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伊達市は、地図でごらんになると、室蘭市のちょっと上に位置する、「比較的温暖で雪の少ない地域、もともと移住者に人気があった」(伊達市長の言)。現在の伊達市長、菊谷秀吉さんが、市長に就任した2002年に「ウエルシーランド(豊かなまち)構想」を打ち出し、「市認定の支援付き高齢者マンションや、高齢者が安く使える相乗りタクシー事業を始めた。官民連携による優良田園住宅も郊外に造成した。」こういった施策が功を奏して、「2007年までは伊達市への転入者が転出者を上回っていた。」
「しかし08年以降、人口の社会増は頭打ちになりました。移住者のニーズに合った住宅が供給できないからです。土地はあっても、宅地造成する企業はリスクを恐れて出てこない。中心市街地に空き家があるのに、郊外で宅地化を進めるわけにはいきません。中心部を再開発し、移住者好みの広い区画に再編して提供できればいいのですが、不在地主の問題があり難しい。それは地方の自治体がどこも抱える問題でしょう。だから、現状のままで再び高齢者を受け入れろと言われても難しいのです。」
これは、北海道新聞7月6日号 9ページ゜に掲載された「月曜討論 高齢者の地方移住促進は可能か」という特集記事の、左側の欄に「人口分散化策とセットで」と題した、伊達市長菊谷秀吉さんからの聞き取り記事から、まとめたものです。「」内は菊谷さんの言葉です。
日本創成会議が言われるように、東京圏の75歳以上の高齢者がそのまま東京圏に居れば、医療介護の施設や人材が不足するのが目に見えているから、受け入れ余力のある地方、例えば北海道に高齢者の移住を促すよう政府に提言した、というわけです。
北海道で「適地」と日本創成会議が指摘するのは、旭川、帯広、及び道東の釧路と北見。そして道南の(伊達市を含む)室蘭、および函館、という6地域である、と。「医療」の「受け入れ余力」を7段階評価して道内「適地」6地域はいずれも「7評価」、「介護」については、室蘭が6、函館が5、旭川、帯広、釧路が4、北見が3という評価であるという。「物価安く、医療・介護に余力」という見出しで、、記事の右側の欄にまとめられています。
そうすると今後は国策上 北海道は、東京圏の高齢者のかなりを引き受けるべく、いま現在どうみても不完全といわざるを得ない医療体制を抜本的に充実してゆくのだということなのでありましょうか。たとえば、札幌市の精神医療体制はいままで存在していたはずの病院が維持できなくなるほど弱っていないか。江別市の公立病院が、正規の医者がみないなくなったと騒いだのはつい数年前の話だ。北海道の産婦人科はどこにいても利用できるようになっているか。(高齢者を招くのだから、産婦人科はいらないというかもしれないが、高齢者をおもてなししている大量の福祉労働者の出産は、どうでもいいというのか。)
伊達市は、数年間の貴重な経験をして、住宅問題という隘路に出あったと言っておられる。そして高齢者移住の前提として、もっと会社が地方に来てくれ、若い労働人口が地方に来てくれ、としておられる。どうしたら会社と労働人口が北海道にくるようになるのか、そういうことと合わせて高齢者問題を考えるというのは、確かにこの問題の正論ですね。
たいへん貴重な特集で、大いに考えさせられます。どうぞ直接に北海道新聞の記事を読んで下さい。
(伊達市には、もうひとつの切口があります。ご存知のようにここは旧伊達藩士が明治維新のさい移住して開いた土地です。3年数ヶ月前に東北大震災があったとき、福島、宮城、岩手3県の被災人口が移住先を求めたときに、伊達市は有力な移住先になったはずだ。確かイチゴの栽培を宮城県から持ち込んだ人もあったはずだが。福島県の海岸線東端に、亘理町がある、これはもと伊達氏亘理藩だとおもうが。)
伊達藩からの北海道移住は、百数十年の年月を隔ててはいるが、北海道移住の目だった話題だが、それだけではない、日本海側諸県から大量の移住者がこの百数十年の間に北海道に渡ってきたわけです。以前新潟大地震があったとき、その安否を気遣う電話が殺到して電話線がパンクしたが、北海道民の10人に1人が電話していたそうで、いかに裏日本と北海道の血のつながりが濃いかが判明したといいます。
移住のお話が、大きくなってしまいました。
私もうかつでした。よくかんがえてみれば、相手が北大の在学生で、身分証明書を提示できるのならば、相手の方と私が、双方のよく知っている(すくなくとも十分に双方が土地勘のある)場所でお会いしてお話すれば、ネット上の取引で一番難しい「相互の人物確認」が簡単に可能なわけです。当方はれっきとした建物を立場にしていて、しかも当方も身分証を提示しましょう。
そして現金決済ではなく、預金口座への振込のような手段をとれば、決済の不安もないと思います。
昔は部屋を探す人の多くが、自転車なぞに乗ってその辺をぐるぐる廻って、格安物件を探しておられたものです。ところが近年は、ほんとうに自分で探す人がすっかり陰を潜め、だれでもかれでもみな仲介会社に駆け込むんですね。
「インターネット」なんて、みなただ読んでいるだけで、そこで何かができると思う人はいない、ともよく言われています。
そうかもしれない、とはおもいますよ。
前回のお知らせで、中島公園散策を紹介しました。
ところで、このすばらしい中島公園に近接しているアパートの一室を、夏の1か月なり2か月なり、超格安でお貸ししますが、日本の本州からひと夏札幌で安い費用の人生を送りたいという人がいませんか。
海外の人で、札幌に1ヶ月か2ヶ月、超格安で生活したいと計画する人がいませんか。
このアパートは、コーポラスろみといって、中央区南9条西7丁目にあります。札幌市内を循環する市電に密接していて、市電「山鼻9条」駅からわずかに徒歩で1分のところにあります。この市電に乗ると数分後に「薄野(すすきの)」に出ます。札幌地下鉄南北線「中島公園」駅まで徒歩8分です。例えば北海道大学に何らかの必要で通う人であれば、このアパートに住んで、中島公園を西から横切って「中島公園駅」に抜けるという通学(通勤)を公園の景色を見ながら毎朝・毎夕行なうのは、たいへん優雅なものだとおもいますよ。地下鉄で北大前に当たる「北12条駅」なり「北18条駅」なりで降りれば3分で北大校門に到達します。1ヶ月の地下鉄通学(通勤)定期券はこの場合6000円ぐらいのものだとおもいますよ。まさか毎日校舎の中にだけいるわけではありますまい。このパスを持っていれば、札幌駅、大通り、薄野、のような要地がすべて路線上にありますし、市電や鉄道やバスとの連絡もたいへんよく、北大前に住む場合との不便を十分に補うとおもいますが。
8.5畳程度の洋室ワンルームを提供できます。(詳しいことは、ルームドクターズ・トップページ左側に「それ以外に紹介できるアパート」として書いてあります。その第2番目に、書いてあります。)
海外から観光などの用事で北海道に来られる方に申し上げます。たとえば、一つの飛行機で北海道にやっていらっしゃつても、次の飛行機、さらにまた次の飛行機とインターバルがとんでいれば、ひとつの航空便から次の航空便の期間札幌に滞在なさるという計画はたちませんか。問題はその期間の滞在費と生活費だろうと思います。それが極めて安く上がるのなら、どうでしょうか。そういう可能性を考えようとおもうのなら、一度当方にご相談下さい。
こういう場合、お互いの信用が大事です。当方がもっとも信用できる人は、ふだんホームページなりブログなりを開いて頑張っている人で、そのホームページなりブログなりの内容が、おのずとその人の身分証明になります。英文・英語ならだいたいわかりますから、接触は英語でお願いしたい。海外のブログやHPの所在という形で示してくださっても良いし、北大に通っていて北大に籍がある人物を仲介にして下さってもいいです。
アイランドコーポから10分歩いて、地下鉄南北線「中の島駅」に着きます。その「中の島駅」からたった一駅乗ると、「幌平橋(ほろひらばし)駅」に着きます。その「幌平橋駅」から地上に出ると、今日のお薦め散策コース「中島公園」。札幌市が誇る巨大な公園で、公園を縦断して北端に着くと、そこがちょうど次の駅「中島公園駅」でした。
実はいま届いた「札幌市報7月号」が「札幌の夏を巡ろう」というタイトルで、第一番に紹介しているのが、この「中島公園」です。札幌市報は中島公園の中の5点だけ、紹介していました。(南から) 以下の記述は、「札幌市報」の文章を借りました。
幌平橋(橋の形がアーチ型で頂上の展望スポットから見る景色が良い。)、
菖蒲池(冬はスケ-トリンクになる。夏はボートで楽しめる。)、
キタラ(大きな音楽専用ホールで、音楽会が催される。中にしゃれたレストランがある。)、
市天文台(都会の中で天体観測ができる。昼は太陽を観望できる。)
八窓庵(小堀遠州の作と伝えられる茶室。外観のみ見学可。国の指定重要文化財。)
今度時間を見て、写真を写し、ブログで紹介してみましょう。皆さん自身が札幌に来て、ある日写してくださるほうがいいんですが。
この中島公園の北の端は、札幌の大きなホテルが集まっている箇所です。
でも、せっかくこの大ホテルに泊まりながら、中島公園の中をゆっくり歩く人がどれほどいますかね。
なお、札幌市発行の「さっぽろみどりマップ 今昔散歩 中島公園・行啓通エリア」という、地図つきのしゃれた小冊子が、私の手元にあります。これを持参して「中島公園」を散策できたら、つごうがいいですね。
その「今昔散歩」では、「中島公園」のことを、次のように紹介しています。
1887年に行なわれた北海道物産共進会場の跡地を、中島遊園地として整備したのが中島公園の始まりです。池の水景や藻岩山への展望を生かした「池泉回遊式庭園」として、1910年に第1期工事が完成し、中島公園と改称されました。現在では、札幌の文化の拠点として、札幌コンサートホール・キタラ・などの施設が集まっています。
老齢者でもいったん生活保護費の受給が確定した人であれば、不動産賃貸での扱いは困りません。
札幌市の場合、老齢の生活保護費受給者の支給される家賃上限は月額3万6000円で、これだと例えば当アイランドコーポの場合で言えば、いちばん高い9.5畳の部屋で、電気、ガス、水道全部つけてその費用が市から支給されますから、困ることはありません。ストーブ、風呂等、まったく困ることはありません。
このまえテレビが地上デジに切り替わったとき、「切り替え用の器具」の無償提供を申し出たら断られました。市から同様のものが供給されると言って。
病院通いでも、かなりの程度はイヤーの使用が許されるようですので、交通費がかからないし、医薬品では困ることがないようです。
ただ、風呂は銭湯にゆくから、バスタブなぞ要らない、と言ったりします。
当館であれば、余分な家財の預りを申し入れたり(かなりあったりしますので)、器具備品の故障が生じたらすぐみてあげたりしています。
しかし総じて生活費受給の老齢者の場合、賃貸側ではとりたてて何の問題もありません。
ときどき「除雪を手伝う」と言ってくれたり、何か建物に異常があるときにはいち早くオーナーに知らせてくれたり、いつもきれいに掃除していたり、世話になっているのはオーナーのほうかも知れません。