インフォメーション

2016-02-13 13:07:00

2016年2月13日土曜日、午後1時、札幌の天候。曇り。冬としてはたいへん暖かい日。暖かい日が数日つづくという。

さてマイナス金利の天気予報。今日明日は日本の市場は休み。今回の相場崩落の事態をより大所高所から冷静に眺めるべきだろう。目先の話でお山の大将の気分では困る。

いまインターネットに「アベノミクスバブル崩壊」と打ち込むと、大量の記事が現れる。それらをゆっくり読んでいると、じつに教えられるところが多い。なによりも注目されるのは、「2016年に安倍バブル崩壊」女性識者が警告する最悪シナリオ、という記事だ。この女性というのは岩本沙弓氏、記事の発信日は2013年8月19日である。この記事は私は「ライブドアニュース」として出ているほうを採った。

岩本氏はリーマンショック以後、暴落の後始末を十分にしないで、世界中が過剰信用(金融緩和)で企業と経済の実態以上に株価を高く吊り上げる運動のうねりを行なっている、と考えている。こういう無理な相場が世界的に崩壊するのが(2013年からみれば)3年後の2016年であろうと。

これはまるで今朝発表された「重力波」の話に似ていますな。重力波はアインシュタインの相対性理論に出てくる議論だが、まだ実証と言うものがなかった。それがこのほど実験的に確かめられたと。上記岩本氏の「大きな構図」がこの2015年から2016年にかけての市場の崩落でにわかに現実味を以ってわれわれに提示されることになった。

してみると、アメリカは、「やばい」とみて、2015年末に金融緩和をやめる方向に踏み切ったのですね。

してみると、アベノミクスなるものは、この世界的な「株価吊り上げ」の流れの途中からこの流れに便乗し、いまはこの世界的流れ自体が崩壊のトバ口にさしかかっている時点にいることになりますね。(つまりこの崩壊はまだ終わっていない。)

「バブル崩壊25年」という野口悠紀雄氏の記事は、どうして、どういう場合に「バブル」という言葉を使うのか、ねんごろに説いておられる。ほんとうに日本国民はこりないですぐバブルにのせられてしまう。常識で考えたらわかりそうなバブルにだまされていたのが1980年代末‐90年代初だったが、ちょっと構えを変えられるとすぐにまただまされる。2015年3月21日の発信です。

ヤフーニュースに久保田博幸氏の「マイナス金利には先送りという選択肢」がないかと言っている。2016年2月13日発信。

せめて3月に先送りしたら、その間にマイナス金利の悪い影響などを反省する余裕が得られましょうと。現実的処方箋ではないか。

日本経済新聞、経済教室に「マイナス金利政策の功罪」という記事が3回のっているそうです。「悪い影響」とはどういうことか、読んで考えてくださいと。

 

 

2016-02-12 20:11:00

2016年2月12日、午後8時、札幌の天候第5報、天候自体は穏やかなものである。

ただ、日銀マイナス金利は、インターネットを通じて、最大級の罵詈を浴びせられだした。政府は国会では絶対多数を背景としていい加減な答弁で今後ともお茶を濁せるかもしれない。

しかしインターネットの世界では、時間とともに、日本政府に反省を迫る重圧が増加しそうである。

この世界的市場崩壊の責任者を探す声がネット上で上がり始めており、いまその元凶と目されるのは日本政府である。このような根拠で。

いわく、「日銀のマイナス金利政策が、銀行株の下落の連鎖を促し、世界的な市場崩壊の、最後の一押しになった」東洋経済オンラインが「世界金融崩壊の危機」として、2月12日に詳細に議論している。ウオールストリート・ジャーナルは2月12日に、「アベノミクスはついに限界に達した」と述べている。

国債市場という最後の安全市場をついに日本政府は危殆に陥れていると。

たんに「安全を求める資金が国債市場に入ってきた」のではなくて、世界中の膨大な投機資金が投機的に入ってくるのだと。

きっとこういう放送をすると、政府によって電波を止められるのかもしれない。

いま政府側の言論をネット上で展開しているのは、「現代ビジネス」2月12日だけのようで、これは「悪いのは中国の大不況だ」と抗弁している。(であれば、それが円高の強い背景になるのも、明らかであろうが)

言論は、今では、新聞でもダメ、テレビでもダメ、ラジオでもダメで、唯一インターネット上でしか本音の討論が出来ないということになってしまったのだろうか。

 

2016-02-12 17:08:00

2016年2月12日金曜日、午後5時、札幌の天候。現在まことに穏やかな天候。曇り。数日高い温度が続くだろうと。

さて日銀マイナス金利の天気予報の方は、未曾有の大混乱。天気予報をやめることが難しくなった。始めてしまったものだから、「平常」に戻るまで続ける。

2月12日、株式市場今日の終値は、昨日比760円安の、1万4952円。ついに1万5000円を割った状態で今週を閉じる。

インターネット上が、にわかににぎやかになった。さまざまの「声」が踊りだす。「為替は今後100円攻防戦に移るのではないか」「アベノミクスは手じまいのときにきたのではないか」というような。「英語ではマイナス金利とは言わない。ネガテブ金利と言う。(この言葉のもつ陰惨な感じにぞっとする)」「現代ビジネス」が盛んに政府側のよいしょをし、「JBpress(マイナス金利について盛んに書きたてているのが池田信夫氏だ)」は手厳しく批判している。読者は両方を比べてどちらの言い分に歩があるかを見るがよかろう。「銀行に、金融界に、人々の不安が向っている」「金融の世界で従来当然に働いていた実務手順が働かなくなって困っている。」まるでパンドラの箱を開けた騒ぎだ。

いちはやくマイナス金利政策をとった欧州の事情が伺える記事として、加籐 出「東洋経済オンライン」上の記事の参照を求めている人がいる。

こんなに人心を惑わせているというだけでも、この政策(日銀マイナス金利)、たいへん考え物だとおもうよ。

ときに2月12日付けで、「直下型地震・伊豆相模地域警戒しよう」という記事が出ている。本年1月はじめ以来、首都圏に(東京都と横浜等)に継続的に「地鳴り」を聞いたというニュースが今日まで引き続いている。また実際に静岡、神奈川、東京、栃木にしかるべく地震が起こっている。だから、いつクルとか、コナイとか、とてもいえないが、もしいま関東大震災級の地震が首都圏を襲ったら、日本の国力で対応できるだろうか。神戸大震災を救援したときの力が出せるか、あきらかに東北大震災では神戸ほどのことができていなかった。ありうべき関東大震災が仮にあっても、それだけの余力を培うのが政治だとおもう。そういう安心感を国民にもってもらうのが政治だと思う。

黒田バズーカもアベノミクスも、大所高所にたった落ち着きをもっていただきたい。

 

 

2016-02-12 13:00:00

2016年2月12日金曜日、午後1時。札幌の天候続々報。曇り、暖かい。ただ、時々起こる風が冷たい。

日銀マイナス金利の天気予報。こちらはもうただ事ではない。2月12日午前の株式、引け値は、838円安の1万4874円。ついに1万5000円を割った。どうやらこれから1万5000円攻防戦をするらしい。為替は111円台後半と円高が進んだ。このほうは112円攻防戦をするらしい。

 

2016-02-12 09:28:00

2016年2月12日金曜日、午前9時半、札幌の天候続報。曇り、暖かい、昨夜の積雪なし。

日銀マイナス金利の天気予報。今朝の北海道新聞は、「円急騰一時110円台」という短い一面記事を載せた。この円110円台というのは昨日ロンドン市場に現れた「新値」で、日本の今朝は113円くらいのもの。ただ、日本の株価は、今朝の寄り付きで一時1万5000円を割った。

同じく今朝の北海道新聞は、この関係の記事は一切なし。ただ、2月末に開かれる予定のG20蔵相・中央銀行総裁会議に、国際的な為替撹乱への対策を期待する記事を3ページに載せた。

今日の北海道新聞紙面全体からは、いま激動している為替の乱調、株価の乱調に、アベノミクスも黒田バズーカも無関係といわんばかりの様子が見て取れる。結果的に、そういうことだとおもうよ。今朝のテレビは、日銀がマイナス金利政策を決意したことを報じたが、同時に「その実行は2月16日から」とわざわざ念押ししている。これまたいまの為替の乱調、株価下落に日銀マイナス金利は「かかわっていませんよ」と暗に強調しているかのようだ。

大事なことを「暗に言う」のではなくて、もっと表立って言いなさい。

今の為替の乱調、株価の下落は、大勢として世界から押し寄せてきていることである。これにたいして日本というお山のてっぺんだけの論法で向かうのは、的外れ。

 

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