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単身者の鉄筋コンクリートアパート居住に関して、札幌の場合経費が非常に高くつくのは風呂・暖房・炊事にプロパンガスを使う件です。
鉄筋コンクリートのワンルームで、冬(12‐3月)を過ごす場合には、たとえプロパンガスがどんなに高上がりでも、それを使用せざるを得ません。
冬季に不可欠のストーブにプロパンを使うしかないし、であれば風呂もプロパンでということになります。鉄筋コンクリートの建物は湿気がこもりやすいので、冬季暖房に灯油を使ってはいけません。さもないと部屋の中にどうしても「すがもり」が発生し、衣類家具家財が湿気でぐぢやぐぢやになります。
私がいう「シンプル・ライフ」でも、冬季だけはどうしても、どんなに高くとも、プロパンを使います。だから私は、「夏だけの居住」で計画を建て、冬季は一切住まないか、あるいは極力居住者数を減らす、という方針にしているのです。(それに本州の人は夏季しかいないので)
夏季のプロパン使用は、カセットボンベを使うようお勧めしています。これなら器具も安いし、ボンベも安いので、ぐんと安上がりです。夏季はプロパン契約をしないという方針です。
ただここにひとつ問題があります。使い終わったカセットボンベの始末に困ることです。(そのため、オーナーが処理しますよ、と言い続けてきました。)なぜかというと、従来札幌市では、「使用済みカセットボンベは穴を開けて捨てる」規則だったからです。この「穴を開ける」作業で事故の危険が非常に大きいからでした。
『北海道新聞』8月18日号1ページ゜に、「スプレー缶穴開け不用(死亡火災受け) 札幌市ごみ回収変更へ」という記事が載りました。
清田区で試験的に「使用済みカセットボンベも穴を開けないままで普通ごみとして回収する」ということです。たとえ将来そうなっても当アイランドコーポではオーナーが預って処理する方針ですが、それにしても明るいニュースでした。