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2018-09-14 16:49:00
今日午後、ラルズ・ストアへ行った。卵と牛乳がまつたくなくなっている。(あったけれど、売り切れた、ということだろう。それも、一人一個です、という張り紙が残っている。)パンは品薄だが、ともかく在庫。コメは、大量に店頭にある。豆腐は絹も木綿もあった。納豆は(一人一個という紙が貼られている)が、在庫がある。★生鮮食品の価格は、総じて震災前より上がっている。計算してみたわけではないが、実感として15%は上がっているのではないか。★これから冬に入るから、衣類や身回り品の需要もあろう。政府が狙っていた物価値上げは、生活必需品に関する限り、北海道ではすでに達成されたのではないか。ただし日銀の政策によってではない。震災と大停電によってである。★消費価格増に応じての所得向上は、消費者にはまったくない。逆に、仕事がこれからは減るだろう。北海道民は危機に瀕している。★そのため、今後道民の消費支出は減ってゆくだろう。高級品、中級品は目立って売れなくなるだろう。まわりまわってじり貧。こういうことは容易に推理しうるところではないか。じゃあどう考え、どうするというところは、政治や行政のほうで早めに考えてください。個々人の手には余る課題ですから。
2018-09-14 10:44:00
2018年9月14日・金曜日・曇・札幌。★日本ハム対オリックス4連戦の初日。札幌ドーム。午後6時。テレビNHK。ラジオHBC、SТV。★道新1頁。「京極の水力発電再稼働」。これは実に興味深いニュースである。「京極」というのは小樽市の西方、余市町の向こうにあるところで、ふだん「京極の名水」で人々に知られている箇所だ。そこに水力発電所があった。上部ダムと下部ダムに分かれていて、下部ダムの水を揚水ポンプで上部ダムに移してから発電をすることもできる、という性質を持っている。北海道で「余分な電力」が発生したときに(深夜電力がたいていそれにあたる)、その「余分な電力」を利用して下部ダムの水をポンプで上部ダムに組み上げて、電力ピーク時にでも改めて発電すればよい。いってみればこの水力発電所は、全道的には電力の蓄電池のような性質をもつ。「電力調整発電所」として最適の性質をもつ。20万キロワットプラス20万キロワット、合計最大40万キロワットの発電能力を持つ。全北海道のための調整発電所として最高の性質を持つわけだ。★私はこの「朗報」を読みながらすぐに思ったのは、「これは泊原子力発電所にとって非常に都合のいい調整発電所ではないか」ということだ。京極というのは、山一つか二つ超えて、すぐに泊村があるのだ。泊原子力発電所に至近の距離にあるのだ。★「泊原発再稼働などということを思うとき、この京極水力発電所は至近の、じつに都合のいい場所にある」ね。実際この道新の記事もそのことを明言している。「24時間稼働する泊原子力発電所の夜間電力を有効活用するため、2014年に運転を開始した」と。★ところでこの道新の記事は、ウエブ上にも出ているが、ウエブ上の記事「京極の水力発電再開」という記事に対して、掲載後ただちに、無慮450通のツイートが長々とついている。そのツイートの中身の傾向は、およそ半分が「泊原発を再稼働せよ」という主張だ。★しかしどうやら泊原発を再稼働せよとときにはたいへん口汚く主張している人々は、(そのうちのかなりは記事を出した道新を非国民呼ばわりしている)、この記事の主体になっている京極が、泊と至近距離にあることを全然気が付いていないのではないか。(つまりは、北海道の人間ではないのではないかと私は思う。)そして記事をよく読むと、もともと京極が泊の調整発電所として計画されたことを読み落としているのではないか。★なにか主張するのは構わないが、せめて常軌の範囲で主張してくださいね。泊原発再稼働は今度の安倍首相の総裁選の主課題としてとりあげてもらったらどうですか。京極の存在は、あるいはその主張の後押しになるのかもね。シエーム。
2018-09-13 23:11:00
今回の大地震。今回の大停電。これから、自分や会社や北海道はどうなるか。全道停電は晴天の霹靂だった。これから毎日節電節電。★この気分ではだめだろう。これではあるものもなくなってしまう。★確かにこの大地震。いつ安全になるとも知れない。そして近年どんどん肥大していた観光需要が北海道から一挙に失われた。これもいつ戻ってくるのか分からない。委縮するのは当然かもしれません。しかし委縮した心では現にあるものも失ってしまう。★まずいま消えてなくなったものの範囲をしっかり見定めることだ。この「消えたもの」は当分帰ってこない。そもそも観光なるものは、経済としては「トラフイーク」だ。地域の再生産構造とはかかわりなく、その上に臨時にかぶさっていたものに過ぎない。しばらくなくなったものを忘れて、もともとの北海道の再生産構造を確実にすることだ。★「にぎやかな中央区」は惨憺たる中央区に変わる。もともと札駅前だろうが大通りだろうがすすきのだろうが、それほど賑やかな場所ではなかった。★車も施設も余るだろう。★仕事が激減するだろう。★人手不足はなくなるだろう。あぶく仕事がなくなれば人手もいらない。★ホテルも旅館も空港も大駐車場もバス車庫も道の駅も、閑散となるだろう。こういう点は躊躇なく、「以前」に戻して対応せねばなりますまい。うまく戻せねば、個人も会社もなりたちますまい。しかしただ委縮していないで、「身辺を再構築」しようではありませんか。あなたが職人なら、数年前までやっていた仕事をまたできるかどうか、急いでつなぎをつけることだ。建物の新建築の需要は少なくとも、いままで「遠慮して」隠れていた修繕・修理などの「小さな仕事」ならたくさんあるかもしれない。そしていままで忘れていたいろいろの「ささやかな」購買力を、意図的に周囲に向けようではありませんか。こういうことが地域再生の原点になります。ただ節電節電だけでは、だめですよ。★いやはや、私は思います。ひょつとして、節電の必要自体がなくなるのではないか。今から半世紀前、「資源難資源危機の時代」。当時エネルギー大節減で電力会社は恐るべき大節減を呼号したが、北海道の場合、北海道電力は本州同然電力大節減を道民に訴えたが、道民が真面目に節電しすぎて逆に北電が慌てた。この年「電力需要が見込みより小さすぎて」北電は減益となった。あれもこれも北海道経済が思うほど伸びないからです。それ以降しばらくの間北電は節電ということを言わなくなった。懲りたのです。それでも泊原発など作ったのは、北海道の余った電力を内地へ運ぶという目論見ではなかったか。北本電力融通は、一方的に内地に電力を運ぶことをお偉方は内々想定していたのではなかったか。
2018-09-13 21:46:00
今日午後、やきにくレストラン・ウエスタンへ行ったら、客はまばらだった。提供される料理のレパトリーは、「一部欠品があるかもしれない」と店頭に張り紙してあったが、私には、支障ないように思えた。昨日午後、古本屋ブックオフへ行ってみたら、正常に開店していた(照明を一部落としていたが)。客はきわめてまばら。今日午後安心屋というスーパーへ行ったら、客足は普段より少ない。食品は、冷凍ものも、野菜も、肉も、パンと牛乳も(さすがにかなり在庫がすくないが、それでも十数人の役には立つだろうというぐらいあった。マーガリンが1個だけあった。バターはかなりある。)★節電が言われている。当アイランドコーポの場合、建物の構造上昼でも廊下の照明は欠かせない。しかし廊下の全照明をLEDにした。これで事実上かなり節電できる。また、建物の3階はいまのところ物置だけなので、3階の廊下の照明を全部外したいが、住民の皆さんはそれで同意してくれるだろうか。皆さんの意見をオーナーに寄せてください(もっとも、階段のある3階の踊り場の照明だけは維持しますよ)。もし近所から「お宅の節電は」と聞かれたら、この記事を見せて、説明してください。これで2割節電になろうと。★9月6日地震で生じた大停電を描く「構造的かつ現実的」記事が今日の道新に載った。こういう現実認識をしっかり押さえておく必要があります。★ところで今日読売新聞は、北海道ブラックアウトに対して泊原発の再稼働を勧める記事を出している。(毎日新聞は原発再稼働論を警戒する記事を出している。)★「アゴラ」というブログは、泊原発再稼働を求める記事を盛んに出すようになったが、ここは日本全体の原発再稼働を求めていて、福島の汚染水もトリリウムを希釈して海洋投棄をすすめろという。安部首相に原発再稼働を強く勧める姿勢のようだが、安部首相は総裁選中は原発問題は外しておこうとしているんじゃないか。こうなると事柄は一北電の手に余るな。道民の手にはどうだろう。道議会は?道知事は?北電は2019年2月までに石狩ガス発電所を稼働させ、本州からの電力援助も仰ぎ、道民に2割の節電を求めて、この冬を乗り切ろうということだろう。★その後の体制は?また大きな地震が起ったらおなじようなことにしかならないのかね。今日の道新の記事は、四国と同じようにしていれば北海道のブラックアウトは免れたろうとしているが、どうだろう北電さん。
2018-09-13 09:48:00
2018年9月13日・木曜日・薄曇り・札幌。★日本ハムの試合、今日までなし。明日から札幌ドームで、対オリックス4連戦との由。★エンジェルス対レンジャーズ。テレビNHKBS1.午前11時。★道新1頁「停電2段階で全道に」および道新3頁「地震直後緊迫18分間」。この二つの記事は今回の9月6日の地震とほぼ同時に起こった全道停電(ブラックアウト)が、どのようにして起こったのかを、構造的かつ具体的に報道している画期的な記事である。こういう現実認識が早く示されていてこそ、日々の節電努力の意義もはっきりする。私が「泊原発が動いていれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか(ハーバービジネス)を引き合いに出しながら読者の注意を喚起していたのも、こういう構造的現実認識を明文で記録してあるものをもつていることの貴重さを示唆していたものだ。道新さんよくやってくださった。道新のこの記事は、これに代わるほどの記録が示されるまでの間は、永久保存だ。★北海道電力は昔であれば産業調査協会という自前の調査研究機関を持っていた。整った資料室ももっていた。はるか昔に廃止されたが。私もほんの短い期間ではあつたがこの協会の任務の一端を引き継いでいた。北電が堂々と立ってゆくことになにがしかの責任を感じます。北電のもつ高度の寒冷地送電技術は、日本だけのものではありません。東北アジア全体に役に立つものです。頑張ろう北電。