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2020-05-01 09:07:00
金曜日・曇・札幌。今日の最高気温18度Cと言っているから、札幌としては申し分ない気温だ。★道新8頁「本庶佑氏かたる偽情報 世界に拡散」。この人が「新型コロナウイルスは中国で人工的につくられた」との見解を発表したという偽情報が海外で拡散したという記事。これは恐ろしい話で、中国がコロナウイルスを人工的に造ったという話の根拠がこうして捏造されたということになる。★同じく「クルーズ船集団感染ルール提起へ」。こういう案件の場合、どこにどの程度責任があるのかというルールが国際的に不明確だったのが、当時ややこしい論戦を生む元になっていたという記事。★このようなネット世界の反省は、ネツト自体ではなかなか行われがたい。新聞の新しい役立ち方かもしれない。★今欧米で行われている(テレビのBS放送では最近多くなった)「コロナ菌抑え込み」と「経済活動再開」という相対立してしまう二つの方針を「同時に行う」傾向(アメリカ合衆国の場合がいちばん目立つのだが)、これはいったいどういうことになるのか、見守っている。確かに経済活動は、停止したままでは、3か月か、半年か、1年か、そう遠くない将来再起の難しい局面に至るかもしれない。その局面の後は、経済社会のシステム変更を必至とするだろう。かといって、今の入り口で、「経済を段階的に再開」していいものだろうか。BS放送は米国の生々しい個々の実情を報じているが、それはもちろん必ずしも事柄がうまくいっているということではない。★今は息を呑んで米国のニュースを眺めているばかりだ。
2020-04-30 21:52:00
木曜日・曇・札幌。★道新夕刊、6頁。「第2波ウイルス欧州起源」。国立感染症研究所がゲノム配列を解析してそう判断したというニュース。「今は欧州で流行している第2波が広がっている」とする。「3月中旬までに海外からの帰国者らが持ち込む形で国内に流入。大都市圏から地方に広がった」と。★当「お知らせ」が4月28日に紹介したウエブ上「新型コロナ、日本で拡大中のウイルス、欧米からの流入か」ТBSニュース4月28日配信、この記事を道新が追認したわけである。★わたしはこの記事はたいへん重要な性質をもっていると考えた。コロナの日本での3月以来の拡散の内実に非常にかかわる知見ではないかと思うからだ。たとえ後追い記事でも、その含みについて相当に詳細な取材があるものと期待する。それが夕刊に掲載で、それも後ろの方の6頁に掲載とはね。日本社会はどうして3月に欧米方面から、それも主として日本人帰国者によってコロナ菌が持ち込まれることへの警戒心を、官民ともほとんど持たなかったのだろうか。なぜだろうね。
2020-04-29 09:14:00
水曜日・曇・札幌。★今日の道新。1. 緊急事態宣言終了の期日とされていた5月6日は、道内のコロナ感染者数の収束を見通せるような状態にない今日、見込み薄であろうとの感触。2. コロナ禍による失業が、非正規の労働者に特にしわ寄せされているらしいと感じる。3. 学年歴を9月始業に制度変革することで、当面の不規則になった学校運営にゆとりをあたえようという思い付きが出てきた。関係者は責任をもって徹底検討するがよかろう。★失業して困っている人がネットに何か書いても、そういう人がこの社会にたとえ何百万人いても、ひとりが独立に書く、だけでは、ネットの中では微塵の中のぱらぱらの集合で、人々がこれをよむことにはつながらない。ネットというものの弱点である。「ネット上労働組合」というホームページを立ち上げて、働く人のネット上組合員を募り、ありのままの声を一つに集めたらどうか。
2020-04-28 21:25:00
火曜日・曇・札幌。★「新型コロナ、日本で拡大中のウイルス、欧米から流入か」TBSNEWS、4月28日配信。「新型コロナウイルスのウイルス株の変化の状況から、日本で現在感染が拡大しているウイルスは欧米から流入した可能性が高いことが国立感染研究所の調査で分かりました」という。驚くべきニュースだ。★この記事に寄せられている大量のツイートを読むと、事柄のもつ驚くべき広範囲の意味合いをあからさまにしている。たとえば、2月ごろのコロナの「第1波」は中国からのものだが、3月初旬以降の「第2波」が欧米からのものであろう。たとえば、この「第2波」は欧米からの来日者によるが、その中の非常に多くが日本人帰国者によるのではないか。たとえば、この3月の頃の入国検疫と事後措置は、いまから思うと、恐ろしく雑なものではなかったか。たとえば、この「第2波」が致死性の特に高い菌を運んできたのではないか、云々。★過去の過ちをいま急に正すわけにはゆかないが、早急に厳正な反省をすることが必要だろう。
2020-04-27 18:31:00
月曜日・曇・札幌。★昨日伏古にあるブックオフ店に入った。そう店内が混んでいたわけではないが、「立ち読みご遠慮ください」という掲示が店内に出ている。店内学習書コーナー付近で数人の子が「なるほど」立ち読み的雰囲気。★そもそもブックオフで立ち読みしている図などいまだかつてなかったが、今日初めて見た。思うに書店になどあまり入ったことがない人がたまたま書店に入ってきているのだろうか。自粛生活が常態になると、こういうことも起こるのか。★私はね、岩波文庫『水滸伝』①110円と言うのを引っさらってすぐに店を出た。1冊単独で出ていたので、安価だったのだろう。実は私は『水滸伝』はまだ読んだことがなかった。★ときは宋の仁宗のころ、嘉祐3年(どうせフィクションだけどね)、天下に大疫病発生、臣下の進言を容れて、皇帝は竜虎山に住む嗣漢天師という人物に祈祷を命じることにした。使いに立った洪信という人物。この命令を伝達する過程で、古来からの魔物が閉じ込められている伏魔殿の入り口を誤って開けてしまった。この魔物が飛び出して梁山泊に群れ集う英雄豪傑となって荒れ狂うというのがこの『水滸伝』という物語。★カミユのベストがこの際売れているそうだが、『水滸伝』も疫病をきっかけにする話ではあった。漢文調の物語なので、声を出して読むと趣がある。そして 声を出していると、1日数ページしか進まぬ。じつに疫病時向きの読み物だ。ヨーロッパであれば、『デカメロン』が疫病時の書物だがね。こっちは売れていないのかな。