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2020-04-23 10:43:00
ラインで交信している病床の知人に、「北海道大学もインターネットを利用した遠隔地授業に5月6日からふみきるらしい」と書いたら、知人曰く、北大の根元にいて北大生に部屋を貸しているあなたは、北大生が郷里に帰って遠隔地授業をきくようになって困ったでしょう、という。さすが病院に長くいて浮世に疎いので、知人の社会的勘が狂っていたのだ。そんなことは、北大当局も現在の北大生もぜんぜん考えて居ない。しかし「より大きな社会的勘」でいうなら、ネット講義というさい、長距離遠隔地授業、そして公開授業、をどこか構想の中に含意しているのが、この時代の「世界の大学」と自称する高等教育機関というものだろう。(まさか含意すらしていないとはゆうまいね)小学校や学習塾も遠隔地授業を必須としている今日この頃だ。まさか小学校並みということはあるまい。★そうなったらあなたは困るでしょう、という知人の揶揄に対して、私が用意している「抱負」は、ナニそうしたら、ガッツのある北大生にひと頑張りしてもらって、このさい英米の大学の通信教育をネットで聴講するようにしてもらい、そーいうことに対する北大当局の対応が十分でない間、当方のアパートに住んでもらっているいささかのサービスとして、ヒヤリングや英文リポート作成のチューター役を買って出たいというにある。無償でね。★学習意欲は高いが金がないという北大生は、いっそ当館アイランドコーポに安く住みなさいよ。ネットさえつなげば、いいでしょう。住居費月額2万円だけど。世にも変わったアパートの宣伝だな、われながら。★むろん北大生でなくていい。それどころか、大学生ですらなくていい。世界の大学のネット講義に賭けられる人ならね。これからはこういう時代ではなかろうか。★道新24頁「学習支援・ネツト授業で」によると、北海道大学のネット講義開始は、5月11日ということらしい。そしてどの大学もだが、こういう遠隔地授業を「いつまでするのか」については、「当分」としている。さて「当分」とは、18ケ月ということか、それとも3‐4年と言うことか(こういう先を口にしている人も少なからずいる)。
2020-04-23 09:54:00
木曜日・曇り・札幌。やや小寒い日だ。★今日の道新も、今日のネットも、医療崩壊を憂うるという医療記事はだんだん影を潜めた感じ(危機がなくなったというのではない。方針だけ決めても、見込みの半分もうまく回っていない、医療以外の生活上の大問題を、よく見てみよう、少なくとも話題に載せようということになってきた、と言うだけのことだ)。政治家は大号令だけは発したので、あとはそれを守れという。各方面に渦巻く問題点の沸騰は、結局個人が直接に責任を取れといういうわけか。★当館アイランドコーポは、現在の空室について、いまあえて清掃を知り合いの業者に出した。一匹狼的な人ほど、いま危機にあろう。まず可能な限り仕事を作って、緊急に知り合いの業者の支えになろうと思う。業者あっての当方、当方あっての業者。★もともと当館アイランドコーポは、入居する人自身が部屋を清掃するのを建前にして、「清掃料を取っていない」。しかし今は世間にコロナ禍がはびこって特殊の時期だ。あえてこっちの費用で部屋をすかっと掃除して、入居希望者を迎えようと思う。別にあてがあるわけではない。さあ、いらっしゃい。まずは3か月居住の短期で申し込んでね。
2020-04-22 09:27:00
水曜日・曇り・札幌。★いまテレビで「感染者0の岩手県」というのを見ていた。★その岩手県で、本州から岩手県への来住者が多かったのが3月下旬だった、としている。なるほどそのころならまだ諸事ゆとりもあった。ところが岩手県はその時すでに、本州からの来住者に2週間の自宅自粛を命じている。感染対策には地方自治体の主体性と言われるが、「地方ほどいっそう厳しい」のが日本を救っているのか。★午後のひと時、所在なく空を見ていたら、見るべからざるものが見えた・なんと小雪が降ってきた。もう雪は沢山だよ。★そもそもこのブログに何の意味があるか・特にありはしない。㈲ルームドクターズが管理するアイランドコーポという建物の運用に伴うブログだ。正規にはホームページということになるのか。ひとに貴方はなぜこのブログを運用するのですかと問われれば、「このブログ自体のため」と言うのが正解だろう。この「場」は、ちょうど方丈記の「方丈」に格段の意味がないように、取り立てて意味がない。★それにしてもこの「場」が存在するあらゆる因果関係を、誰にも納得されうる筆致で描き出せれば、それこそがまさに「方丈記」、至上の意味を持つのではあるまいか。そのために千金をなげうってもいいぐらいの。もっとも私はたいして経費はかけていないが。今の世の「自粛時代の生き方」というところだ。
2020-04-21 08:54:00
いやに古い話題を出したものだと思うだろう。これは、いま読んでいる寺田寅彦の随筆の題である。(岩波文庫、寺田寅彦随筆集第2巻所収)★わたしは大学授業がインターネットを利用した遠隔地授業を当面必至としている話題を持ち出し、これを単に緊急時としないで、もっと大きな目でみた改革に結びつける考えがないと、いまの時代が経過した後大概の大学が高等教育から脱落することになると申し上げている。★しかし私のいう「改革」なるもの、もし欧米人が聞けば、そんなこと、はるかの昔に終わっていることではないかと言うであろう。欧米では十年か二十年か前に現実になっているので。日本だってやる気はあったが、いままでどうもなかなか乗りが悪かった。★寅彦は「蓄音機」の中で、蓄音機の新しい利用方面として、「学校の講義のあるものをしっかい蓄音機ですます事はできないか」という。「毎学年全く同じ事を陳述するだけで済むもの」は「蓄音機でも代用されはしないか」と言うのだから、否定的な批評だ。「もし講義の内容が抜け目なく系統的に正確な知識を与えさえすればいいとならば、その教師の書いた原稿のプリントなり筆記なりを生徒に与えて読ませれば済む」ともいう。★これは講義録という発想だ。蓄音機講義も、遠隔地教育としてなら、これを電波に乗せて、ラジオ放送と言うことになる。日本でも旺文社の大学受験学習講座は深夜の電波に載っていた。昔の一時代、これで立派に教育になっていた。今だってFM放送にすれば、北大近辺に住む学生は、それでかなり北大との連絡が間に合うはずだ。(ついでにいうなら、経費も安い。)★時は100年昔の大正の頃(寅彦の随筆の時期)。当時ハイカラで話題になりえた蓄音機も、時間が経過すれば、只の旧聞。いま私が書いていることも、ほんのしばらくすると、どうしようもない旧聞となる。なーに、今既に、欧米の人間から見れば、旧聞だ。ただ本質的な話題としては、寅彦の指摘がいまでもあたる面がありはしないか。★こうなると内容ですよ。新しい内容を、講義に盛ってゆけるか。あまり変わり映えしないのなら、いっそテレビで聴講できるNHK放送大学の内容を、大学の一般教育の内容として生かしたらどうだ。自信のある講義は生かし、自信のない講義はNHKで代用する。そして大学として自信のあるところに思い切って資源を集中する。できれば有料公開講座を目指したらどうだ。すでに大学は法人化したのではなかったか。(こういう提言、いずれ旧聞となろう。)
2020-04-21 08:48:00
火曜日・曇り・札幌。★ニューヨークで原油相場先物がかなりの「マイナス価格」となったとは、驚き。原油の貯蔵場所が乏しいゆえだと。★いろんなことが起こる非常事態。それにしても日本の社会としての大きな対応と言うのは、いったん決めた大筋はそれを守らないでどうする。まず目先ではじたばたしないことだな。