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2020-06-02 20:32:00
今日、上久保誠人氏がダイヤモンド・オンラインで発信した次の記事は、「コロナウイールスK型の件」を、今まで軽視されすぎていたので、第一級の重要性のあるものとして朝野で集団的に吟味・検討してしかるべきものという提言を行っている。「日本のコロナ致死率の低さを巡る『集団感染新説』が政治的破壊力をもつ理由」ダイヤモンド・オンライン・6月2日配信。★上久保氏が「コロナウイールスK型の件」は、山中伸弥氏が、日本の感染率、死亡率が欧米より目立って低い理由になるいわゆる「ファクターX」の有力候補たりうるかもしれないとしていることが、「助け舟」になっている。「ファクターX」については、「山中伸弥×橋本 徹 日本人が持つ、新型ウイルスに負けない『ファクターX』とは?」文春デジタル、5月9日配信、を見よ。★なお上久保氏の「行政的問題提起」を知る参考になるのが、次の記事。「安倍政権のコロナ対策に募る不審、問題の本質が『専門家会議』である理由」ダイヤモンド・オンライン、5月19日配信。上久保誠人。★ところで、上久保誠人さんは、「コロナウイールスK型」の問題提起者であった上久保さんの近親者だろうか。むろん近親者であっても差し支えはないが。
2020-06-02 18:37:00
火曜日・晴れ・札幌。★道新1頁「卓上四季」で関説。I CAN'T BREATHE(私は呼吸できない)という文句が引用してあった。故人が発した言葉として、デモ中で使われている。(私には、ブリーズと聞こえる。)★道新2頁「米デモ暴徒化 4100人拘束」★道新8頁「米デモ 『左派の暴動』」★夕刊1頁「米大統領『暴動鎮圧に軍動員』」★夕方BSニュースは、45分間、この抗議デモを詳細に報じていた。NHKテレビはグローバル時代らしく、世界を話題にし、いま米国第一の話題としてこの抗議デモをあらゆる面から取り上げて報道している。★いま事態は、あらゆる庶民が、「自分の命を守る」という点で連帯して抗議デモしている感がある。軍を送ってでも徹底してデモを取り締まるとするトランプ氏と、連帯して一緒に行進するという警官と、どちらの対応が事態を解決するカギなのか、大いに考えてみることだ。いまコロナ禍の下で、生活の不安におびえ、感染の危険の多い労働に携わらざるを得ず、生存の見通しの不安な庶民が、この事件に(自分の声)を見出したのだろう。★4.Tyranny Is Tyrannyを1日で通読、5.A Kind of Revolutionをいま通読中。
2020-06-01 19:33:00
WIRED6月1日配信「普通の風邪」による免疫が新型コロナウイルスを撃退する?新たな研究結果が意味すること。★この記事の冒頭をここに採録させていただこう。★いわく、新型コロナウイルスに感染したことがない人たちでも、このウイルスに反応する免疫細胞をすでにもつている可能性があるーーー。そんな研究結果が、このほど明らかになった。過去に風邪の原因となるコロナウイルスに感染していたことで、新型コロナウイルスに対しても「交差反応」する免疫がつくられたと考えられる例が、2つの研究グループから発表されたのである。★だから、新型コロナウイルス感染症の治療には、当面は「既存薬の転用」が現実的な選択肢になる、とその記事は自分でコメントを入れている。★これは例の「コロナウイールスK型」問題を、非常に一般化したかのような発想である。ただ、ここにいう「免疫細胞」がどの程度新型コロナウイルスにたいする免疫になるのかという「数量的」な点では、おそろしくあいまいである。しかしこの発想に対しても私たちは一考の必要があるのは確かだろう。まあいろいろあるだろうさ。
2020-06-01 16:45:00
月曜日・晴れ・札幌。★道新2頁。「米抗議デモ 衝突激化 外出禁止も」。黒人が白人警官に不当に殺害された事件に対する抗議デモが全米的になっていることを報じる記事。BLACK LIVES MATTER は、黒人の生命(を奪うことは)は大問題だ、とでも訳そうか。この記事についているデモの写真の中に出てくる抗議プラカードの一枚に書いてあった言葉。1頁「米抗議デモ50か所黒人暴行死」。★この人道的抗議に対して、米国政府はもっぱら強硬な取り締まりをするという対応しかしていないように見える。為政者側からの「とりなし」の行動はないのだろうか。★デモが黒人だけで行われているようには見えない。あらゆる市民が参加しているように見える。★道新夕刊1頁「米首都にも夜間外出禁止令」では、連帯抗議デモが英国、カナダ、ドイツでも起こっているとする。すでに「国内の些細な小事件」ではないのだ。★私が昨日今日読み始めたHoward Zinn, People's History Of The United States,1492-Presentは、いわば「虐げられた者の米国史」だが、2.Drawing the Color Line, 3.Persons of Mean and Vile conditionに目を通して、4.Tyranny Is Tyrannyに入っている。まだ独立戦争は始まっていない。★米国植民史の底辺に埋め込まれたのが、米国開拓に齎された膨大な人口のアフリカ系アメリカ人(いわゆる黒人)である。この部分をどのように押さえつけておくのかが、米国史に引かれたDrawing the Color Lineであって、これがどうでもいい線(ライン)ではない。★今回の抗議デモは、その現れた姿は、抗議側はあえてこの「ライン」を目立たせない形の「いろいろな人種による連帯デモ」である。「連帯デモ激化」の形で、黒人だけが問題でない・あらゆる虐げられた者の生命が重要なのだという「主張・社会的解決」を求めているように私には思える。★もともと建国史の虐げられた人々の権利を覆う形で合衆国憲法という「約束」が成立した。いま米国はいわば「新たな建国」を必要としているのか。★#Black Lives Matter。和訳、「黒人の命も大切だ。軽視するな」、「黒人の命を守れ」という意味であると。『#Black Lives Matter』企業も黒人差別に抗議、力強いメッセージが響く。Netflix 「私たちには声を上げる義務がある」HUFFPOST 5月31日配信、による。★デモ隊に笑顔で「一緒に歩こう」 米保安官に共感広がる CNN.co.jp6月1日配信。取締り側の保安官が、デモに声をかけたという記事。こういう行動が、米国を救うのだ。
2020-05-31 18:34:00
何しろコロナ禍による外出自粛時代で、時間だけはたっぷりある。450頁のジュラシックパークを10日ほどで読み通してしまった。次はと手許を見まわしたら、次の本がある。何十年か前にボストンで、買おうとして忘れていた本、最近ブックオフで私としては高価な710円を支払った。むろん版は昔のものよりずっと進んでいる。Howard Zinn, People's History of The United States, 1492--PRESENT, Harper
Perennial, 1995. ★時あたかも全世界的コロナ禍。私の直感では、アメリカ合衆国は、史上初めて国家社会の崩壊の危険を迎えている。政治指導者が普段に増して賢明な大度量を発揮しなければ、コロナ禍が米国の一番弱い部分を期せずして脅かしているので、どうなるかわからぬ。いわく人種問題、弱者の保護。★この米国史は、米国社会を弱者の目から回顧する機会を与えるのではあるまいか。★ここで米国の為政者が一番やってはいけないことは、「不法な過激デモの先には、銃撃が待ち構えているぞ」などとツイターに書いたりしないことだ。コロナ禍解決と弱者を通常の市民のレベルに高める改革を、この機会に重ねて行う勇気を持つことだ。★道新5月31日、2頁。「黒人暴行死 抗議デモ全米に」。黒人が白人警官に不当に殺されたとして、起こっている全米的抗議行動。テレビでもやつている。トランプ氏よ、無事に事態を納めるがよい。あるいはオバマ氏以上にオバマ的政策がトランプ氏にいま必要かもよ。