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木曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「終日晴れ」「気温は28度-13度」と「夏っぽくなってきた」。ようやく半袖シャツに慣れてきた。★6月9日、道新1頁「道、大規模接種19日から 札幌で4市65歳以上に」。札幌市の接種ルートは、従来の市町村が行う高齢者接種に、今回始まる厚別区の道・大規模接種、それに8日から申請が始まった職場や大学での接種と、主にこの3ルートで進むのだろうと。★6月9日、道新1頁「道産コーンでバーボン」拝原稔記者。ウイスキーと言えば北海道で従来は大麦から作るモルトウイスキーだけだったが、最近トウモロコシから作る道産グレーンウイスキー(米国のブランドだとバーボンということになる)が25年にも発売にこぎつけそうだという明るいニュース。★今日の道新、昨日の国会党首討論で、五輪開催の是非が話題になったが、首相と野党党首の討論はすれ違いに終わったと。その中で菅氏が言い放った「10‐11月までに国民的接種を行き渡らせる」というセリフが注目される。菅氏特有のブラフか、それとも現実的具体的内容の裏づけあってのことか。例の「1日100万回接種」発言と同じ程度の「精度」だろうとは思うが。
火曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「15時まで晴れ、その後曇り」「気温25度‐12度」。★道新3頁「7月完了 定義曖昧」。高齢者接種の7月末完了と言われているが、この「完了」という意味がたいへんあいまいだという指摘。★27頁「65‐74歳接種券発送 札幌市きょうから16日まで」。従来75歳以上だったものを、65歳以上に対して数日おきに16日まで6回に亘って高年齢順に発送するという。阿部里子記者。★2頁「首相、専門家意見使い分け 緊急事態で重用 五輪で軽視」吉田隆久、田島工幸の両記者。「国民の命と健康を守る」のがオリンピック開催の前提と繰り返す首相。しかし「国民の命と健康を守る」とは何かという、その具体策や基準は示さない。最近日本の国内に頻発する「曖昧」の総本山が、ここではないか。
月曜日・朝方薄曇り・札幌。☆道新天気予報では「午前9時まで曇り、その後15時まで晴れ、15時から18時まで曇り、夜間晴れ」「気温23度‐15度」。
日曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「12時まで晴れ、その後18時まで曇り、その後晴れ」「気温26度‐15度」と、暖かい。★道新1頁「64歳以下時期未定半数 高齢者接種に追われ」。自治体が「従来の秩序」であった「高齢者接種7月末完了」に追われている時、その完了を待たず「64歳以下に接種を広げる」「政府の拙速新秩序」を実行するよう「突如」責められる。ここに起こるてんやわんやが「地方の責任」としてある。この背景には政府の「オリンピック強行方針」がある。この事態の表面の姿は行政の貧困だが、その真の姿は政治の貧困であろう。★道新7頁社説「デジタル賃金 安全性の確保が大前提」。預金金利はスズメの涙だが、その裏腹に送金に課される手数料は堂々の高水準だ。庶民がなんとかこの高い送金料を免れようと、デジタル決済・スマホ決済を検討しようとするのはこれも「人情」。この社説は、企業が社員に対して行う賃金支給を、企業がアプリに入金すれば、企業が従来の銀行口座への振込経費を免れるし、社員も当初から賃金を現金として受け取れるという「便利」が、思わぬ社会的危険につながるのではないのかという警告である。現在は預金保険制度があって銀行倒産に対していわゆる「ペイオフ」という預金保護がある。ところがこの「デジタル決済・スマホ決済」を支える事業者の「金融業者」としての安定性は銀行と比べればお話にもなるまい。この社説が危惧しているのは、賃金がデジタル決済になるということの「社会的帰結」としての社会問題である。しかしこの危惧はじつは賃金支払い以外の送金にも根本的に当てはまる。☆銀行の高い手数料は、送金に伴う金融的社会的安全を、銀行という個体が担保していたために起こっていたことであったのに、いまさらながら思い至る。事の根は深い。