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2017-07-28 12:50:00
こういう自然的な健康法を話題にしていると、診療していただいている医師は(むろん西洋医学の先生ですが)、気色ばんで、漢方を極力攻撃なさることもあります。いまの私の先生も、最初お会いしたときに、診察そっちのけでかなり長い時間「漢方観」を披露なさいました。そもそも私がその病院を訪れたのは、身体検査で「診療必要」の指示が出てどうしても行かざるを得なくなったからです。その病院の案内書にはその病院が「漢方でも治療している」と書いてあったのです。(実際そういうお医者さんが一人います。)だから私は最初、漢方治療でお願いできますか、と尋ねたのです。今の私の先生が言われるには、「漢方は決して安価ではない」「漢方にはそもそも標準治療がない・診療する医師による個人差が極端に大きすぎる」「いま国民的治療を担当できる標準治療は西洋医学でしか果たせない」等でした。実に一理も二理もある主張です(しかしそれで西洋医学が神のごときものとなるわけではありますまいが)。私はなおも漢方の機会を求めて、北大の南方にそういう病院があると聞いていて、行ってみました。そして一回で懲りてゆくのをやめた。おそらくたいへん評判の良い病院で、受付の部屋は超満員でしたが、なんとその受付の待合室にいるのはすべて中年のご婦人ばかり。毎回この有様では当方の「ストレス」が大変なものでしょう。その隣に漢方の薬房があったが、その薬房はとても「大衆的」には見えません。「秘薬」という感じです。まあそういうわけで、いまの先生と十数年の付き合いになりました。