インフォメーション
火曜日・曇・札幌。★北海道新聞8頁「米首都の州兵撤収へ、黒人暴行死 共和からも大統領批判」。同8頁「感染恐怖を上回る怒り」。道新現地特派員平畠功一氏の記事。★午後4時のBSニュースで、米国のPBS,ABCのニュース解説を聞いていると、ミネソタ州ミネアポリス市の市議会が多数決で、市警察のDEFUND・すなわち市警察に予算を与えない、資金を与えない・措置を支持したことについて、論評している。この時間の差し迫った討論は、黒人死抗議デモが躍進した社会的状況に入ったことを思わせる。この時間の討論内容を逐一そのまま英文に綴っただけでも、ジン氏『米国史』の新しい数ページを構成すると思うよ。ニュースの途中で、ある黒人活動家は、米国の植民地時代以来、保安の役割りは常に基本的に黒人奴隷を暴力で押さえつけることに在った、警察というもののこの「基本的姿」を抜本的に変えなければならないという。この言葉の歴史的重みがいま米国で改めて問われているのではないか。ミネソタ パブリック ラジオをネット上で引いて、英文・ヒヤリング、どちらでもいいから、ご覧になれば、基本的事実はすぐわかるよ。日本のウエブにも新聞にも、まだ何も届いていない。ただ、NHKBSニュースが先ほど報じた。
火曜日・曇、25‐13度・札幌。★道新24頁「藤井七段棋聖戦白星発進」渡辺3冠相手に5戦中の第1戦に堂々の勝利。☆わたしはアフターコロナ禍のありようを模索しているが、将棋界は「藤井全盛時代」になっているかもしれないな。ほのぼのとした空想だ。
月曜日・曇・札幌。★北海道新聞1頁「米抗議デモ最大規模」首都ワシントンで1万人以上の大デモになった。米国全50州にもデモは拡大。トランプ氏は首都の州兵出動を撤兵した由。★同3頁「トランプ氏分断の種まいた。各知事、対デモ強硬姿勢に反発」。トランプ氏は「暴徒制圧」という刺激的ことばを振りまき、国民をあえて二つに分断しようとしている、という非難である。★同3頁「75歳暴行容疑、警官二人訴追」。デモに対する過剰取締りという話題。☆いまわたしは、黒人の目から見る米国史はどうなっているのかという学習のため、ジン氏『米国史』を通読中である。いま8.We Take Nothing by Copnquest,Thank Youを通読し終えた。1840年代、米国がメキシコと戦争して、膨大な領土を南部と西部に加える過程である。日本人の目から見れば、これはペリーの艦隊が日本に来航して日本の開国を強要する(1853年)時期の直前の時期だ。ペリーの行動には、米国国内ではどういう歴史的背景があったのか、よく知っておきたいところだ。この英語句は、「私たちアメリカ人は、残虐な征服行為でメキシコ領を奪ったわけではなくて、ちゃんと代金をお払いしたんですよ」という意味。現実の歴史過程からみると、この文句は一大皮肉。
日曜日。曇・札幌。★北海道新聞1頁、卓上四季で、米国の退役軍人の待遇改善要求でもに対し、フーバーが軍を使っての弾圧をおこなったのに対し、ルーズベルトが夫人を派遣して和解をしたという故事を紹介。トランプ氏を暗にたしなめる。★同2頁、6日に予定される抗議デモに先立って、ニューヨーク市の路上に巨大な文字がペンキで描かれたことを紹介。Black Lives Matterという文句が。来るべき大統領選がトランプ対バイデンとなることは確定的だが、どうもトランプに分がわるそうだという観測。トランプ氏は、「最近失業率が改善した」ことは死亡した黒人にとっても朗報ではないかと「つぶやいた」由だが、このつぶやき、どうも趣旨不明と。
土曜日・曇、17‐12度、やや小寒い日・札幌。★道新6頁「陰性証明で出入国緩和へ」。これは日本コロナ禍の出口戦略のひとつを示す。タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4か国に対しては、ビジネス目的の往来を画策しようという。うまく行けば、次に留学、農業労働の分野だという。★同6頁「『8分46秒』抗議象徴に、米各地で黙とう広がる」。ジョージ・フロイト氏が、警官に膝で首を抑えられた時間がこれだと。なお6日に予想されるワシントンのデモは、大規模になるらしい。