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2018-09-16 08:33:00
2018年9月16日・日曜日・薄曇り(日中たいてい晴れる)・札幌。★日本ハム対オリックス。札幌ドーム。午後2時。ラジオHBC、SТV。★道新7頁「ウエブを読む」に、「ブラックアウトの原因や対策はこれから解析・議論されるでしょうが、現時点では<「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか>(ハーバー・ビジネス・オンライン)が、論理的で説得力を感じます」と書いてあった。★この秋、道内のコメの出来はどうか、野菜の出来はどうか。夏ごろには「どうも今年はよくないのではないか」と懸念する人もいた。心配である。今度の地震で酪農家が被った損害も大きかろう。地場の農業と酪農業。今秋は格段の援助が必要ではあるまいか。
2018-09-15 08:25:00
2018年9月15日・土曜日・薄曇り・札幌。★日本ハム対オリツクス。午後2時。札幌ドーム。テレビHBC。ラジオHBC、SТV。★道新1頁。「節電2割は終了 計画停電当面不要」。世耕経産相が「一律2割の節電目標を14日で取りやめ、計画停電も当面行わない」と発表した。施設面で電力需給へのそれなりの確信を得たことが背景にあるのはもちろんであろう。(ただ、北電は、1割の節電を要望し続けている。)★ここに公式には「節電」の二文字を振り払った。政府は賢明な判断をした。心理的にこれ以上道民を委縮させることはない。★夏の台風21号のさいの被害地のひとつ、関空が、故障した橋を撤去し、通路と鉄道線路を補修することで、常態に復そうとしていると、テレビで報道していた。この橋の受けた被害は、台風の影響を受けた船がこの橋に衝突したためだが、この事件はいわば台風21号に付随したハプニングで、そうそうありうる事故ではない。関空はやがて通常の使用のされ方に戻ることに疑いはない。★ところでわが北海道の場合、胆振東部地震と全道ブラックアウトおよび全道節電の関係は、地震に伴って起きたことではあるが、もし全道ブラックアウトの原因を客観的に精査して「それはもう起こさない」という手立てがはっきり確立し、かつまた全道発電送電施設を精査して「もう節電は無用。計画停電もしなくてよい」とはっきり断言しうるのであれば、どんなに長くとも1年以内に世界と本州の観光客は戻ってくるのではあるまいか。★もっとも、その1年間は、ある個人、ある企業、ある地方には、「耐えられないほど長すぎる」かもしれない。しかしうまく回復していても、このひと冬の様子をみなければ、お客さんは信頼しないのではないか。私たちは、辛抱だよ。その間、足元を見直そう。
2018-09-14 16:49:00
今日午後、ラルズ・ストアへ行った。卵と牛乳がまつたくなくなっている。(あったけれど、売り切れた、ということだろう。それも、一人一個です、という張り紙が残っている。)パンは品薄だが、ともかく在庫。コメは、大量に店頭にある。豆腐は絹も木綿もあった。納豆は(一人一個という紙が貼られている)が、在庫がある。★生鮮食品の価格は、総じて震災前より上がっている。計算してみたわけではないが、実感として15%は上がっているのではないか。★これから冬に入るから、衣類や身回り品の需要もあろう。政府が狙っていた物価値上げは、生活必需品に関する限り、北海道ではすでに達成されたのではないか。ただし日銀の政策によってではない。震災と大停電によってである。★消費価格増に応じての所得向上は、消費者にはまったくない。逆に、仕事がこれからは減るだろう。北海道民は危機に瀕している。★そのため、今後道民の消費支出は減ってゆくだろう。高級品、中級品は目立って売れなくなるだろう。まわりまわってじり貧。こういうことは容易に推理しうるところではないか。じゃあどう考え、どうするというところは、政治や行政のほうで早めに考えてください。個々人の手には余る課題ですから。
2018-09-14 10:44:00
2018年9月14日・金曜日・曇・札幌。★日本ハム対オリックス4連戦の初日。札幌ドーム。午後6時。テレビNHK。ラジオHBC、SТV。★道新1頁。「京極の水力発電再稼働」。これは実に興味深いニュースである。「京極」というのは小樽市の西方、余市町の向こうにあるところで、ふだん「京極の名水」で人々に知られている箇所だ。そこに水力発電所があった。上部ダムと下部ダムに分かれていて、下部ダムの水を揚水ポンプで上部ダムに移してから発電をすることもできる、という性質を持っている。北海道で「余分な電力」が発生したときに(深夜電力がたいていそれにあたる)、その「余分な電力」を利用して下部ダムの水をポンプで上部ダムに組み上げて、電力ピーク時にでも改めて発電すればよい。いってみればこの水力発電所は、全道的には電力の蓄電池のような性質をもつ。「電力調整発電所」として最適の性質をもつ。20万キロワットプラス20万キロワット、合計最大40万キロワットの発電能力を持つ。全北海道のための調整発電所として最高の性質を持つわけだ。★私はこの「朗報」を読みながらすぐに思ったのは、「これは泊原子力発電所にとって非常に都合のいい調整発電所ではないか」ということだ。京極というのは、山一つか二つ超えて、すぐに泊村があるのだ。泊原子力発電所に至近の距離にあるのだ。★「泊原発再稼働などということを思うとき、この京極水力発電所は至近の、じつに都合のいい場所にある」ね。実際この道新の記事もそのことを明言している。「24時間稼働する泊原子力発電所の夜間電力を有効活用するため、2014年に運転を開始した」と。★ところでこの道新の記事は、ウエブ上にも出ているが、ウエブ上の記事「京極の水力発電再開」という記事に対して、掲載後ただちに、無慮450通のツイートが長々とついている。そのツイートの中身の傾向は、およそ半分が「泊原発を再稼働せよ」という主張だ。★しかしどうやら泊原発を再稼働せよとときにはたいへん口汚く主張している人々は、(そのうちのかなりは記事を出した道新を非国民呼ばわりしている)、この記事の主体になっている京極が、泊と至近距離にあることを全然気が付いていないのではないか。(つまりは、北海道の人間ではないのではないかと私は思う。)そして記事をよく読むと、もともと京極が泊の調整発電所として計画されたことを読み落としているのではないか。★なにか主張するのは構わないが、せめて常軌の範囲で主張してくださいね。泊原発再稼働は今度の安倍首相の総裁選の主課題としてとりあげてもらったらどうですか。京極の存在は、あるいはその主張の後押しになるのかもね。シエーム。
2018-09-13 23:11:00
今回の大地震。今回の大停電。これから、自分や会社や北海道はどうなるか。全道停電は晴天の霹靂だった。これから毎日節電節電。★この気分ではだめだろう。これではあるものもなくなってしまう。★確かにこの大地震。いつ安全になるとも知れない。そして近年どんどん肥大していた観光需要が北海道から一挙に失われた。これもいつ戻ってくるのか分からない。委縮するのは当然かもしれません。しかし委縮した心では現にあるものも失ってしまう。★まずいま消えてなくなったものの範囲をしっかり見定めることだ。この「消えたもの」は当分帰ってこない。そもそも観光なるものは、経済としては「トラフイーク」だ。地域の再生産構造とはかかわりなく、その上に臨時にかぶさっていたものに過ぎない。しばらくなくなったものを忘れて、もともとの北海道の再生産構造を確実にすることだ。★「にぎやかな中央区」は惨憺たる中央区に変わる。もともと札駅前だろうが大通りだろうがすすきのだろうが、それほど賑やかな場所ではなかった。★車も施設も余るだろう。★仕事が激減するだろう。★人手不足はなくなるだろう。あぶく仕事がなくなれば人手もいらない。★ホテルも旅館も空港も大駐車場もバス車庫も道の駅も、閑散となるだろう。こういう点は躊躇なく、「以前」に戻して対応せねばなりますまい。うまく戻せねば、個人も会社もなりたちますまい。しかしただ委縮していないで、「身辺を再構築」しようではありませんか。あなたが職人なら、数年前までやっていた仕事をまたできるかどうか、急いでつなぎをつけることだ。建物の新建築の需要は少なくとも、いままで「遠慮して」隠れていた修繕・修理などの「小さな仕事」ならたくさんあるかもしれない。そしていままで忘れていたいろいろの「ささやかな」購買力を、意図的に周囲に向けようではありませんか。こういうことが地域再生の原点になります。ただ節電節電だけでは、だめですよ。★いやはや、私は思います。ひょつとして、節電の必要自体がなくなるのではないか。今から半世紀前、「資源難資源危機の時代」。当時エネルギー大節減で電力会社は恐るべき大節減を呼号したが、北海道の場合、北海道電力は本州同然電力大節減を道民に訴えたが、道民が真面目に節電しすぎて逆に北電が慌てた。この年「電力需要が見込みより小さすぎて」北電は減益となった。あれもこれも北海道経済が思うほど伸びないからです。それ以降しばらくの間北電は節電ということを言わなくなった。懲りたのです。それでも泊原発など作ったのは、北海道の余った電力を内地へ運ぶという目論見ではなかったか。北本電力融通は、一方的に内地に電力を運ぶことをお偉方は内々想定していたのではなかったか。
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