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JR北海道が鉄道線路「留萌線」の廃止を検討しているというニュースが6月27日号1ページ、37ページの北海道新聞に載りました。
留萌線というのは、旭川手前の「深川」から日本海岸の「留萌」(るもい)に至り、さらにもう一駅、日本海岸寄りに西側に伸びて「増毛」(ましけ)に至る鉄道線です。(昔は留萌から北へも走っていましたが、廃止されました。) 特に留萌-増毛間の線路を数年内に廃止したいという意向のようです。
この「増毛」という終点駅は、高倉健さんの主演映画「駅」での思い出が残っています。この「増毛」は、札幌から石狩海岸を経て北上してゆく有名な「夕日の海岸線」で、途中に秘湯があります。この「お知らせ」で、札幌から羽幌へのコースとして以前ご紹介しました。この「増毛町」の存在があるので、この「夕日の海岸線」路線の安定がとても保証されています。はやい話増毛町に問い合わせさえすれば、この「夕日の海岸線」がいまどんな交通状態にあるか、すぐわかるでしょう。
私はふるさと納税で増毛町からブドウとプルーンをいただいたことがあり、そのとき増毛町は町内地図を同封してくださいました。その町内地図は、増毛町のプレゼントが町内のどの店で製造・販売されているかを示している地図でしたが、私は以前札幌から日本海岸経由でこの町に入ったときの道路のことを思い出していました。
いま日本の(北海道もですが)置かれた状況は、残念ながら製造工業が大発展して日本の国運を発展させるという従来当然の感覚に全てを掛けることは出来ないでしょう。残念ながら、日本以外の国の方が日本より経済発展し、日本はますます観光が国の柱になろうとしているように思えてならないのです。
そういうときに、観光資源を潰して、どうなりますか。
本州でさえ、こういわざるをえないのに、ましてや北海道は、どうでしょうか。
それとも観光以外に、北海道になにか大産業があるというのなら、それはどんな大産業ですかと伺いたい。