ルームドクターズ　札幌

為替相場は、各国通貨の交換相場である。しかし「不時」の際には、為替取引が停まり、為替相場もたたない。このようなときには、ノミナル(名目相場)といって、「リーディングな銀行」が「店頭に相場を掲げる」が、実際にはその相場で広範な為替取引はしない。ただ、緊急事態だから、「限られた金額」の範囲で旅行客などにたいして「交換」に応じる。★わたしは以前、例のニューヨーク9.11テロ事件のさいに、旅行先のオーストラリア・シドニーでこの為替相場「ノミナル・名目相場」に実際に際会した。ただちに通貨交換に困ったわけではないが、旅行会社が「今後の宿泊、交通」の責任はとれないと情けないことを言っていて、弱った。★株式市場も、最後の「トランプ以前」の相場で、以後はこれをノミナル(名目相場)として固定し、市場組織を経ない株式売買のさいの目安とでもすればよかろう。世界の歴史はいろいろなことを用意している。そう心配しなくともいいよ。

土曜日・晴れ・札幌。まことに申し分ない天候である。★道新1ページ。「米、全渡航中止を勧告」。米国が全世界各国とのヒトの往来を断とうとしている。(短期観光だけ除外しているようだが)コロナ対策100兆円の予算を提案しており、米国が100兆円なら日本は30兆円だとの声が日本国内でも聞こえる。ニューヨーク株式市場の暴落は続いており、このさい株式市場を「臨時閉鎖」する方がいいのではなかろうか。★道新3頁。「イタリア死者3400人超、中国上回り世界最多」。コロナ禍は、「世界的」であることを一層明瞭にした。しかも「これから」の感。★道新14ページ。全道ゴルフ場オープンの1面ぶち抜き広告。そうだな。車で少人数の知友がゴルフ場に行って一日プレーする分には、「感染」の恐れは少なかろう。発想を改めて、「過ごし方」も考えたらよい。★こういう機会だ。テレビの「放送大学」など、大いに利用したらよい。今朝は、米国大統領演説を使ったこれからの英語講座の案内をしていた。インターネットの通信講座なども、大いに活用できると思うよ。★ネット上読書会など、限られた知友の間で実行したらいいのではないか。家に逼塞せざるを得ないことを、新しい企画によつて「スペシャル・ライフ」に代えられないだろうか。新たな「デカメロン」を書こうよ。

金曜日(春分の日・休日)・曇り・札幌。昨夜雨が降ったらしい。驚いたことに、近所でかたまりついてどうしようもなく見えた路端の雪の堆積が、今朝見たら大半崩れかかっている。今日一日でほとんど消えるのではあるまいか。もちろん庭の雪などは目立ったところではすでに消滅している。★ニュースで見ていると、いまでは米国国内が、コロナ感染蔓延を防ごうと躍起になっている。やはり米国も免れなかった。★大阪と兵庫の3連休中の往来を極力防ごうとしている。大阪府というものが、それだけ重要だというのだろう。大都会だものね。今や日本国内でも都市間交通が注意されるようになった。

水曜日・快晴・札幌。見事な好天気。温度も10度近くまで行くらしい。★コロナ肺炎流行の時代の経済社会だが、根本的に人間の衣食住を維持している以上、私らのやつている不動産業は、人間の住生活の一端を担うものとして、いつにも増して、大きな責任がある。第一に、オーナーや管理者が疾患しないこと。第二に、賃貸物件内で罹患者を出さないこと。当然の注意をしながら、頑張ろう。

火曜日・曇り・札幌。今日も風がやや出ているが、穏やかな天候。★海外ニュースをみていると、世界の主要国が続々、ヒトの国際移動を事実上禁止する措置を取りだしていると感じる。これでは「グローバルエコノミー」は成立できない。何とかモノの国際移動(貿易)を維持している体制だ。19世紀の姿だな。★株式市場の暴落続きも、実体経済に懸念がある以上は仕方がないことで、制限された実体経済のもとで、信用経済はどの程度収縮・臨時改変・した姿で存続しうるか、社会が知恵を出すときだろう。「キング、オブ、マネー」という聞きなれない言葉がネットに現れたが、国家・中央銀行の発行している「マネー」のみが目下頼れる生活手段だという意味であろう。しかしそうした「マネー」の上に、どの程度の、臨時の信用関係を構築できるだろうか。銀行は、どの程度、信用できるか。この辺に明瞭な回答を見つけておきたいものだ。(むろん国家の貨幣が信用できないときは、国家崩壊が始まっている時になる。)