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2020-04-22 09:27:00
水曜日・曇り・札幌。★いまテレビで「感染者0の岩手県」というのを見ていた。★その岩手県で、本州から岩手県への来住者が多かったのが3月下旬だった、としている。なるほどそのころならまだ諸事ゆとりもあった。ところが岩手県はその時すでに、本州からの来住者に2週間の自宅自粛を命じている。感染対策には地方自治体の主体性と言われるが、「地方ほどいっそう厳しい」のが日本を救っているのか。★午後のひと時、所在なく空を見ていたら、見るべからざるものが見えた・なんと小雪が降ってきた。もう雪は沢山だよ。★そもそもこのブログに何の意味があるか・特にありはしない。㈲ルームドクターズが管理するアイランドコーポという建物の運用に伴うブログだ。正規にはホームページということになるのか。ひとに貴方はなぜこのブログを運用するのですかと問われれば、「このブログ自体のため」と言うのが正解だろう。この「場」は、ちょうど方丈記の「方丈」に格段の意味がないように、取り立てて意味がない。★それにしてもこの「場」が存在するあらゆる因果関係を、誰にも納得されうる筆致で描き出せれば、それこそがまさに「方丈記」、至上の意味を持つのではあるまいか。そのために千金をなげうってもいいぐらいの。もっとも私はたいして経費はかけていないが。今の世の「自粛時代の生き方」というところだ。
2020-04-21 08:54:00
いやに古い話題を出したものだと思うだろう。これは、いま読んでいる寺田寅彦の随筆の題である。(岩波文庫、寺田寅彦随筆集第2巻所収)★わたしは大学授業がインターネットを利用した遠隔地授業を当面必至としている話題を持ち出し、これを単に緊急時としないで、もっと大きな目でみた改革に結びつける考えがないと、いまの時代が経過した後大概の大学が高等教育から脱落することになると申し上げている。★しかし私のいう「改革」なるもの、もし欧米人が聞けば、そんなこと、はるかの昔に終わっていることではないかと言うであろう。欧米では十年か二十年か前に現実になっているので。日本だってやる気はあったが、いままでどうもなかなか乗りが悪かった。★寅彦は「蓄音機」の中で、蓄音機の新しい利用方面として、「学校の講義のあるものをしっかい蓄音機ですます事はできないか」という。「毎学年全く同じ事を陳述するだけで済むもの」は「蓄音機でも代用されはしないか」と言うのだから、否定的な批評だ。「もし講義の内容が抜け目なく系統的に正確な知識を与えさえすればいいとならば、その教師の書いた原稿のプリントなり筆記なりを生徒に与えて読ませれば済む」ともいう。★これは講義録という発想だ。蓄音機講義も、遠隔地教育としてなら、これを電波に乗せて、ラジオ放送と言うことになる。日本でも旺文社の大学受験学習講座は深夜の電波に載っていた。昔の一時代、これで立派に教育になっていた。今だってFM放送にすれば、北大近辺に住む学生は、それでかなり北大との連絡が間に合うはずだ。(ついでにいうなら、経費も安い。)★時は100年昔の大正の頃(寅彦の随筆の時期)。当時ハイカラで話題になりえた蓄音機も、時間が経過すれば、只の旧聞。いま私が書いていることも、ほんのしばらくすると、どうしようもない旧聞となる。なーに、今既に、欧米の人間から見れば、旧聞だ。ただ本質的な話題としては、寅彦の指摘がいまでもあたる面がありはしないか。★こうなると内容ですよ。新しい内容を、講義に盛ってゆけるか。あまり変わり映えしないのなら、いっそテレビで聴講できるNHK放送大学の内容を、大学の一般教育の内容として生かしたらどうだ。自信のある講義は生かし、自信のない講義はNHKで代用する。そして大学として自信のあるところに思い切って資源を集中する。できれば有料公開講座を目指したらどうだ。すでに大学は法人化したのではなかったか。(こういう提言、いずれ旧聞となろう。)
2020-04-21 08:48:00
火曜日・曇り・札幌。★ニューヨークで原油相場先物がかなりの「マイナス価格」となったとは、驚き。原油の貯蔵場所が乏しいゆえだと。★いろんなことが起こる非常事態。それにしても日本の社会としての大きな対応と言うのは、いったん決めた大筋はそれを守らないでどうする。まず目先ではじたばたしないことだな。
2020-04-20 08:05:00
月曜日・曇・札幌。★道新1頁。「収入減に家賃補助」。今回のコロナ禍、緊急事態宣言に応じて、従来の家賃補助制度を超える様々の措置が講じられる。★ところで当館アイランドコーポの場合、従来からの長期居住者についは、そのような公的扶助の対象となった場合には、それに合わせて当館は快く対応する。★しかしこれから申し込む人については、待っていただきたい。単純には対応できない。原則としてはお断りする。★そもそも当館通常の入居受付は、たとえ将来長期居住の場合でも、「まず3か月の契約で、3ケ月入居いただく。その際に3か月分の費用前納」とするのが定例である。この「定例」を守らせていただきたい。★もともとこの「3ケ月居住」を定例としている理由は、その間にオーナーは入居者のライフスタイルをよく観察できるし、入居者もまた当館の実際の姿をよく経験できる。だからよほどのことがない限り、その先の長期居住について両者が快く同意できるだろうという考えがあるからだ。★このようにして短期居住者が長期居住者に変わってゆくので、たとえ薄利でも安心して経営できるのだ。その人の生活を守るという経営ができる。★結果として「生活保護」無用の大勢になるのは、考えてみると自然の流れであった。家賃扶助が要らないほど、最初から家賃が激安なのである。★おそらくは公的家賃
扶助で最初から臨もうとすると、「家賃3か月前納」というところが制度に引っかかる。これは3ケ月分前納としているだけで、なにか入居時費用を特に求めているわけではない。ところが多くの家賃公的扶助は、通常の世間のしきたりのほうに合わせて、入居時費用を高額に設定するほうにしか対応していない。当館のようにもともと入居時費用に当たるものが存在しないのには対応できないのだ。★コロナ禍によるさまざまの問題はいま脇において考えた。誤ってとんでもない人を入居させた場合のriskは、現居住者にまともに降りかかるのだ。
2020-04-19 20:37:00
そんなにネット上外国語教育を発達させて、それが高等教育上どう研究に役に立つのかと思う人がいるかもしれない。パースペクティブとかが目に見える形で見えないというかもしれない。これは非常に多岐にわたることなので、むしろ私でない人のほうが、説得的に語ってくれるだろう。私はせいぜい自分の殻の中で、自分の目に見えるという程度の形でしか語れない。そのささやかなパースペクティブを書いてみよう。★いま私の手元に、A Bibliography of Finance, by Masuiという書誌がある。1935年 Tokyo Keigyosha Press , Maruzen Co.,Ltd. と出版元が書いてある。戦前1935年に丸善から発売された。神戸商科大学 Mitsuzo Masui という人の編纂になる。書誌内容は、1900年以降と1900年以前に分かれている。収容されている書目の発行年がね。1900年以前は、1700年以前と1700年以降に分かれ、後者は25年おきぐらいになっている。1900年以降は10年おきぐらいになっている。内容は金融経済。★20世紀に大転変を遂げ、21世紀にさらに恐るべき大転変を加えつつある金融経済を、近代という大きな視野の下に置いて考察するときに、この英米仏独語に亘る書誌は大きな役立ちをすると思う。★そりゃ結構だが、これらの本がおいそれと手に入るものではなかろうという人があるかもしれない。★事態はここ20年ほどの間に驚異的に変化した。いや、こういう動きが始まったのはわたしの知るかぎりでは1980年代の中頃からだ。★グーグルが片っ端から文献の電子データ化を行っていて、そのコピーの主力は図書館蔵書、英米欧の図書であった。★こういう古い書誌にあるおびただしい文献が、どんどん電子データ化されている。書目を引くと、なにやらの形でデータ化されていることが分かる。図書館機構を経れば、研究者が電子的に目にできる。★こういう壮大な研究が、今の人々は、当然のように可能なのだ。ちょつとした基礎教育と手がかりさえあればね。★そしてこれからの日本人がこういう資料を駆使してとんでもない金融の本を書ける日が来る。その人にこうほざかしてみたい。「ナニ英米の金融を論ずる本を外国人が書いても不思議はない。最初のまとまったイングランド銀行史を書いたのは、イギリス人ではなくて、ギリシャ人だったものね。」こういう暁には、日本の銀行のお偉方が外国へ行って、Acceptance liabilities where stated という文言をみて、「こりゃ一体何のことだ」と言って欧米の銀行家たちをあきれさせた、などということはきつとおこるまい。(この書誌の中の本に関する限り、日本国内の特定のいくつかの図書館に、かなり多くが大事に保存されているであろう。ところがね。日本にある本を、日本の研究者が読もうとすると、得体の知れない苦労をさせられる場合が少なくない。)