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札幌。★北海道新聞9頁「20ドルで死ぬ理由はない、黒人暴行死 弟が公聴会で証言」。★いまウエブ上にある記事の見出しを掲げる。「アメリカの警察はなぜ軍事化しているのか。デモ参加者に暴力を振るう背景にあるもの。」ハフスポスト日本版、6月10日配信。☆「警察の軍事化がもっとも可視化されるのがデモへの対応だ」としている。★「米黒人暴行死。白人の元警官はフロイトさんをとてもよく知っていた。彼らは対立していた。」在米ジャーナリスト飯塚さん。6月11日配信。「以前同じナイトクラブに勤めていた」★「黒人抗議デモに軍出動をと分断煽るトランプ再選陣営」ダイヤモンドオンライン、6月11日配信。★「米海軍南軍旗の使用禁止へ、人種差別配慮、陸軍も追随」時事通信6月11日配信。★「トランプ大統領と対決する米国の将軍たち」JBpress、★「アメリカ版『警察24時』が打ち切り!31年の歴史に幕」海外ドラマNavi6月11日配信。★「黒人の命は20ドルか、フロイトさんの弟、米議会で証言」共同通信、6月11日配信。
札幌。★北海道新聞8頁「憎悪犯罪もうたくさん、米暴行死遺族ら故郷で葬儀、各地数千人のデモ続く」。★同8頁「奴隷商らの像、撤去次々、英、ベルギーで黒人差別抗議」。☆これは抗議デモの性格がいっそう深化し、かつ社会の広範囲に及ぼうとしていることを指し示すのではないか。米国国内であれば、黒人奴隷を差別する「歴史的遺産」が続々と撤去を求められて、失われつつあるのと、平仄を合わせる。いずれコロンブス米大陸発見に続く「歴史的興奮」を根本から批判し否定する動きに進んでゆくのではないか。★18頁「抗議活動容認目指す 米五輪・パラ委、ルール見直し」。☆従来とは様変わり。抗議活動を否認していたのでは、オリンピック自体が成立不能と考えたのか。★ウエブ上一つだけ指摘しよう。「アメリカは燃えている。Black Lives Matter とI Can't Breathe とCovid-19」QJWeb クイックジャパンウエブ 6月11日配信。これはなかなか「読ませる」記事だ。日本国内でも、ことがらを積極的に考察してみようという記事が現れたものと評価したい。☆余計なことかもしれないが、一言。こういう長い記事を「セーブ」しようとしても、時間ばかりかかって、円滑には行かない。では印刷しようとすると、なにしろ長文の記事だから、(4回に分かれている)1回ずつ印刷することになり、それに長々とツイートや広告が付いてくる仕儀になる。「1回ずつ4回に分けて印刷する」がその都度「カスタム1-2」と指定して行うとよいと思った。
札幌。★北海道新聞2頁「トランプ氏支持率急落 CNN調査 黒人暴行死対応に批判」。トランプ氏が、抗議デモを政府に反抗するテロのようにとらえて、軍隊による弾圧を「つぶやいている」ことへの批判が高まったということ。★同8頁「国連『職員はデモ参加しないで』」事務総長グテレス氏が国際公務員が一国のデモに参加するのはよくないと「指導」、「故人として、連帯デモをしたければ、グテレス氏が主宰する交流サイトに投稿すれば」としているという。☆なんか、わかったようなわからない「指導」だな。国連がニューヨーク市に巨大な拠点をもっていることが「話の起こり」になる。★ウエブに「米軍に黒人初の参謀総長、上院が承認、ブラウン氏」共同通信、6月10日配信。このニュースは今夕4時のNHKBSニュースPBSニュースは、冒頭に報じていた。ところがPBSのニュース解説はその後もっぱら軍隊の階級における黒人の人種差別的不利な扱いを話題にし続ける。なんか冒頭の空軍参謀総長にこのたび黒人が選ばれたのと違和感がある。★ウエブは既に6月8日配信の共同通信ニュースで「米軍、デモ介入に抵抗し、接収へ、大統領と激論、押し切る」を報じていた。「軍が激しく抵抗」は、国防長官のトランプ氏への抵抗の事とばかり思っていたが、軍そのものの内部に非常な軋轢を生みだしていたのだろうか。☆思えば米国の軍隊は今日「志願制」で、社会の底辺で人生を切り開くのに懸命な青年たちが入隊している。Black Lives Matterを叫ぶデモ隊と軍隊の中核が同じ階層なのだ。
水曜日・曇・札幌。★道新1頁。「道内旅行どうみん割、来月から」。道民の道内観光旅行代金の最大半額を助成する制度。一人最大5連泊5万円まで助成するらしい。来月から予定予算のある限りで。これだけ実弾を放り込んでくれれば、心強い。
火曜日・曇・札幌。★北海道新聞8頁「米首都の州兵撤収へ、黒人暴行死 共和からも大統領批判」。同8頁「感染恐怖を上回る怒り」。道新現地特派員平畠功一氏の記事。★午後4時のBSニュースで、米国のPBS,ABCのニュース解説を聞いていると、ミネソタ州ミネアポリス市の市議会が多数決で、市警察のDEFUND・すなわち市警察に予算を与えない、資金を与えない・措置を支持したことについて、論評している。この時間の差し迫った討論は、黒人死抗議デモが躍進した社会的状況に入ったことを思わせる。この時間の討論内容を逐一そのまま英文に綴っただけでも、ジン氏『米国史』の新しい数ページを構成すると思うよ。ニュースの途中で、ある黒人活動家は、米国の植民地時代以来、保安の役割りは常に基本的に黒人奴隷を暴力で押さえつけることに在った、警察というもののこの「基本的姿」を抜本的に変えなければならないという。この言葉の歴史的重みがいま米国で改めて問われているのではないか。ミネソタ パブリック ラジオをネット上で引いて、英文・ヒヤリング、どちらでもいいから、ご覧になれば、基本的事実はすぐわかるよ。日本のウエブにも新聞にも、まだ何も届いていない。ただ、NHKBSニュースが先ほど報じた。