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2025-07-27 10:13:00
もともとの法案の趣旨は、第二次大戦敗戦後、米国が対日援助を行ったが、そのさいにその資金の運用に際して、日本側に入金した資金を積み立てて、日本政府の日本復興援助に用いる会計という事だったろうが、反対に日本から米国には資金供与が必要になった際に、「見返り資金」として支出するルートになったものと思う。/今米国の政治・経済が「老朽化」して、緊急のカンフル注射が必要になったものと理解すれば、戦後80年の全体を思いやって、いま対米援助資金の供与を行うというのは、歴史的に考えられないことではない。おなじ理屈がEUにも韓国にも当てはまろう。/ただ政治的ルールとしては、もっとちゃんとした流儀があるはずだ。/それにしても私個人は、忸怩たるものがある。敗戦後の食糧難の時期、米国からガリオア資金・エロア資金という復興援助を得たことは有難かった。緊急食糧援助物資の配給が有難かった。小学校ではガリオアだったか、エロアだったかの「援助をくださってありがとう」という作文を書くように命じられた。ところでこれらの資金はもらいぱなしではなくて、その後日本政府はずいぶん返還したと聞いているが、詳しい話は知らぬ。いまもし対米復興援助資金80兆円を国民的に支出するのなら、トランプ支持の岩盤層の子弟たちに「日本人よ、ありがとう」という手紙を書いてもらってもいいぐらいのものだ。