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2016-02-12 09:28:00
2016年2月12日金曜日、午前9時半、札幌の天候続報。曇り、暖かい、昨夜の積雪なし。
日銀マイナス金利の天気予報。今朝の北海道新聞は、「円急騰一時110円台」という短い一面記事を載せた。この円110円台というのは昨日ロンドン市場に現れた「新値」で、日本の今朝は113円くらいのもの。ただ、日本の株価は、今朝の寄り付きで一時1万5000円を割った。
同じく今朝の北海道新聞は、この関係の記事は一切なし。ただ、2月末に開かれる予定のG20蔵相・中央銀行総裁会議に、国際的な為替撹乱への対策を期待する記事を3ページに載せた。
今日の北海道新聞紙面全体からは、いま激動している為替の乱調、株価の乱調に、アベノミクスも黒田バズーカも無関係といわんばかりの様子が見て取れる。結果的に、そういうことだとおもうよ。今朝のテレビは、日銀がマイナス金利政策を決意したことを報じたが、同時に「その実行は2月16日から」とわざわざ念押ししている。これまたいまの為替の乱調、株価下落に日銀マイナス金利は「かかわっていませんよ」と暗に強調しているかのようだ。
大事なことを「暗に言う」のではなくて、もっと表立って言いなさい。
今の為替の乱調、株価の下落は、大勢として世界から押し寄せてきていることである。これにたいして日本というお山のてっぺんだけの論法で向かうのは、的外れ。