インフォメーション
昨日は50センチ余の積雪という札幌としては記録的な大雪が降った。昨日だけではなく、今日も朝からその後始末に追われている。☆ところで札幌市および町内会は、これだけの記録的大雪に対して、除排雪活動が至って不活発であった。数日前に、「市町村がいずれその市町村勢を維持しがたくなるほど市民の老齢化が進むだろうから」それに備えて「従来よりずっと内輪の札幌市除雪活動」を「今冬から始める」と宣言していた。そのとっぱじめに札幌市がこの記録的大雪に見舞われた。☆「ずっと内輪の札幌市除雪活動」を「宣言していた」としても、今回の大雪には例外的に徹底した排雪を実行していただきたかった。☆札幌市がこういう態度なら、今度やりたいと称する札幌市冬季オリンピック大会案には絶対に賛成しないぞ。民生を犠牲につまらない案を立てるな。☆時あたかも東京オリンピックの予算の使われ方がテレビで延々と話題になっている。東京オリンピックで、「バッハぼったくり男爵」などと国際オリンピックの姿勢が盛んに話題になったが、国内オリンピック体制も「バッハ氏に劣らぬ」ぼったくりぶりを見せていたようだ。こんなオリンピック札幌に持ってこられてたまるか。そもそも東京オリンピックは、当初国立オリンピック会場を「そのまま」と言っていたのが、びっくりするような新国立会場に再建されたあたりから、「これはちょつとカネの使い方がおかしいぞ」と思っていた。
金曜日・朝方雪・札幌。☆道新天気予報では「終日雪」「気温2度からマイナス1度」。いよいよ冬になったという実感。まだ水道が凍るほどでないから、北海道の標準では「まだ冬ではない」。あきらめに似た境地。目下の積雪は1-2センチだが、間断なく降り続けば相当の積雪になろう。
「過労死感想」。絶対的剰余価値生産とは、わかりやすい考え方だ。/ この話で、働くとは、労働者として、資本家にやとわれて働くことを言っている。他方、生産手段を自分が持っていて、自分が計画して商品生産をしている場合は、(農民のような独立生産者はそうだ)、ここの話とは違ってくる。(ただ、そのような事業者は資本家の経営との競争に敗れて、立ち行かなくなることも多い)/ 労働者は自由な時間を取り戻そうというのは正論だが、ただ、資本家はなかなか労働者にそれを許しはしないだろう。「標準労働日」というのは、だから、資本家と労働者がせめぎあう場になっている。しかし「一日8時間労働」は20世紀初頭の労働者のスローガンであった。それから一世紀以上もたったのに、なお「一日8時間」でせめぎあっているのか。そう考えると、フィンランドの首相の提言が非常識とは言えなくなろう。
「なぜ過労死はなくならないのか」12月/13日。資本はG-W-G'という価値の運動である。昔のW-G-W'という運動の場合は価値は増えなかった。/ 資本のこの価値増殖運動は止まらない。この運動は人間の意志を離れて継続する。/ 価値は生産の場で生まれる。資本家が1万円で一日分の労働力商品を買って、靴という商品を作り1万6000円を手に入れたとする。このようにして資本家が手に入れた価値を剰余価値という。/ 資本家がこれより余計に儲けようとするとき、手っ取り早い方法は、労働者を一日法定の8時間ではなく、同じ賃金のまま10時間働かせれば、剰余価値は2時間分4000円上乗せされる。このように余計働いて労働者が取り上げられた分を絶対的剰余価値という。/ 長時間労働による労働者の過労死は、産業革命のころはよくあったが、今日でもやはりある。(最近は日本の労災で精神疾患が増えているという。)/ なぜ労働者がこれほど無理な働き方をさせられることになるのか。労働者には「二つの自由」があるという。自由に働き先を選ぶ権利が労働者にあるというのが、一つ目の自由。しかし二つ目に、生産手段という社会の富を持たないという自由な立場にある労働者が、だから生きるために誰かに雇われて働かなければならない。労働者同士競い合って働き口を探す。時間外労働というただ働きも進んでやる。/ どうすればこの窮地から労働者が脱出できるだろうか。労働者は自由な時間を取り戻すよう、努力することだ。フィンランドの首相は、1日6時間働いて週3日間を休日にしようと言っている。/ みんなでこういう方向に行くように運動して、自由な時間を取り戻そうではないか。 以上