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2025-07-16 12:13:00
私、選挙活動を見ていて、図らずもこう感じた。ひょっとしていま日本は、「内向き」の大多数の日本人と、「外向き」の「選良日本人たち」に、大きく分岐しようとしているのではなかろうかと。選挙に現れる「政治」は、すっかり内向きの日本人の姿である。いわば「鎖国日本」だ。/図らずも感じるには、これまた一大国策かもしれない。偉大なる経済大国、モノづくりの伝統を背負った偉大なる工業大国、経済政策至上の国家、として諸大国と張り合う覇権国の姿で考える限り、泥沼の権謀術策が待っている。反面、もし欧州の「経済力が一流ではない国」たとえば、スペインやイタリアや(ないしはスイスやオランダあたり)を想定するなら、ぐんと「内向き」でよろしい。「豊葦原の瑞穂の国」よろしく、農業・工業国家で持続して、「国民ひとりひとりがなんとか食ってゆける国」をイメージするのも、悪くはない。そして「選良日本人たち」きっとその中には今の政府要員、自民党と公明党の党員、一流の経済人たち、一流の専門家たち、その他の偉い人たちがみな入るだろう・どこかお好みの他国で頑張っていただく。どうせ日本も住みにくくなったし、人口が減った方がやりよかろう。どうですか、このイメージ。/ちなみに私は日本に残らせていただく。教育勅語がそらで言えるのであれば、「政治を考える最低限の生活のゆとり」を保障してくださるのであれば、こんな気楽な国はない。ひとたび海を越えれば、日本のエリートなぞひとたまりもない苦難が待っていると知っているので。