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2021-06-06 08:44:00

日曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「12時まで晴れ、その後18時まで曇り、その後晴れ」「気温26度‐15度」と、暖かい。★道新1頁「64歳以下時期未定半数 高齢者接種に追われ」。自治体が「従来の秩序」であった「高齢者接種7月末完了」に追われている時、その完了を待たず「64歳以下に接種を広げる」「政府の拙速新秩序」を実行するよう「突如」責められる。ここに起こるてんやわんやが「地方の責任」としてある。この背景には政府の「オリンピック強行方針」がある。この事態の表面の姿は行政の貧困だが、その真の姿は政治の貧困であろう。★道新7頁社説「デジタル賃金 安全性の確保が大前提」。預金金利はスズメの涙だが、その裏腹に送金に課される手数料は堂々の高水準だ。庶民がなんとかこの高い送金料を免れようと、デジタル決済・スマホ決済を検討しようとするのはこれも「人情」。この社説は、企業が社員に対して行う賃金支給を、企業がアプリに入金すれば、企業が従来の銀行口座への振込経費を免れるし、社員も当初から賃金を現金として受け取れるという「便利」が、思わぬ社会的危険につながるのではないのかという警告である。現在は預金保険制度があって銀行倒産に対していわゆる「ペイオフ」という預金保護がある。ところがこの「デジタル決済・スマホ決済」を支える事業者の「金融業者」としての安定性は銀行と比べればお話にもなるまい。この社説が危惧しているのは、賃金がデジタル決済になるということの「社会的帰結」としての社会問題である。しかしこの危惧はじつは賃金支払い以外の送金にも根本的に当てはまる。☆銀行の高い手数料は、送金に伴う金融的社会的安全を、銀行という個体が担保していたために起こっていたことであったのに、いまさらながら思い至る。事の根は深い。