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2025-07-14 05:18:00
7/13 19:40 Newsweek 日本版 配信。国際ジャーナリスト 小田敏弘氏の執筆。「『これが自衛ですか? これは戦争犯罪です』...パレスチナ大使が語ったイスラエルとの葛藤にハマスへの思い」。〈パレスチナの立場から見たイスラエルとハマスの軍事衝突の「現実」と「本音」とは。駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム大使インタビュー〉/この長文のインタビュー記事は、現在人道危機下にあるガザについて、パレスチナ側の偽らざる気持ちを述べている。ご参考に供したい。/同じ筆者の山田敏弘氏は、過日、イスラエルがイランを攻撃したことについてのイスラエル側の偽らざる気持ちを、駐日イスラエル大使にインタビューして聞いており、このインタビュー記事が、パレスチナ側のインタビュー記事の成り立つ直接のきっかけになったという縁がある。こちらもぜひご参考に供したい。前半がイラン攻撃の事情、後半がガザ攻撃の事情である。6/25 Newsweek 日本版配信。「ナチスによる悲劇を『繰り返すわけにはいかない』イスラエル大使が語ったイラン攻撃の狙いと成果」。/ごらんのようにナチスによるユダヤ人大虐殺を語り、第1次大戦終結時にさかのぼる欧州のユダヤ人敵視の歴史に言及している。/つまり、事はイスラエル建国とイスラエルとアラブ諸国の対立以前に胚胎していることを述べている。/さてこうなると、キリスト教国なら、あるいはイスラム教国なら、ツーカーで事態の背景が「常識?」なのかもしれないが、わが日本と日本人は「非常識」をかこつほかない。しかし知らずにすませるというわけにはゆかないようだ。まったく別の機縁で、いま私は、欧州を亡命して米国にきた故人、ハンナ・アーレント女史の思想を、「全体主義の起源」や「人間の条件」などの女史の著書を手掛かりに考えている。たいへんに難解な思想である。直接の動機は、現在のトランプ氏の米国は、あたらしい「全体主義」ではないかという強い疑いを持ったからだ。ハンナ・アーレント女史の思想は、西欧の市民革命期にさかのぼって、ここで築かれたという「民主主義」には実は大きな「偏り」があったのではないかとしている。「ユダヤ人とは何か」ということが歴史的に徹底して論じられている。ハンナ氏自身もユダヤ人である。彼女の狙いは人類の現在と将来を憂えることにあるのが明白。