インフォメーション

2020-05-25 10:26:00
月曜日・曇り、札幌。★緊急事態宣言、政府は今日全国対象に撤回するようだ。これは一種の賭けだが、世界全体のコロナ対策の大勢の中では、「やつてみるか」という気分。これでうまくゆくのなら、それに越したことはない。頑張ってみようではないか。★いま何気なく読んでいる寺田寅彦随筆集。「断水の日」という一篇。寺田は東京都の住人、たまたま強い地震があり、(それは私が東京に住まうようになって以来覚えないくらい強いものであった。)(まずは明治28年来の地震だということであった。)水道修繕工事はどこかで進んでいる様子であったが、水道の出が非常にわるくなったと。各自で井戸でも掘るしかないのだろうかと。寺田寅彦随筆集第1巻、岩波文庫、1999年第82刷、に所収。この文章が書かれて発表されたのは、大正11年1月、東京・大阪朝日新聞。関東大震災・大正12年の、1年前。この第1巻に描写されている東京都の情景は、関東大震災直前のものであったと痛感。やれやれ世の中は、明日は何が起こるかわからないのだ。しかし頑張って、いま緊急事態解除を迎えよう。★いまBSニュースで、米国政府の広報官が、「米国でたとえ今後第2波があっても、決して国は閉鎖しない」、「予防策の開発など、進めるから安心してよい」、「第1次大戦の時にスペイン風邪が流行ったが、あの時も米国は国を封鎖しなかった」と話している。スペイン風邪というのは、米国が発生源で、欧州に派兵された米国の兵士とともに感染が欧州に移動したと言われているんだが、当時米国は、感染の発生源としての損害賠償などということに、応じたろうか。もっとも当時どの国もそういう請求はしていなかったが。
2020-05-24 09:18:00
日曜日・晴れ、気温の予報は最高19度まで、札幌。★黒川検事長問題は、急転直下、片付いたようだ。しかしこうなると、片付かない問題がまだ残っている。この人物が関与した捜査が、事件が、いまかえりみてどうなのかという件だ。なにしろ東京高検の最高責任者だった人物だから。
2020-05-23 17:14:00
土曜日・晴れ・札幌。★今日はやや風が強い日だった。★道新1頁。「緊急事態全面解除25日濃厚」。残った東京地区も北海道地区も、社会経済活動の段階的開始に踏み切ろうというのだ。こういう気分は、どことなく伝わってくる。★欧米世界は日本から見れば100倍の感染者、死亡者を出していても、「様子が横向きだから」、社会活動の思い切った開放への気分が濃厚だ。★道新6頁「トランプ氏激戦州で経済優先訴え、第2波来ても封鎖しない」。経済が滅びては何にもならないという発想で、結局集団免疫を獲得すればよしんば感染の第2波がきても対抗できる「という政策」さね。★このトランプと同じ考えのブラジルは、最近感染者が激増してついにブラジルは「世界第2位」に上った。こうなっては、私らは、米国、ブラジル、スウエデンの今後を、注意深く見守るしかない。★世界がこのようなとんでもないありさまだから、いきおい日本も、おずおず「緩和」しようという話で、そうおおいばりしないでよろしい。★「中国からの入国制限が遅れたことがよかった...日本の新型コロナ死者数が少ない陰の理由」デイリー新潮、5月23日配信。例のコロナウイールスK型によって日本国内に集団免疫が生じたという仮説を、再度説明している。この件も、様子を見守もろうではないか。5月2日に研究プラットホーム「Cambridge Open Engage」にこの件の論文が掲載されたのを機に、書かれた記事のようだ。もしこれがほんとうなら、これは日本にとってはまさに「かみかぜ神風」であろうよ。たまには明るい記事に和もう。
2020-05-22 10:59:00
東京高検黒川検事長の、麻雀賭博疑惑による辞職は、ネット世界でいま大変広範囲に議論されている。何しろ、行政のトップである総理大臣をすら、捜査・起訴する権限をもつ検事総長職のポストにかかわる話題でもあったから、多くの人々が深刻に懸念したのも当然であった。★賭けマージャン自体が刑法上どのような犯罪になるのか、東京都知事の自粛令違反自体が刑法上どの程度の犯罪になるのか、という具合に考えれば、「騒ぐのがおかしい」という論法も出てくるかもしれない。しかしこれほどの立場にある人物が犯す行為としては破廉恥に過ぎるのだ。★思えば、30年ほど以前、旧大蔵省官僚が風俗店で「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待を受けたということが、どれほど当時の世論を激高させたことか。当時大蔵省官僚は、官僚の鏡で、日本の政治・行政の事実上の指導者とすら思われていた。それがこのノーパンで一挙に世間の支持を失い、旧大蔵省は分割の憂き目にあい、「大蔵省」の神通力は以後暴落した。★今度の件も、おそらく今後、「法務官僚の賭けマージャン」として、旧大蔵省のノーパンと似た事例となるのではないか。ネット上いろんな人間のツイートの中には、これは黒川氏自体は傷つかず、関係者の傷も浅いありようとして、「賭けマージャン」があえて選ばれたという人がいる。しかしもしそうならそれは浅知恵だ。法務高級官僚の全体が貶められることになったのではないか。★それにしても、総理大臣の官邸政治、それにかんする法律も規則も公文書も申し合わせも、なにもない間に、いつのまにか日本の行政の根幹と化した感がある。この「行政の根幹」に対して、検察庁のありようは、現実にほぼ唯一のチェック機構となったのではないか。(会計検査院は、なにやらはっきりしなくなったものね。)だからして、大統領制をとっている韓国と、起こることが何やら似てくるのか。
2020-05-21 17:14:00
木曜日・晴れ・札幌。★道新1頁。「黒川検事長、辞職へ。賭けマージャンか」週刊文春が報じた由。最近の政局に話題の人物が、よもやの不祥事。(ネット世界はいまこの話題で荒れ狂っている。)★アベノマスク、今日届いた。そう大きい型ではない。一世帯2枚。「ああ来たか」という程度の感慨。政府はこれに何十億円使ったのだろう。せめて今より1か月前に来ていれば、もうすこしましな感慨になったろう。
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