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2017-05-09 21:40:00
ブックオフで見つけてきた稲葉篤紀『躍る北の大地』ベースボール・マガジン社新書、2011年を読んでいる。稲葉氏は先年まで北海道日本ハムフアイターズの3番を打つ看板選手だった人。★ところでこの本を読んでいて、この人がたいへん緻密にデータを書き残す人だということに気がついた。「気づいたことはノートにかきとめる」(25-28ページ)のように、相手投手のくせなど、気が付いたことをノートに書きつけて参考にしていたといいます。「自分の考えやアイデアを思いついたら、すぐにノートに書く。書くという行為が大切なのです。書かなければ、人間は忘れてしまうし、逆に書くことで、頭のなかに強く残ります。」(28ページ)と言っておられる。ふだんノートをとるという習慣をもっておられたからこそ、これほど密度の濃い本をお書きになれたのですね。私たちが日本ハムの野球を観戦するうえでも、たいへん参考になることが書かれていました。今後とも折に触れて本書の内容を(日本ハムの試合ぶりとも結びつけながら)ご紹介できるときがありましょう。★今日5/9の日ハム・西武戦は、残念ながら日ハムにいいところはあまりなし。3番近藤と7番岡が打席に戻っていることで、安心しました。さあがんばるぞ日本ハム。
2017-05-08 23:11:00
前項で語った日本国憲法第9条改正の件であるが、私が幼時に歌った宮城県民歌第4番というのは、つぎのとおりである。★新日本の建設に、忍苦の道をきりひらく、意気新たなるわが宮城(みやぎ)、めざす理想のふるさとを、われらこぞりて打建てむ。★宮城県民歌は1946年制定。副題は「かがやく国土」。作詞 遠山徳雄、作曲 福井文彦。(なお戦前の1938年制定の宮城県民歌もある。しかし今日正規の県民歌はこの1946年制定の宮城県民歌である。)★宮城県民歌とウエブで引くと、宮城県民歌に関する情報が記されている。そして「初音ミク」歌うと称する歌声が聞けるので、今日歌ってみたい方はそれで「学んで」欲しい。ただし「初音ミク」が歌うのは、宮城県民歌第1番だけだ。★平和の春のあけぼのに、さきがけ進む輝きの、力あふるるわが宮城(みやぎ)、ここにうるはし人の和の、誠は結ぶ郷土愛。★私がどうして第1番と第4番だけのご紹介にとどめたのか。★ウエブ上に現れる「失われた兵庫県民歌を求めて--1947年制定の県民歌がなぜ存在しないことになったか?」という記事を読んでいただけると、「わかる。」このウエブの筆者が「著作権法に従って兵庫県民歌の第1番と第2番の二つだけしか紹介しない」としているからである。★そして全国の多くの県で1946-7年に県民歌がつくられたこと、これらの県民歌は新しい日本国憲法が「新日本の建設」の礎となることを祝い恒久の平和を寿ぐ歌であること、がわかる。日本国憲法の制定・発布にさいして「あたらしい憲法のはなし」が配布されたことはよく記憶されているが、あたらしい憲法を寿ぐ県民歌が全国のいろいろの県で歌われたことをいま忘れないでいただきたい。★ありていに言うと、当時公式の席で「君が代」が歌われることは稀であった。「軍歌」を歌わず「君が代」もうたわず、当時わが宮城県民は、人が集まるような公式の場でよく「あたかも国歌を歌うように」歌ったのが、この宮城県民歌であった。これが当時の事実上の国歌であった。全国宮城県以外の県ではいかがでしたか。みなさん調べてごらんなさいよ。
2017-05-08 13:04:00
自民党安倍内閣は、憲法第9条に、第3項として自衛隊を正当化する規定を盛る方針だという。日本国憲法のどこを変えようが「憲法改正」になるには間違いないが、とくに日本国憲法「前文」、「第1章天皇」、「第9条戦争放棄」の「三つ巴」の関係に手を入れるような措置は、その精神において「改憲」というレベルではなくて、現日本国憲法に対する「新憲法樹立」の性質をもつものだと申し上げたい。現日本国憲法は、前文にいう「新日本の建設」の礎となるものであり、その「新日本の建設」が、第9条の「戦争放棄」という国民的誓いの「象徴」として、第1条にいう「国民の総意」による、「国民統合の象徴」としての天皇制・戦前とは明らかに一線を画する新天皇制・を定める、という構成を取っている。日本国憲法がよって立つ「国体」は明らかに国民主権の「共和制」であり、しかし日本国憲法成立時の「新日本の建設」という誓いが、「戦争放棄の平和国家」と「そのような誓いの象徴としての天皇制」という二つの重大な「政体」を伴ったものだとおもうのである。私は幼いときに宮城県民として「新日本の建設の」(宮城県民歌)と歌った。当時の学校では「日本は極東のスイスたれ」と教えた。確かにその後の日本史で、あたかも日米安保条約を日本の「政体」とするかのごとき政治が進行した。だからあえて言う。もし第9条に第3項として自衛隊の正当化を「書き加える」措置が、戦後の権力者たちが推進してきた「日米同盟という新たな政体」によって、「戦争放棄とその国民的誓いの象徴としての天皇制」という現日本国憲法の論理を壊すのならば、それは改憲ではなくて、新新憲法の制定である。
2017-05-08 12:43:00
5/7(日曜日)日本ハム、オリックスに惜敗。対オリックス3連戦の成績は、2勝1敗ということで切り上げた。立派な戦績だ。今後の長い戦いを平均して2勝1敗ぐらいで勝ち抜いてゆけば、秋口には首位を伺う形勢に成れるやもしれない。その間に若手をどんどん育ててチームの集団力を上げてゆけばよろしい。これが正攻法中の正攻法であろう。★この間私はまったく大谷の帰趨を想定していなかったよ。もし大谷が蘇れば、驚天動地の日本ハムとなるかもしれぬ。★そして中田の今後の向上も、それほど期待していないよ。4番バッターが「大いなる空虚」ではあっても、チームとしてはその「空虚」に意義があるかもしれない。それに来年度は中田が「出世」してオリックスなり阪神なりに行くことを想定すれば、中田は「空虚」としておいてよろしい。ただ、対オリックス戦では、とくにあてにならないね。昔の陽選手が対ソフトバンク戦でとくにあてにならなかったように。
2017-05-06 23:53:00
5/6土曜日、日本ハムはオリックスに連勝。今日の勝利投手は有原。ロッテに三連勝したあと、オリックスに2連勝しているので、日本ハムの復調は本調子。満身創痍の中でのチームとしての集団力の復調なので、けなげなものである。昨日の対オリックス戦で近藤と中島がケガをし、今日の対オリックス戦ではDH近藤が欠場して(ベンチにはいた)代わりに矢野が近藤同様3番で出場、ショートの中島に代わって同じくショートで石井が9番で出場(中島の休場はしばらく続く由)。勝敗は、5対2で、見事オリックスを圧倒した。★ロッテが日本ハムに3連敗し、パリーグ最下位になってしまって気の毒をした。ロッテの伊東監督は、日本ハムに敗戦した直後、「球団も外国人を含め本気で動いてほしい」と、戦力補充を訴えたという。その気持ちはわからぬではない。しかし昨年の楽天のように外国人強打者を数名まとめて採用してチームを強化するというのが唯一の戦力補充ではあるまい。日本ハムが営々としてやっているように、すでに採用している若い選手たちを急速に成長させてチーム全体の戦力をたえず強化するというのがむしろ正攻法ではあるまいか。現にいま日本ハムが連敗を脱してチームの集団力を回復しているのも、「既成の有名選手だのみ」ではなくて、従来無名の選手をどんどん引き上げているからではなかろうか。★それに「若い選手を引き上げて戦力にしている」わがチームは、試合が後半戦に入って「ロートル」たちがばててきても、チームが見事に生命力をもっているではないか。がんばれ日本ハムファイターズ。