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2018-09-13 23:11:00
今回の大地震。今回の大停電。これから、自分や会社や北海道はどうなるか。全道停電は晴天の霹靂だった。これから毎日節電節電。★この気分ではだめだろう。これではあるものもなくなってしまう。★確かにこの大地震。いつ安全になるとも知れない。そして近年どんどん肥大していた観光需要が北海道から一挙に失われた。これもいつ戻ってくるのか分からない。委縮するのは当然かもしれません。しかし委縮した心では現にあるものも失ってしまう。★まずいま消えてなくなったものの範囲をしっかり見定めることだ。この「消えたもの」は当分帰ってこない。そもそも観光なるものは、経済としては「トラフイーク」だ。地域の再生産構造とはかかわりなく、その上に臨時にかぶさっていたものに過ぎない。しばらくなくなったものを忘れて、もともとの北海道の再生産構造を確実にすることだ。★「にぎやかな中央区」は惨憺たる中央区に変わる。もともと札駅前だろうが大通りだろうがすすきのだろうが、それほど賑やかな場所ではなかった。★車も施設も余るだろう。★仕事が激減するだろう。★人手不足はなくなるだろう。あぶく仕事がなくなれば人手もいらない。★ホテルも旅館も空港も大駐車場もバス車庫も道の駅も、閑散となるだろう。こういう点は躊躇なく、「以前」に戻して対応せねばなりますまい。うまく戻せねば、個人も会社もなりたちますまい。しかしただ委縮していないで、「身辺を再構築」しようではありませんか。あなたが職人なら、数年前までやっていた仕事をまたできるかどうか、急いでつなぎをつけることだ。建物の新建築の需要は少なくとも、いままで「遠慮して」隠れていた修繕・修理などの「小さな仕事」ならたくさんあるかもしれない。そしていままで忘れていたいろいろの「ささやかな」購買力を、意図的に周囲に向けようではありませんか。こういうことが地域再生の原点になります。ただ節電節電だけでは、だめですよ。★いやはや、私は思います。ひょつとして、節電の必要自体がなくなるのではないか。今から半世紀前、「資源難資源危機の時代」。当時エネルギー大節減で電力会社は恐るべき大節減を呼号したが、北海道の場合、北海道電力は本州同然電力大節減を道民に訴えたが、道民が真面目に節電しすぎて逆に北電が慌てた。この年「電力需要が見込みより小さすぎて」北電は減益となった。あれもこれも北海道経済が思うほど伸びないからです。それ以降しばらくの間北電は節電ということを言わなくなった。懲りたのです。それでも泊原発など作ったのは、北海道の余った電力を内地へ運ぶという目論見ではなかったか。北本電力融通は、一方的に内地に電力を運ぶことをお偉方は内々想定していたのではなかったか。