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2018-03-31 09:28:00
2018年3月31日・札幌。とうとう年度末。目立った話は、今朝の新聞(北海道新聞)。問題の記事にあふれていた。最近の記事の流れからみて突然の記事と、突飛とはいえない記事と。まず前者。(1)道内人口が25パーセント減になるという1面記事。もっとも、2045年にそうなるという推計。全国概況からも北海道・東北は特に厳しい中に入る。(2)町内会加入率が現況70%で、減少を続けながら今日に至った。現況町内会よいしょ記事で、批判の目は絶無である。(3)ビットコインのようなネット上の「通貨」についての問題点を指摘する解説記事(ただし一人の識者のお話に丸投げしている)。次に後者。(1)日本ハムの将来の本拠球場が北広島に決まったことへの札幌市側のショック。札幌市側よいしょの記事。(2)皇室の代替わり儀式について。非常に小さな取り扱いながら一応両方の顔を立てた。(3)原発関与の市町村範囲。日本原電今回の決定・半径30キロ範囲・につき、いちおう双方の顔を立てた。★新聞の立ち位置の難しさを痛感する。双方の顔を立てれば、記事の突込みが弱くなる。他方、よいしょの記事は、見捨てられた側からは不愉快。しかしこういう難しさを扱いかねるのなら、いずれ大量の読者に見放される日が来よう。★特筆するなら、ネット上のコインを扱った記事は、たいへん参考になった。それにしてもこれが一人の話者に丸投げした紙面とは。まるで雑誌の手法ではないか。記者たちの取材によって、記者たち自らのペンで、まとめてほしかった。
2018-03-29 22:58:00
2018年3月29日。札幌。★以前触れた福永武彦『風のかたみ』中の「影」を読みながら。★この今昔物語仕掛けの純文学を、とやかく講釈する学才は私にはない。私はただ、楽しみながら読み進むだけ。この作品は旧仮名を使っているわけではないが、文章に使われている言葉が「古風」である。国語辞典を引いても出てこない。今日は意を決して、あえて古語辞典を引いてみた。三省堂『全訳読解古語辞典』第3版、2007年を使う。★そうしたらなんとかわかるようになった。「影」について、私が拾って辞典を引いたものだけ書き記す。★別業(別荘)、家司けいし(家令)、牛車ぎっしや(牛が引く車)、半蔀車はじとみぐるま(女性がのる牛車。車内から外が覗けるようになっている)下屋しものや(文中では召使などが住む板屋)、ささめき声(静かな内緒話の声)、二昔ふたむかし(ひと昔が10年前だとすると、ふた昔は20年前だろう。)、いみじげな音色(いみじとはたいへん多義の言葉だが、ここでは素晴らしいこと)、うら寂しい(うらとは、心ということ。こころ寂しい)、漏れ聞いた(秘密に聞いた、または、うわさで聞いた、ここでは前者)、天竺震旦(インドと中国)、その場を去りもあえず(敢へずとは、耐えられない、果たすことができない)☆ここで私は、昔の唱歌の一節を思い出したよ。「今はとボートに移れる中佐、飛び来る弾丸避けもあへず、旅順港外恨みぞ深し、軍神広瀬とその名残せど。」★なんのためにこんな読書をするかって?こういう仕方で古文の文章に少しずつ親しもうと思うんだ。
2018-03-29 12:22:00
2018年3月29日・木曜日・晴れ・札幌。既報琴似の管理物件について、オーナーから「調査」不服の電話に対して、**労災から返答があった。「追って」再調査したいという。数人の調査団で行くそうで、その中に前回の調査員H氏も加わるそうだ。いつ実行するかは「追って」。★風水被害の調査を「損害物の材料が古くなっている」だけで判断しているのなら、「古い」物件はたいてい保険の対象にならないか、あるいは保険料を前もって減額してあってしかるべきであろう。★風水害の場合、事後処理は特に重要な内容になろう。この琴似の事故の場合、原状回復は難しいだろうが、お見舞金などいらないから、現に住んでいる人にたとえ臨時であろうと安心した居住を回復するために、次の点が「事後処理」になるだろう。1. 現場にある大量の廃棄物の処理。これは通常の廃棄物ではない。産業廃棄物に相当し、かなり重い。2. 101号室玄関の真上の屋根に相当するものが3月初日の雪害で飛んでしまったため、雨でも雪でも直接に101号室玄関に当たる。この害をなんとか軽減する処置。たとえば101号玄関の真上にトタン板でも張る。(この程度では越冬は難しいが、なにかほかに工夫はないか。)3. 玄関の真上が雪害で崩壊してきたために、1階の玄関を取り囲む鉄のサークルが1か所吹っ飛んでしまった。ここを何らかの手段でふさいでおくこと。そうしないと1階の玄関の前に立つ者がなんかのひょうしに危険でしょうがない。4. 1階の玄関の電気メーター、照明、ともに吹っ飛んでしまった。北海道電力はその後始末として1階のメーターを2個新設している。このメーターの費用を**労災は北電に支払うべきだろう。等々。★お見舞金など1銭もいらない。**労災にはこの風水害処理として、以上の事後処理を自身でやっていただきたい。★事故の取り片付けに従事した者と101号室に居住する者への事情聴取を極めて丁寧に行うべきであろう。事故直後の写真があるが、これを撮影したカメラなどよく精査していただきたい。日付も付いている。たとえば裁判などの場合、ただ写真だけが証拠として出て来ることなどないはずだ。
2018-03-28 11:20:00
2018年3月28日・札幌。いまウエブで、シェアハウス投資者が詐欺にあったと同然の立場になったという話がでている。分析する人はこういう具合に話を読み解く。「借り上げによる賃料保証」といっても、借り上げた者はそれを貸し出して利益を上げるという構造になっているのだから、貸し出してうまく利益を上げられないという現実があれば、話が続くはずがないではないかと。★そのとおりだと思う。ところが大東建託にせよなんにせよ、「話が契約によって保障されている」から「心配ない」と。ビジネスのよほどのベテランでも「契約があるから心配ない」。★全然おかしいよ。たとえ契約があろうが、現実的にありそうもない値幅であれば、敏腕の弁護士が民事法廷で覆すだろう。最近日本管理センターというところから話があったが、断った。それに先立ってそうとう高価なリフォーム提案があった。私なら、地元のアパート業者が(たとえばエイブルが)、賃料は約束しないが、リフォームはほどほどで賃貸管理をさせてくれという話のほうを選ぶ。★ひとのことを言いながら、私もロマンチックすぎた。火災保険の保険業者が、なんとなく約束しておきながら、いざとなればH氏のような調査員を出してきて、ろくに支払わなくなる、というところまで考えておくべきだった。この場合保険会社は、ていのいい詐欺をしているのと、異ならない。根本の論理でかのシェアハウスサブリースと同じことだ。
2018-03-28 11:07:00
2018年3月28日・札幌。★思えば私自身も、***労災にはかなり入っている。★以前若葉町で、台風で壁が飛ぶ事故があったり、6号室漏水事故があったときには、非常に早く調査員がやってきて、事態を丁寧に調査し、「こんなに詳しく調査するのか」と思ったほどだ。もっともだいぶ以前の話だ。★そういう対応に感心してその後***労災の保証物件を増やしたが、ひょっとすると今の***労災は、以前思っていたものとかなり違うのかもしれない。今回琴似で起こった事故の調査員H氏で考えると、こういう具合では地震保険なぞ全然意味がない。古い建物がつぶれても何の保証対象にもならないというんだったら、さっそくまず地震保険から外してしまったほうがよさそうだ。保険をかけているという気分的安全感から目下急速に冷めつつある。