インフォメーション
土曜日・曇り・札幌。暖かめの気温で、朝方降雪なし、風なし。今日は最高気温摂氏3度、朝と晩に降雪ありと、道新の天気予報は言っている。町内会・札幌市が、2月9日あるいは10日の夜に幹線道路路端排雪をするらしいので、これから2‐3日、仮に相当の降雪があっても、拙宅前面の幹線道路沿いの雪の処理には困らないことになる。「これだけのこと」で、生活する者の気分は大変安らかだ。☆「目の壁」、『松本清張全集2』所収。目の前にあるように見える「現実の現象」が、現実の真実の姿を覆い隠していることを、松本氏はこういう奇妙な表題で表した。そういう具合に言うのなら、私たちは日常普段、様々な「目の壁」に覆われて生きているわけだ。時々はこういう観点で「現実」を考える必要があることを教える「表題」だ。
水曜日・曇り・札幌。☆立春。寒気は強い。降雪ほとんどなし。風もさほどでない。☆町内会報で、1週間後に幹線道路を排雪すると知らせてきた。副道のほうは3月初旬に排雪するそうだ。こう聞いて、ほっとする。天気予報は今後1週間連日「曇り後雪」のようになっているが、こうやってだんだん春に近づいてゆくのだろう。★今日のNHK、BS1、「悪魔の兵器」で、第二次大戦中の米国の原爆開発、使用のドキュメント。ひどい話だ。米国政府および開発・使用にかかわった人々はみな「人類への罪」で完全に有罪だ。こういう話の今日に残る教訓というのが、ウイキリクスのE・スノーデン氏が「国家の秘事」を暴露したとして罪に問われているのに対するスノーデン氏弁護の世論、という程度の事なのかね。★今日テレビで、確定申告が4月15日まで延長されたと報じていた。1ケ月の余裕、助かるよ。☆「潜在光景」『松本清張全集1』所収「影の車」の第一話。主人公が通う女友達が、保険の集金人だと書いている。まだ集金がありふれた世相だったんだ。アパートの場合、住み込み管理人の主要な仕事が、賃料の集金というところが多かったね。今日、口座振り込みと口座引き落としが当然という世相になっている。「お金の引落し」が一大営業化した。プロパン会社(いちたか)の集金部門が独立の法人となり、その法人(ウエルネス)がかつての親会社を子会社にしてしまっているという怪事(今や当然の現象と化した)。
月曜日・朝方晴れ・札幌。☆「恐怖の悪天候4日間」の、今日が最終日、4日目。今日明日は最高気温6度の暖かい日と予報されている。明日夕方は、雪なのか、雨と雪なのか、霙なのか、いろいろの天気予報だが、いずれにせよ比較的暖かい気温の下の事だろう。☆「時間の習俗」。冒頭の場面の和布刈神社神事のカメラ写真のネガ上の順番が話題になるが、この神事8コマ分の位置で「八コマ分を写さずにキャップをはめたままシャツターを切ります。つまり八回シャツターを切るわけですね。」その後カメラを撮影が終わる。そこで「今度は巻き戻しをやる。」そして例の8コマの直前まで「キャップをはめたままシャツターを切りつづけてゆく。」そして例の8コマの分に来た時に、神事8コマを撮る(なり取るなり)」こうやって撮影順番を変えられるんだという。(184‐5頁)そんなこと、思いもつかなかったよ。
日曜日・晴れ・札幌。☆「恐怖の悪天候4日間」として予報されていた第3日。幸いにして、早朝から昼まで晴天。(ヤフー天気予報では明日は夕方霙としている)この「悪天候」という予報の「悪天候」たるゆえんは、北海道上空に3つの低気圧が並んでいたことにあった。おととい20センチの積雪があったが、当方管理下ではこの雪の処理に今日までかかった。これで1月が終わり。明日から2月だな。☆「時間の習俗」、『松本清張全集1』所収。冒頭和布刈神社神事が描かれている。下関の対岸、九州の突端で、「屋島の壇ノ浦」の傍。一度見たい神事だな。犯人と目される人物のアリバイが、この神事を見に行って写真を撮っているということになっている。
土曜日・雪・札幌。☆「恐怖の4日間」第2日。朝8時過ぎから、午後3時まで、細雪が30分ほど降ったかと思うと、やむ、という天候の繰り返し。積雪自体は進まないが、除雪作業には不適当な天候。幸い気温は0度のちょっと下ぐらいで、暖かい。昨日除雪できなかった管理物件数軒をこなして、ほっとしたところで、午後3時、夕凪状態。さて明日はどんな「第3日」になるのやら。どうぞお手柔らかに。☆このほど、思い立って、故松本清張氏の作品を全部読み直そうと思う。文芸春秋社『松本清張全集』の1から始める。最初の作品、「点と線」、『松本清張全集1』所収。アリバイ崩しの社会的推理小説として一世を風靡した。福岡県香椎の海岸に心中死体という書きだしだったが、後半に犯人と目される人物が当時北海道へ旅行中だったというので、話が、函館や小樽や札幌やと私の身近の地理になってきた。それにしても、鉄道の時刻表を検討の中心にしていた話の流れに、「どうして航空機は話題にならないのか」と不審に思っていたら、北海道を語るときにようやく航空機も話題になってきた。☆そういや、当時、下っ端の宮仕えの出張には、なかなか航空機は認めてくれなかったものなー。長距離列車に乗り継いで、車中泊したらよろしいという話で、ミカンとゆで卵とするめとウイスキーぐらいしか買い食いするものがなく、駅弁がごちそうに思え、ついてくる熱いお茶がありがたかったという思い出。国民的にはまだ自由に飛行機を乗り回せる時代ではなかった・そういう時代の推理小説でした。青森で東北本線を降りて、青函連絡船に乗るために、「船までの長いホームを旅客がいい席を取るため、気ちがいのように競走していた」(70頁)ものね。