2022-10-25 19:04:00
『学研小学国語』「部首一らん」の「冠かんむり」と「脚あし」1111頁を参照。 「冠かんむり」の場合。「なべぶた」交、京、亡。「つかんむり」単、巣、営。「うかんむり」家、宿、客。「くさかんむり」花、芽、菜。「おいかんむり」考、者、老。「はつがしら」発、登。「あなかんむり」空、究、窓。「よこめ」置、罪、署。「たけかんむり」算、第、菅。「あめかんむり」雪、雲、電。以上十種。これはみな親しみ深いな。 「脚あし」の場合。「ひとあし」元、兄、児。「にじゅうあし」弁。「こころ」思、意、悲。「れんが」点、照、熱。「さら」益、盟。以上五種。とてもユニークで印象深い。 /実はこの「部首一らん」には、さらに「たれ」「にょう」「かまえ」「その他」という部首も例示されていたが、私は「へん」「つくり」「かんむり」「あし」だけでやめた。これらの部首が漢字のそれぞれ、「左半分」「右半分」「上半分」「下半分」と、 部位がすぐわかる位置だから。ごらんのように、「へん」がめっぽう多く、「つくり」はそれに次いで多い。きっと「へん」と「つくり」だけで八割がたの漢字が含まれるのではあるまいか。だから、端的には「へん」だけ念頭に置けば、または「へん」と「つくり」だけ念頭に置けば、「能率がいい」ことにはなるだろう。
2022-10-24 18:52:00
前回と同じく『学研小学国語』1111頁を参照する。「旁つくり」の例示。15例。「りっとう」列、別、切。「ちから」助、動、効。「ひ」北、化。「ふしづくり」印、卵、危。「さんづくり」形。「おおざと」部、都、郡。「ほこづくり」戦、我、成。「ぼくにょう」教、放、政。「とます」料。「おのづくり」新、断。「けつ」次、歌、欲。「るまた」殺、段。「こんづくり」良。「ふるとり」雑、難。「おおがい」頭、顔、頂。/漢字の左半分・「偏へん」、漢字の右半分・「旁つくり」。たいていの小学生にとって一番親しみやすい種類の部首ではなかろうか。まず「偏へん」と「旁つくり」に馴染もう。なにそれを全部覚えるなどと考える必要はない、ただ馴染むだけでよい。
2022-10-24 18:13:00
北海道新聞10月24日号夕刊、7ページ。「『第8波』すでに到来か 専門家指摘 対策の緩和加速 ワクチン足踏み」。/コロナ禍第8波が現実に既に来ているかどうかについては、どの権威者も「いま来ている」としているわけではない。しかし一方では予防のためのワクチン接種があまりはかばかしく進まないようだし、それなのに他方で、外国人の日本入国を促進し、また全国的な旅行支援体制を全開にしているありさまだから、これから冬に向かって、インフルエンザ流行の懸念とも相まって、「コロナ禍第8波爆発必須ではないか」と警鐘を鳴らしているわけだ。まったくその通りだと思うよ。
2022-10-24 11:52:00
監修金田一春彦/金田一秀『学研小学国語辞典』学研、2004年、の1110-1113頁、「部首一らん」に、こういう形で例示している。「へん」「つくり」「かんむり」「あし」「たれ」「にょう」「かまえ」「その他」。その中で、部首--部首名--漢字例いくつか、で例示している。「部首」はここでは示しにくい。「部首名」--「漢字例」をみれば、それがどんな形の部首かわかるだろう。「へん」。「にんべん」休、住、使。「にすい」冷。「くちへん」吸、味、呼。「つちへん」地、場、坂。「おんなへん」妹、始、婦。「こへん」孫、宇、存。「ゆみへん」引、強、張。「ぎょうにんべん」往、徒、待。「こざとへん」院、陽、陸。「りっしんべん」性、快、情。「てへん」持、投、拾。「かたへん」族、旅、旗。「ひへん」明、時、昨。「つきへん」服、朝、期。「きへん」林、材、根。「かばねへん」残、死。「さんずい」海、波、流。「ひへん」灯、焼、燃。「うしへん」牧、物、特。「けものへん」犯、独、状。「おうへん」理、球、現。「たへん」町、略、由。「めへん」眼、県、省。「やへん」知、短。「いしへん」研、確、砂。「しめすへん」社、神、祝。「のぎへん」秋、種、積。「こめへん」粉、精、糖。「いとへん」紙、級、積。「すきへん」耕。「みみへん」職、聞、聖。「にくづき」腸、腹、胸。「ふねへん」船、航。「ころもへん」複、補。「ごんべん」話、詩、談。「くるまへん」転、輪、輸。「かねへん」鉄、鉱、銅。「しょくへん」舘、飲、飯。「うまへん」駅、験。以上,無慮39例示している。「偏へん」は、一番取りつきやすい部首だ。覚えていると役に立つぞ。
2022-10-23 20:10:00
長澤規矩也『三省堂漢和辞典』643-652頁。指事。抽象的にものごとを示すもの。私には象形よりこの指事のほうがずっとわかりやすい。一、二、下、三、天、末、上、中、引、本、甘、なんだこれしか示してくれないのか。それじゃその趣旨も書いておこう。一、一本の線で一つの意、二も、同然、下、原形は基準線の下方に点または横線を加えて、下の意、三、三本の線、天、人の前向きの形の大の上に一線を引いて、頭上のものであることを示し、大空の意、末、木の上部に一を加えて、木の先、転じてこずえ、すえを表す、上、基準線の上方に点または線を加えて、上であることを示す、中まんなかをたての棒で示す、引、弓を縦棒(ひく)意、本、木の根元を一で表す。/漢字のちょっとした棒一本が、実に大きな論理的意味を果たしていたわけで、これじゃ棒一本、うかつに間違えるわけにはゆかなくなる。